good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「インサイダー」

2012-10-29 00:52:35 | ラッセル・クロウ
評価:★★★☆

ストーリー(Yahoo!映画より)
人気報道番組のプロデューサー、バーグマンのもとに匿名の書類が届けられる。それは、あるタバコメーカーの
極秘ファイルだった。彼はその書類の意味を探るうち、ワイガンドという人物に行き当たるが・・・.

マイケル・マン監督
アル・パチーノ、ラッセル・クロウ、クリストファー・プラマー他出演

「インサイダー」を見た。
ラッセル・クロウが出てることくらいしか知らずに見たけど、マイケル・マン監督だと知ったときには、
ダメかも?と思ったよ(^_^;)  苦手意識が強いのです(コラテラルとパブリック・エネミーズしか見てないけど)。
でも大丈夫だった。面白かったよ。

タバコ会社を解雇された元重役がタバコの害を証言することになり、タバコ会社から様々な妨害がされる。
途中までは完全に内部告発者のラッセル・クロウ主役な感じだったけど、最後あたりはラッセル・クロウは
退場気味で、テレビ局プロデューサーのアル・パチーノが主役だった。

CBS本社がタバコ会社からの訴訟を恐れて、内部告発者のインタビューの放送をしないように圧力をかけ、
それに屈する上司たち、情報提供者を守ると約束したことを守るため、また、ジャーナリズムを守るためにも
他社に内部事情を漏洩する方法を取るプロデューサー、という最後の盛り上がりが熱かった!

信頼と責任を描いた物語でした。

ラッセル・クロウはこのとき35歳くらい?
髪を白くして、実年齢よりかなり上の役柄をこなしたんだね。

ラッセル・クロウの役は日本に赴任したことがあり、日本語をしゃべれるという設定だったんだけど、
日本料理店でいきなり「それじゃ、シシャモと~天ぷら定食2つ。それとお酒もう1本」と注文して
びっくりした(笑)。
あと店員に「お姉さん!」と呼びかけたり(笑)。
外国人が予期せずに流暢な日本語しゃべると、なんかおかしくて笑ってしまう。

タバコ会社怖い(ノ△T)
誰か死ぬんじゃないかとヒヤヒヤした。

途中、ミシシッピ州の裁判所での宣誓証言のときの弁護士同士のやり取りも面白かった。
アメリカの司法制度がいろいろ分からないんだけど…。
タバコ会社が退職した人間と結んだ秘密保持契約があって、あちこちの裁判所に秘密開示禁止命令の申立てみたいな
ことをして、ケンタッキー州だかどこかの裁判所が秘密開示禁止命令を出したけど、ミシシッピ州の裁判所はそれを
出さなかった。
ラッセル・クロウはミシシッピ州の裁判所で行なわれているタバコ訴訟(タバコで病気になったことによる
損害賠償請求?)において、タバコの害について宣誓証言をすることになるけど、
それはケンタッキー州?では禁止命令に違反するわけで、捕まって懲役刑になるかもしれない?みたいな状況に
追い込まれて悩む。
その宣誓証言の場で、タバコ会社側の弁護士が「命令に従って何も証言するな」と言い、タバコ会社を訴えた側の
弁護士が相手方弁護士に「にやにやするな!」と一喝するのにしびれる。

タバコ訴訟で1本映画ができるよね。というかあるのかな?見たい。
と思ってちょっとググった限りでは、この映画くらいなのかな…。結構面白かった覚えのある「ニューオーリンズ・
トライアル」は映画では銃会社に対する訴訟だけど、原作はタバコ会社に対する訴訟だったんだね。
タバコ訴訟じゃないけど、タバコ関係で「サンキュー・スモーキング」も面白かったなぁ。
「ニューオーリンズ・トライアル」「サンキュー・スモーキング」見直したい。
録画は溜まる一方なのに、一度見た映画も見直したいという困った状況
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする