good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「評決」(BS)

2010-12-21 23:30:19 | 映画
評価:★★★

ストーリー(Yahoo!映画)
酒びたりの日々を送る弁護士が、ある訴訟をきっかけに再び真実と正義を問いただすようになるまでを描く
法廷ドラマ。主人公ギャルビンは新聞の死亡欄から裁判になりそうな事件を見つけては、葬儀に紛れ込んで
依頼を受けようとするまでに落魄れた毎日を送っていた。そこに医療ミスで植物人間にされた患者の弁護の
仕事がやってくる。始めは金になりそうと言うだけで引き受けたが、調査を進める内に再び弁護士魂に火が点り、
法廷に立ち上がるのだが……。

シドニー・ルメット監督
ポール・ニューマン、シャーロット・ランプリング、ジェームズ・メイソン他出演

「評価」を見た。

裁判官が高圧的、強権的、明らかに不公平でイライラした。
最後に陪審が下した原告勝訴の評決を、その裁判官がひっくり返すんじゃないかと心配したよ。

「グッド・ワイフ」でも妙に裁判官はみんなフランクで、それでいて強権的だけど、
アメリカの裁判官てみんなこんななのかな~。
フィクションはフィクションだし、現実とは違うか。

依頼者の意向を確認せず、突然目覚めた自分の正義感のために、勝手に示談の話を蹴る時点で、
主人公にまったく共感できなくなって、その後見るのが結構苦しかった。
あそこは、ちゃんと事前に依頼者と話して、説得して承諾を得てから訴訟に進む、という形に
してほしかったなぁ。
相手方からも依頼者からも追いつめられて、主人公が窮地に陥る姿も見せたかったのだろうから、
話の都合で仕方ないとは分かるんだけどさ~。
怒った依頼者から「弁護士資格も剥奪できると聞いたぞ!」と抗議される場面で、身が縮む思いがしたよ。

しかも被告代理人弁護士は、適確に先手を打って来て、主人公の弁護活動は失敗続きなので、
見ていて、結構ストレスが溜まる。
最後には、ご都合主義的などんでん返しで、主人公側の勝訴で終わるんだけどね。
あの証言を排除されても原告勝訴って、さすが陪審。職業裁判官だったら、原告敗訴のような…。

被告代理人弁護士すごいなー、有能だなー、かっこいいなー、と、普通の観客とは違う視点で
見てたよ(^^;)

この映画、正しくは、主人公の落ちぶれた姿にわびしさを感じ、正義感に立ち上がったことに胸を熱くし、
窮地に陥って苦しむのを応援し、最後の弁論にグッと感動するものだよね。
序盤で共感しなくなっちゃって、ごめんなさい。

最後に主人公はヒロインからの電話に出るのかな?

ポール・ニューマンとトム・クルーズって似てるよね。
コメント
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