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good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「インセプション」(吹替え版)(WOWOW)

2011-06-18 17:44:08 | クリストファー・ノーラン監督
WOWOWで「インセプション」吹替え版を見た。

やっぱり面白いね~。
途中居眠りしながら見てたけど(^_^;)

マリオン・コティヤールの吹き替えが苦手。
本人の声はかわいらしいのに、吹き替えは色気がありすぎるというか、貫禄があるというか、
年食ってるというか…。
あと渡辺謙は本人が吹き替えてるのに、なぜか違和感がある(笑)。

夢の中のモルの言動はコブの意識を反映しているわけで、コブの罪悪感を思うと胸が痛むよ。

詳しい感想は劇場で見たときにたくさん書いたので、もう書くことない(^_^;)

2010年の〆は「インセプション」

2010-12-31 15:59:12 | クリストファー・ノーラン監督
今年の〆は「インセプション」ブルーレイになりましたわ。
夜、他の映画をさらに見られたら良いけど…。
レンタルしたLAコンフィデンシャル、ドクターハウス、買ったインセプション、録画したミレニアム
ドラゴンタトゥーの女、ワルキューレ、ナルニア第2章を持参して帰省しております。
結局ほとんど見ずに終わりそう…。

インセプション面白かった。
劇場で何度も見て、ブログでも既に感想をたくさん書いております。

インセプションはコブ救済物語だったねー。
サイトーはとばっちりで大変な目に…(ノ△T)
ユスフの孤軍奮闘ぶりに笑ってしまう。

途中吹替えにしてみたら、吹替えの人の声が似たように聞こえて分かりづらかった…。
あとコブがアーサーに下調べ足りないんだよ!と逆ギレしたり、モル飛び降りてジーザス
クライスト!なシーンとか、叫ぶところが、やっぱり吹替えだといまいちなんだよね~。
字幕で何度も見てるから、吹替えはやっぱりちょっと気持ち悪い(^_^;)
なぜか本人吹替えの渡辺謙が一番違和感ある…。

「インセプション」6回目

2010-08-28 00:54:35 | クリストファー・ノーラン監督
「インセプション」6回目見て来た。
今回も良い現実逃避をさせてもらいました。
疲れ気味だったから、雪山でちょっと第1層に落ちたりしてた…。

初めの頃は音楽が耳に入ってなかったなぁとしみじみ思った。
サントラに収録されてない曲もあるような…?

新幹線のところの雇われ少年の位置を把握しようとしたけど、良く分からなかった。

最後の飛行機から空港、自宅のシーン好きだな~。

エンドロールでタイトルが3回も出るのはなんでだろうね。

アーサー大人気みたいだけど、私は自己中大迷惑主人公のコブが好きだよ。

「インセプション」5回目

2010-08-08 10:36:43 | クリストファー・ノーラン監督
昨日「インセプション」5回目見て来た。
どんだけ暇なんですか。
これでもまだ「インセプション」は大好きなわけじゃないと思ってる。
見てる間に現実逃避しやすい映画は良いわ~←辛い現実を過ごしてるみたいな顔をしてみる。

5回目は、再びコブの指輪チェック。でも最後は指が映らない…。
コブはモルや義父からはドムと呼ばれているのを確認(Wikiにも書かれてるけど、コブはドム・コブ)。
イームスも、ミスター・イームスと言われてるから、多分イームスがファミリーネーム。
モンバサでコブと飲んでるときイームスが食べてるのはナッツ類だけど、何かまでは良く分からず。

この辺を確認したかったのです。

あと、新幹線のシーンでは、雇われ少年とディカプリオは別撮りで、一緒には映らない、
コブが札束投げた方向は少年のいるはずの方向とは違うような…。
というか、そもそもあそこには4席しかないのに、人間5人いるけど、あの少年はよそから来たのか…。
また新しい確認点が出来た(笑)。
ホテル屋上のヘリの場面では、サイトー側の窓だけ雨が降ってた。

こういう、ストーリーには関係ないところばかり気にしてる。

最後のシーンをTimeで締めて、Dream Is Collapsingのジョニー・マーのギターと一緒にタイトルが
バーン!と出るのがかっこいい。

ツイッターに書いたことをまとめてみただけでした…。

「フォロウィング」

2010-08-02 23:55:24 | クリストファー・ノーラン監督
評価:★★

ストーリー(Yahoo!映画より)
作家志望の男ビルは、創作のヒントを得るため、通りすがりの人々のあとをつける行為を繰り返していた。
ある日、ビルがいつものように男をつけていると、尾行していることがその男、コッブにバレてしまう。
だが、コッブもまた、他人のアパートに不法に侵入し、私生活を覗き見る行為に取りつかれていた。ビルは
次第にコッブに感化されていく。数日後、ビルはコッブと二人で侵入したアパートで見た写真の女性に
興味を抱く。
やがて、彼女の尾行を始めるビルだったが、その日を境に、彼は思わぬ事件に巻き込まれていく……。

クリストファー・ノーラン監督のデビュー作「フォロウィング」を見た。
1時間ちょっとというコンパクトさは良かった。
時間を行き来させて観客を混乱させ、最後に全貌が分かるする、というパズル的なストーリーは好きじゃない。
最後にそうだったのか!と分かる爽快感!と言われても、そういう爽快感を感じないから、楽しくない。
フィルム・ノワールも苦手。
全部個人的な趣味の問題だけど、やっぱり私はノーラン監督が苦手なのかもしれない。

もしの夢の世界にtwitterがあったなら

2010-08-01 17:40:40 | クリストファー・ノーラン監督
久々に大笑いさせてもらった。
それぞれのキャラを良く把握して、うまく作ってるなぁ。
インセプションへの深い理解と愛情を感じて幸せ(笑)。

「インセプション」見てないと分からないし、ネタバレあるのでご注意!

【※インセプション猛烈ねたばれ注意】もしも夢の世界にtwitterがあったなら

「インセプション」についていくつか

2010-07-25 18:21:54 | クリストファー・ノーラン監督
「インセプション」について、ネットで色々見てると、みなさん色々考察していてすごいなぁ、と思う。
私なんか大して疑問にも思わず、分かった気になってるけど、これはどうなんだ、あれはどうなんだ、と
人が疑問を呈しているのを読んで、初めてそこに疑問を感じるべきなのか、と知る始末。
いかに何も考えずに見ているかがバレる(笑)。

ネタバレあります。








1 第3層(雪山)での要塞爆破は何のために必要なのか?
2 コブが虚無に落ちたサイトーと巡り会うことが可能なのか?
3 最後に出て来た子どもたちは成長しているか?(最後は現実か、夢か)
そのあたりが主な疑問点なのかな?

1は、夢の中の人間を起こす(上の階層に戻す)ためには、上の階層からのキックが必要だけど、第3層から
落ちたロバートやコブ、アリアドネは単純に第4層に行ったのではなく、虚無に落ちたはずで、
虚無から戻るには虚無で自殺(他殺もいいのか?)すれば良くて、第3層からのキックは必要ないから、
要塞爆破による落下も不要じゃないか、という疑問なのかな。
上層階とのキックの連動で、虚無にいる人たちにキックを知らせるためとか…??
雪山パートは全部必要ないんじゃないのか、という感想の人が多くて、ちょっと監督やキャスト・スタッフに
同情したり…。
結構あの撮影は大変そうじゃん。
そのわりに景色は真っ白だし、キャストはゴーグルしてて誰が誰やらだけど…。


2は、虚無というのがいまいちハッキリしてないから、虚無でコブがサイトーを見つけ出せるのかはなんとも…。
虚無は、夢と違って、あの夢共有マシンを使わなくても、誰もが同じ世界につくということなんだっけ。
集合意識みたいな…。
同じ世界に落ちたのでなければ、コブがサイトーを見つけ出せるはずがないので、同じ世界ということ
なんだろう。←なんて適当な(笑)。

子どもたちが成長しているかどうかは、はっきりしないけど、コブが夢に見ていた姿とそれほど変わらず、
服装も同じように見える。
でも、コブが最後に子どもたちと会ってから、それほど時間が経っていないかもしれないから、子どもたちの
姿かたちがあまり変わってなくてもおかしくはない。

私は映画について、そういうものなんだろう、と思ってしまう適当な人間なので、あまり矛盾とか疑問とか
考えないんだよね…。
発展性がない…。

ディカプリオは、ちょっと浮いてたかもしれない。
他のメンバーに比べて、コブはあまりプロフェッショナルな感じがしないんだよね。
それはディカプリオの演技のせいというより、脚本のせいかもしれないけど。
ディカプリオは、やっぱり相当華のある役者で、一人で世界を作れてしまうと思うので、合わない作品だと
その映画自体をぶち壊しそう。
今回、ディカプリオのせいでこの映画がおかしくなったりはしてないけど、どうも他の役者とはカラーが
違っていたような…。
(その後ツイッターで、ノーラン監督がディカプリオにはあまり興味がなさげ、という人のツイートを読んで、
それがディカプリオの違和感の原因かもしれないと納得気味)
そして、やっぱりディカプリオは童顔だねぇ。パンフレットの最後の?写真なんか、ほんとかわいい顔で、
ちょっとかわいそうな気がした。
生まれ持った顔はどうにもならないんだけどね。

あと、やっぱりノーラン監督は女優を輝かせないよね。今回はそれほどでもなかったけど。
男優は魅力的に撮るのにねー。

「インセプション」3回目(ネタバレ)

2010-07-24 15:00:54 | クリストファー・ノーラン監督
「インセプション」3回目見てきた。
あまりガツーンと来てないとか言いつつ、はやばや3回目(笑)。
しかも平日より苦もなく早起きして、朝一の回を見た。
3回目なのに、148分という長さを感じさせない面白さだった。

ネタバレあるので、注意してください。









序盤でコブ(ディカプリオ)の「列車は嫌いだ」という台詞に苦笑い。
コブは以前、妻を現実に戻らせるために虚無世界で自殺するときに、二人並んで線路に横たわり、
列車に轢かれるという方法を取ったことがあって、そりゃあ列車嫌いにもなるよねぇ。
この轢かれるシーンも怖いし、だいたいモル(コティヤール)が出てるシーンは怖かった。
コブとイチャイチャしていて、アリアドネ(エレン・ペイジ)に気づいて視線を向けるところや、
エレベーターで取り乱してるところとか、ホ、ホラー…。
乱れた髪の間から見上げる目が怖い怖い怖い。

アーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は第2層で、一人で黙々と頑張ってたね~。
台詞なしで、いつもきりっとした顔で、黙々と作業をこなして、かっこよかったよ。
三揃えのスーツが似合ってていいね。
もう少し、背景や、コブとの関係を描いてくれると、深みが出てもっと良かったのに。

ロバート(キリアン・マーフィー)の父子の和解は、そこだけ見ると感動的だけど、あれ全部
作り物だから、気の毒。
父親に失望されていた、と思っているより、他人に植え付けられたものであっても、父親は息子が
父親を真似ることに失望していた(自分の道を進めば失望されない)、と思えた方が幸せなのかなー。

全然作品に関係ないんだけど、ロバートの写真が出たとき、バットマン・ビギンズやダークナイトの
ブルース(クリスチャン・ベール)を思い出し、それはイケメン御曹司っぽい髪型とスーツのせいで、
やっぱり髪型とか重要だな~と実感。

最後は、コマの軸がぶれているのを確認して安心した。
きっとコマは倒れるから、あれは現実なんだろう。
と思いつつ、でもやっぱり色々変な感じもするから、どうなのかな~。
パリにいた義父(マイケル・ケイン)がアメリカに帰国したコブを迎えるのはおかしくないか、
子どもたちと一緒に暮らしているはずの義母?実母?が最後に出てこないのはおかしくないか、
子どもたちはコブの記憶している姿と変化がないように見えるのはおかしくないか…。
まあ、義父には事前に連絡しておいて来てもらったのかもしれないし、義母か実母はたまたま
いないだけかもしれないし、子どもの成長については、コブが子どもと別れてから時間があまり
経っていないのかもしれないわけで、それほどおかしくないのか。

夢の中でだけコブが指輪をしているとネットで読み、それを確認しようと思っていたのに、肝心の
最後のあたりではそんなことはすっかり忘れていた…。がっくり。

ディカプリオはシャッターアイランドでもインセプションでも(見てないけど、レボリューショナリー・
ロードでも?)、妻や家族のことで苦悩する役で大変だねぇ。
シャッターアイランドで湖に沈められた3人の子どもを見つけて「オーマイゴッド!オーマイゴッド!」、
今回は目の前で妻に飛び降り自殺されて「ジーザス・クライスト!!」…。
痛々しい…。

3回目にして、やっと音楽が良いように思えた。
けど、サントラがほしいほどじゃないのが残念。

渡辺謙以外は聞き取りやすい英語だった気がするので、字幕になってない台詞も結構意味が取れたような…。
もちろん気のせいだけど(笑)。
一度吹き替えで見てみようかなぁ。
こういう情報量の多い映画は吹き替えの方が本当は理解しやすいのだろうけど、劇場で吹き替えを
見るのはいまいち気が進まない。

「インセプション」でガクブル(ネタバレ)

2010-07-20 20:32:48 | クリストファー・ノーラン監督
「インセプション」についてネットで人様の考察を見て、色々余計な想像をしたら、
ガクガクブルブルと怖くなって来た。
ネタばれあるので、ご注意ください。








実はモル(マリオン・コティヤール)が正しくて、彼女だけが「自殺」して現実に戻れていたら
どうしよう…とか。
アーサーが実在しなかったらどうしよう。
イームスやサイトーが実在しなかったらどうしよう。
みんなコブの罪悪感から生み出された潜在意識の投影だったらどうしよう。
最後はコマが倒れず、夢の中だったらどうしよう。
等々。
あとサイトーが虚無で何十年と感じる時間を過ごしたことと、同じだけコブがサイトーを
捜したことを考えるとぞっとする。
恐怖というより絶望感だねぇ。

勝手に想像して、勝手にちょービビって、勝手に胃がキリキリしてきた…。
映画でorz
我ながらちょっと病的…。
普通こういうことを想像しても、別に気持ち悪くならない。

アーサーが実在しなかったら、と考えるのが、胃がひっくり返りそうなほど怖い。
コブとアーサーがそんなに親しい描写はないんだけど。
なぜかコブかわいそう意識が急激に猛烈に出て来た。
シャッターアイランドのテディと激しくかぶってる模様。
役者も同じ、抱える傷も同じ、演技も同じ、スウィート・ハートだのハニーだの言ってるし…。
コブは自分の望みのために仲間を危険にさらしてへっちゃらな(?)自己中な奴だけど…。

ともかく、なんかものすごく怖くなって、安定剤欲しいくらいだよ(誇張)。
うーん。
きっとシャッターアイランドとダブって感じるのがいけないんだな。

「インセプション」2回目(ネタバレ)

2010-07-19 19:46:22 | クリストファー・ノーラン監督
「インセプション」2回目見てきた。
2日連続。
理解や記憶の定着には早めにリピって見るのが良いかなと。

またネタばれあるから、ご注意ください。








2回目はジョゼフ・ゴードン=レヴィットの演じるアーサーを注視してきた。
あ~いいわ。JGL。
なんか色気があるよね。流し目。黒目がち。そして撫で肩。
インセプションでは、JGLの心地よさそうな寝顔をたくさん拝めるし、車の中で手足がみょーんと
なるところとか楽しくて笑ってしまう。

イームス(トム・ハーディ)も頼れるガテン系兄貴みたいで良かった。
俺はセラピストか?というセルフ突っ込みが笑える。

サイトー(渡辺謙)は依頼者なのに同行して働き、下っ端並みに貧乏くじを引いて大変。

アーサー、イームス、サイトーが黙々と働くのがいいね。
アーサーとイームスはプロフェッショナルらしくて素敵。
裏切りや仲間割れ、足の引っ張り合いみたいなことがないから、余計なストレスはない。
そんなことまでやってたら、映画が3時間超えちゃうよね。

でもそのへんのスムーズさが不自然な印象にもなる。
あとサイトーの都合の良さ。
いくら有力者でも電話1本で犯罪歴消去できるのか、社長がそんなに自由に動き回れるのか、
あんなに軽々しく同行するのか、航空会社買っちゃうってそんな簡単か、等々…。
難しいところは全部、サイトーは大金持ちの有力者だから何でもできる!というのでは無理矢理だし、
他のメンバーもコブ(ディカプリオ)のために素直に尽力し、全部コブにとって都合良すぎるから、
これ丸々コブのためのセラピーなんじゃないか?という気がしてくる。

コブの夢の中でモルがコブを責めてて、モルが病んでるように見えるけど、あれはコブの夢だから、
コブの記憶と潜在意識がああいうモルを作り出したわけで、コブの罪悪感を思うと胸が痛む。

最後のシーンも色々違和感を持たせて、まだ夢の中かも?と思わせるよね~。
最後にモルが出て来ない、子どもが振り返ってくれた、ということで、コブは罪悪感を克服して、
セラピー成功、という感じ。

ま、そういうふうに無駄に?色々考えさせるのが面白いところだよね。

「インセプション」(ネタばれ注意)

2010-07-18 22:58:52 | クリストファー・ノーラン監督
評価:★★★☆

ストーリー(Yahoo!映画より)
コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くに
もぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの
世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、
コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。

先行上映で「インセプション」見た。
評価の星は暫定で、後日変わるかもしれない。

以下、「インセプション」だけじゃなく「シャッターアイランド」についてもネタバレあるので、
ご注意ください!









設定はわくわくする。映像もすごい。予告編で見たあれを見るのは楽しい。
期待したハンス・ジマーの音楽はいまいちだったかなぁ。もう一度見ると、もっと良く感じるかも。
ストーリーは複雑と言われるけど、それほど分かりにくいわけじゃないと思う。もちろん、私も
すべてを正しく理解しているとは思ってないけど。

ディカプリオ演じる主人公が、「シャッターアイランド」と同じようなトラウマを抱えていて、
これは「シャッターアイランド」の続編か?という感じだった。
妻はどちらも病んでるし。
愛する妻を自分のせいで失い、罪悪感に苦しむ役回り。全然違うストーリーだけど、そこは同じだった。
しかも、妻は既に死んでいて、どちらも主人公が妄想しているようなものだしね。
「インセプション」のコブの夢の中に、「シャッターアイランド」の階層があってもおかしくないような…。
ま、主人公を演じる役者が同じってだけの話ですが。

仲間の誰かが裏切るんじゃないか、仲間がバンバン死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、
そういうことはなかった。
良かったような、物足りなかったような…。

最後はどういうことなんだろうね。微妙なところで映らなくなって、気になる。
義父がにこやかに迎えに来てたのも違和感あるよね。
エンドロールでは、作中で起こす合図に使われた曲も流れるし…。
まだ夢の中、という終わりだとしたら、後味悪いな~~~。それを明確にしないのがイヤな感じ。

アーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが良かった。魅力的。
アーサーについてもっと描いてほしかったなぁ。
誰かに似てると気になって、ARATAか?違うなぁと考えて、ツイッターでヒース・レジャーに
似てると聞いて、納得。
私が映画を見ているときに、ヒース・レジャーに似てると思ったのかは分からないけど、確かに似てる。
「アイアンマン2」のサム・ロックウェルと同じく、「インセプション」ではジョゼフ・ゴードン・
レヴィットが、私にとっての思わぬ収穫。

渡辺謙は出ずっぱりだけど、そんなに活躍したわけじゃなかったね。
トム・ハーディはキアヌに似てる。

「インセプション」はものすごく高評価のようだけど、私には(今のところ)そんなでもなかった。
ほとんど興奮せずに、冷静に見てしまったからさ~。感情がちょっと盛り上がったのは、社長息子が
金庫を開けて風車が出てきたところくらい。それも作られたものにすぎないのが、アレだけど…。
作品がどう、というわけじゃなくて、私の感じ方の問題だけどね。
繰り返し見たら、評価は変わるかもしれない…。

もともとノーラン作品はそれほどピンと来ない。
メメント、プレステージ、バットマン・ビギンズ、ダークナイトしか見たことないけど…。
ダークナイトはヒース・レジャーのジョーカーは素晴らしいし、面白いけど、作品自体は、世間で
評価されているほど私のツボにはまったわけじゃない気がしてる。

ノーラン監督は生真面目というか、整合的に話を作りすぎているように感じる(インセプションでも、
すべてが整合的ではないようだけどね)。
頭・理性で、映画を作るというか…。
それが監督の持ち味、個性だと思うから、きっとノーラン監督のファンは、そういうところが
好きなのかな、と思う。

何やらケチを付けているようだけど、「インセプション」は面白かったよ。

字幕の翻訳がアンゼたかしという人で、ひと様のペンネームを悪く言ってはいけないだろうけど、
なんでもっと普通の名前にしないのかしら。
菊池浩司とか林完治とか、普通の名前の方が良いよね(このお二人は本名かもしれないけど)。
エンドロール後の本当の最後に、ちょっとずっこける感じがしてしまう。
翻訳もちょっと微妙だったような…。
「潰す」は片仮名じゃなく平仮名でいいじゃん。他にもなんかちょっとおかしい感じがして残念。

「ダークナイト」

2010-05-04 21:31:39 | クリストファー・ノーラン監督
ちょっと久し振りに「ダークナイト」を見た。
DVDで。
ブルーレイとのちゃんとした見比べはまだしてない。

相手が頑固一徹のバットマンでなければ、ジョーカーはあっさり?殺されて
終わっていたかもね。
ジョーカーに律儀に付き合うのがいけない。
でも律儀に付き合わなかったら、別の映画になってしまう(笑)。