昭和9年東京朝日新聞第20局

開始日時：1934/06/16
棋戦：その他の棋戦
戦型：三間飛車
消費時間：▲063△059
手合割：香落ち　
下手：飯塚勘一郎
上手：宮松関三郎

持ち時間：9時間
*放映日：1934/06/16-24
*棋戦詳細：高段棋戦（東京朝日新聞）平香交香落番
*「飯塚勘一郎六段」vs「宮松関三郎七段」
△３四歩 ▲７六歩 △４四歩 ▲２六歩 △３三角 ▲２五歩
△３二銀 ▲１六歩 △４三銀 ▲１五歩 △３五歩 ▲４八銀
△３二飛 ▲４六歩 △６二玉 ▲６八玉 △７二玉 ▲７八玉
△３四銀 ▲９六歩 △９四歩 ▲５八金右 △５二金左 ▲５六歩
△６四歩 ▲６八銀 △５四歩 ▲５七銀左 △８二玉 ▲４五歩
△同　銀 ▲１四歩 △同　歩 ▲同　香 △３四銀 ▲１三歩
△１一歩 ▲１八飛 △２五銀 ▲１二歩成 △同　歩 ▲同香成
△１七歩 ▲同　飛 △１六歩 ▲２七飛 △１二飛 ▲２五飛
△２四歩 ▲３五飛 △３四歩 ▲同　飛 △１七歩成 ▲２三銀
△１五飛 ▲２二歩 △２七と ▲２一歩成 △４三金 ▲３六飛
△１八飛成 ▲３四銀成 △同　金 ▲同　飛 △３二香 ▲２二と
△４三銀 ▲３二と △３四銀 ▲３三と △３五銀 ▲８六香
△７二銀 ▲３四と △３八と ▲３五と △４八と ▲同　銀
△２九龍 ▲９五歩 △同　歩 ▲９三歩 △同　香 ▲９四歩
△同　香 ▲９三歩 △同　桂 ▲６六角 △８一桂 ▲４四角
△４三歩 ▲６二銀 △同　金 ▲同角成 △７一銀 ▲９一角
*掲載譜は▲９一銀打。銀が足りない。
*92手目▲７一角打（△同金▲９一銀△同玉▲７一角成△６九龍▲同玉まで）の誤りではないか。
△同　玉 ▲７一馬 △６九龍 ▲同　玉
まで100手で下手の勝ち
投了図はないが24日にはそのまま進むと銀が足りなくなる△９三同桂までの途中図が掲載されている。解説でも▲６二銀打や▲９一銀上に触れており、関根名人の一言でも、▲６二銀打からの寄せにはアマチュアの参考になる味がある、と誉めており、どこかで先手が銀をもう一枚入手する手順が抜けているのかも知れないと思わせる。