大正九年東京朝日新聞第45局

2006-10-30 17:04:04 | 棋譜
開始日時:1920/09/26
棋戦:その他の棋戦
戦型:三間飛車
手合割:角落ち 
下手:根岸 勇
上手:金易二郎

場所:東京市麹町区平河町「関根将棋所」
*放映日:1920/09/26-30
*棋戦詳細:(東朝)高段勝継特選将棋
*「根岸 勇二段」vs「金易二郎七段」
△6二銀 ▲7六歩 △6四歩 ▲6六歩 △5四歩 ▲5六歩
△8四歩 ▲7八銀 △9四歩 ▲9六歩 △7二金 ▲6七銀
△8五歩 ▲7七角 △8三金 ▲7八飛 △8四金 ▲4八玉
△6三銀 ▲3八玉 △4二銀 ▲5八金左 △5三銀 ▲2八玉
△5二玉 ▲3八銀 △4四歩 ▲4六歩 △4三玉 ▲3六歩
△3四歩 ▲2六歩 △2四歩 ▲5九角 △7四歩 ▲2七銀
△4二金 ▲3八金 △1四歩 ▲1六歩 △7二飛 ▲4八角
△7五歩 ▲6五歩 △同 歩 ▲7五歩 △7四歩 ▲7六銀
△7五歩 ▲同 銀 △同 金 ▲同 飛 △同 飛 ▲同 角
△7八飛 ▲5三角成 △同 玉 ▲5一飛 △5二金 ▲6九金
△5八飛成 ▲5二飛成 △同 銀 ▲5八金 △8八飛 ▲5九金打
△8九飛成 ▲8三飛 △7三歩 ▲8一飛成 △6六桂 ▲8二龍
△7九龍 ▲7六歩 △同 龍 ▲6八金寄 △7四龍 ▲3七桂
△4三銀打 ▲7七歩 △2五歩 ▲同 歩 △3五歩 ▲6二銀
△6三玉 ▲6四歩 △同 龍 ▲7六桂 △7五龍 ▲7三銀成
△同 龍 ▲6四歩 △7四玉 ▲9一龍 △2六歩 ▲9四龍
△7五玉 ▲2六銀 △3六歩 ▲9一龍 △7一歩 ▲2四香
△1三桂 ▲2三香成 △8二銀 ▲9五龍 △9三銀 ▲8六歩
△9四金 ▲1三成香 △3七歩成 ▲同 銀 △2七歩 ▲同 金
△3五桂 ▲6七桂 △7四玉 ▲4八金 △9五金 ▲同 歩
△2七桂成 ▲同 玉 △2九飛 ▲1八玉 △9九飛成 ▲9四歩
△同 銀 ▲7五金 △8三玉 ▲6三歩成 △同 銀 ▲6九歩
△3六歩 ▲同 銀 △2六香 ▲1七玉 △3九角 ▲2六玉
△4八角成 ▲3七歩 △3五歩 ▲同 玉 △1三香 ▲3四香
△2三金 ▲2六桂 △2一香 ▲4五歩 △3四銀 ▲同 桂
△同 金 ▲同 玉 △3一香
まで153手で上手の勝ち

増川宏一の失敗

2006-10-30 01:27:43 | 将棋
 『持駒使用の謎』を読んだ当時、私はかなりカリカリ来ていたが、増川の謝罪広告も出たことだしサクッと。
 木村義徳のとんでも研究に勢いをつけたのは増川。2000年~2001年、歴史畑の人間と思われている増川が真正面からむきになって批判したことで、何となく、本物なのかしら、という雰囲気を与えてしまった。プロの競技者の私論であるために、回りが妙に権威を認めてしまった点には同情するが。せいぜい大内の見解と同じ程度の扱いに留めて、放置して置くべきだった。
 木村の方はアマチュアだし仕方ない。

将棋博物館の廃止

2006-10-30 01:07:44 | 将棋
 一瞬、将棋会館の廃止とか書いていた。
 もう皆さん御存知と思いますが、将棋博物館の閉館が決定。関西将棋会館の公式のお知らせはこちら。神崎健二七段の愚痴はこちら。神崎七段は孤軍奮闘ながら、よく発言されたと思います。パチパチ。大多数のプロ棋士は興味がないわけですし、お金にもならないのですから、手放すのも致し方なしです。神崎七段には、史料の散逸・破損の起こらぬように今後も監視を続けていただきたい(写真の蒔絵盤の傷が気になる…)。連盟は単なるプロ棋士の互助会、伝統文化の守護者としての役割を果して欲しいなどといった、過大な期待は禁物です(自戒)。以前書いたのも手放すのが前提ですしね、ええ、納得してますとも。
 アマチュア普及についても、連盟以外のコアができていれば一番良かったのですが、結局うまくいかなかったのは、将棋自体の生命力が足りないのかも知れません。