先週は節分でしたが、どれだけの人が豆まきしたりしてるんでしょう?
名残雪のなかに、じきに来る春の到来を予感させ、季節の変わり目を実感できる日本の古き良き文化の1つです。
私は正直、“節分”が本来どういう意味を持ち、いつ頃から始まり、何をするのが正式なのかよくわかりませんが、まぁ地方によってもいろいろローカルルールがあると思うので本当の意味での正式なんてないのかもしれませんが、両親共にチバラキ出身で同じくチバラキに生まれ育った我が家の節分行事を紹介したいと思います。
まず、前の日に生のメザシ(魚)の頭を柊の枝に差した飾りを作り、それを家の出入口全てに飾ります。
この節分という行事のためだけにうちの庭には柊が植えてあります(-ω-)トゲ痛いのよ・・・
で、それを飾ることだけが意味あることと思っている母は、センスなくガムテープでべっとり張り付けるわけです。しかも生臭い・・
そして、家の人間が全て帰宅するのを待って豆まきをします。
“鬼は外!”“福は内!!”という具合。
豆まき終了後は一般的に言われる通り、歳の数だけ豆を食べます。
が、ただしこの豆まきから豆を食べるまでの一連の行動は、3日の23:59までに終了しなければいけません!
そして豆まき終了後は、朝日が昇までけっしてドアや窓を開けてはいけません!!
これが我が家の“節分”における一連の流れです。
ちなみに朝日が昇るまで出入口を開けてはいけない理由は、そこら中の家で豆まきされて追い出された“鬼”が、家に舞い込むと信じているからです(-ω-)両親が。
ところで最近は関東でも“恵方巻”を食べる風習が定着しつつあるようです。確か元々は大阪の方の風習ですよね?!
私の仕事は広告業界の営業なんですが、たまたま今年は節分のその日にショッピングセンター内にあるレストランの料理撮影の立ち合いがありまして、撮影用料理を待っている間に店舗の人に恵方巻を勧められたので、初めて買ってみました。そのお店も今年初の試みで恵方巻を売ったそうで、以外にも大好評だったそうです。
びっくりしたのはお寿司屋さん!撮影最後のお店だったのですが、お寿司屋さんから、忙しいから1時間待ってほしいと言われ、仕方なく待っていました。後で遅れた理由を聞くと恵方巻のせいで忙しかったらしく、1Fの食料品売り場の一角を借りて恵方巻を売ったところ、1日で(まぁこの日しか売れないでしょうが)800本以上売ったそうです。
不景気だからこそ縁起を担ぎたいといったところでしょうか(^^;
まぁ我が家の風習にまた1つ新たな風習が追加されました。
さてさて、少々話は脱線しましたが、我が家の節分はそんなこんなで23:59までに帰宅し豆まきまで終わらせなければいけません。ので、母は毎年、『今日は節分だから早く帰って来んのよ!(`∀´#)』と言います。
私たちはそれに忠実に従います。
今年は23:45に家に駆け込み、ギリギリセーフで豆まきから豆と恵方巻を食べるところまで無事完了できました(^o^;
なぜそんなに必死に従うのか?
何年か前に0時を過ぎてしまったことがあったんです。
別にしょうがないか、ってな感じで、なんなら途中忘れてさえいましたけど、0時過ぎて普通に帰宅しました。案の定家族は豆まきを終え全員眠ってしまった模様。玄関には豆が転がってました。
でも私は普通に家の鍵持ってるで開けて入ろうとしました。
と・こ・ろ・が、なんとチェーンがかかってるんですよ!(゜U。)?
はぁ?(`´#)
と思ってピンポン押すと、受話器外れててならないんす。
当時両親は携帯持ってなかったし、しばらくドア叩いたりしてたものの反応なし。子供をたかだか風習のためにこんな寒空の中締め出しておいて、ピンポンが鳴らないように受話器を外しておく周到さ!どんな親だよ(`∀´#)と怒りの矛先を探すもあまりの寒さに気持ちもなえて、駅までの3キロ弱の道のりを歩いて戻りマン喫で1晩過ごしましたよ(´`)
次の日の朝帰宅して文句言ってやろうと思ったら、こちらが口を開く前に、チェーンがかかってたとはいえ、朝日が昇る前にドアを開けたことにぶちギレられ、その後しばらく嫌なことがある度に、あの時ドア開けたから運気が逃げて鬼(不幸)が入ったと執念深く責められ続けました。。
なんなんだ?我が家の風習、ちょつと異常だろ?!(´ω`)って今でも思ってますけど、まだまだ寒い時期に家から締め出されたり、全ての不幸の原因にされるのはまっぴらごめんなので、もうずいぶんいい歳ですが必死で守ってます。。
仲のいい友人らは、今日節分だから早く帰んなきゃいけないんだよね~というと、あぁ(^^;0時までに家に入らなきゃいけないんだよね、と良き理解を示してくれます。。
うちみたいな風習、ある人聞いたことないんですけど、どうなんでしょう。。
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