ザ・クラス

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カードに関する話題を紹介していきます。

SmartPlusからVisaTouch

2007-09-15 | VISA
UFJカードVisa Touch(ビザタッチ)への切替発行のご案内

という通知が届きました。
VISAカード会員は来月10月からSmartPlusを止めてVisaTouchを発行しますよ、というお知らせです。
MasterCard会員向けにはSmartPlusを削るわけにはいきませんからそのまま継続です。
既存の会員には現保有カードの有効期限を境に切り替わります。
私の場合は今年の11月なので若干余裕があります。


ここでSmartPlusとVisaTouchについて少々。

SmartPlusは三菱UFJニコス(UFJカード)開発の非接触ICカードで、三菱UFJニコスのVISA/MasterCard会員に発行されます。
VisaTouchはそのSmartPlusを元にVISAインターナショナルが開発したカードでVISAインターナショナル会員に発行されます。
同様のカードが存在するので片方が淘汰されていくのは仕方がないでしょう。
(三井住友カード率いるVISAジャパンは、おなじみのiDですね。)

カード型やモバイル型といった発行形態など基本的には両者同じものなので、お互いのカードリーダで利用が可能となっています。

ただ細かい点を見てみると、店頭サインレスをうたっているカードですが
VisaTouchは1万円以上はサインが必要であったり
キャッシングができなかったりします。

キャッシングについては現状SmartPlusのみで、対応準備中との事です。
キャッシングを利用される方は準備が整うまでは切替を控えた方がよさそうです。


しかしいかんせん、両者とも利用可能な場所が少ないのが難点です。

普及数でははるかに多いQUICPayとの比較では、1回の利用上限金額が2万円のところ
SmartPlus/Visatouchでは対応クレジットカードの利用枠となっている事や、

発行手数料1050円(2007年3月末日まで無料)のQUICPayに対してこちらは無料。
本人のみ発行のQUIPayに対して、家族カードも発行OKとなっています。

単にポストペイ型と言うにとどまらず、クレジットカードを非接触型にしただけのような
カードに仕上がっています。

既存のプリペイド型、ポストペイ型の電子マネーにはいろいろと制限があって使いづらいと思っている方にはもってこいのカードだと思うのですが
このあたりはお互いの領域をはっきり区別しないとクレジットカードの存在価値が薄れていくような気がします。
そういう意味では既存の制限付き電子マネーは正しいのかもしれません。

しかしこういう部分が店舗が採用しづらい理由の一つになっているのかもしれませんね。
作る側では、よし、これは完璧な機能だ。と意気込んでもそれを使う側では全く必要としていない事はよくあるものです。
(私の普段の仕事でもそうです、タハハ

SmartPlus/Visatouchは他の電子マネーに比べて最もクレジットカードに近いということもあって、今後の動向が気になります。

大人気のiDは手元に資料が無いのでまた後日にします。


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