郊外から通うサラリーマンにとって満員電車の中は常に戦場で、席やつり革の取り合戦は熾烈極まりないものです。
狭い密室で、すし詰め状態では仕方のないことではありますが。
そんな密室空間では女性からすると痴漢の心配、男性からすると逆に痴漢と間違われる心配により、実に熾烈な無言の攻防戦が繰り広げられたりなんかしています。
痴漢とは関係ないんですが、そんなある日の朝、私は電車に乗り換えようとドア付近に立っていました。
エスカレーターの真下ということもあって乗り換えをしようとする人の群れは半端じゃない中、目的駅のドアが開いたとたん、脱兎のごとく人が降り始めました。
前の人に付かず離れずペンギン歩調で進み、いざホームに踏みださんとした時、後ろから押されたんです。
タイミング的にはばっちりと言わんばかりに前の人がぴょん、とホームに降りて隙間が空いたんで、私はそのまま、落ちました。。ホームと電車の間に(*с*)ただし、そんなに大きな隙間ではなかったので、胸の突起がストッパーとなり胸から上が出ている状態。
人々が降りおわるまでのその間、頭蹴られるわ、腕や手はめちゃくちゃ踏まれるわ、なにげピッタリはまってるもんだから乗降者のそれに応じて電車が揺れる度に肋骨がメキメキいうわ、荷物は蹴り飛ばされてどっかいっちゃうわ、それでも身動きが取れず『誰か助けてくださ-い』と叫んでいると、やっと気付いてもらえて、ただ多くの人々はチラッと見て足早に立ち去っていきましたが、一部の人たちは駅員を呼びにいったり、荷物を探してきてくれたりしました。
ところが自力じゃ抜け出せないっていうのに野次馬どもはぐるっと囲って見てるだけで、誰も助けてくれないんですよ!
まぁ服は胸までめくれ上がってるわ、普段は無きに等しいまな板胸に谷間ができてたりして、あらぬ姿とはさもありなんな状態だったことも原因なんでしょうかね?!
ちょっとして電車に乗ってたがたいのいいおばさんが、『こんだけ男がいるのにだらしないわね-Ψ(`∀´#)』って言って、私を後から羽交い締めにして、『フンッ(`∩´)』って、スポっと抜いてくれたんですわ。
ちなみに私、相当重いです(/_\;)
おばさんにお礼を言うと、『こんな状況でも痴漢に間違われるとか思ってんのかしら。ほんと男ってだらしないわよね-』と言ってました。
足からお腹、お尻に背中、あちこち擦り傷だらけになってしまいましたが、後から駆け付けてきた駅員さんに電車を止めてしまったことを謝り、乗換電車のホームへと歩き始めました。
あのおばちゃんいなかったらまだはまってたのかな、なんて思ってると、アナウンスが流れました。
『線路内に人が立ち入ったため安全確認をしておりましたが、安全が確認されたので〓〓線発車します!』
(?!)
これって線路内立ち入りの区分なんだ(οдО;)
この放送聞くたびに、なんで線路内に立ち入るんだよ、どこのバカ?(-ω-#)ってイラついてたのに、こんな悲惨な目にあった私もそういうふうに思われてるんだ(*с*)
と思ったら、余計悲しくなりました。
まぁ救いは、羽交い締め怪力おばちゃんと、会社の人々がとても心配してくれたことです。。
本にしたい位。大好きだったバタ子が大大好きに。久し振りに感激の文章読めて気分上々。
忙しいだろうけど次回作かなり楽しみにしてるよ。よろしく!
しかもこんなくだらないよた話を完全読破いただいたなんて、感動やら恥ずかしいやら^^;
ネタは結構あるんですけど気長に更新しますので、気長にお付き合い下さい。
びっくりすることばかり。是非ブログ続けて~!