9c写真展を振り返って ~市川五月さんのコメンタリー

2005年11月04日 | 写真作家

市川 五月 
『 SKY 』


今回の展示で苦労した事は、空の色を出す事。
多いもので4回再プリントに出しました。
2年ほど前、たくさんのフィルムの中から私が出したい「本物に一番近い色」を
出すフィルムを見つけました。
それからずっと空はこのフィルムと決めています。

写真がやりたくて写真屋さんで働いてみて、
ちゃんとやれば自分が見た通りの色が出る事を学びました。
色の性質、明るさもすべて感覚で計算して
きちんとしたプリントを出すこともできるようになりました。
見ていない人に焼いてもらうのは当たり前だけど、とても難しい。
特に空とゆう何千、何万色あっても足りないような様々に変わるものは。


終わって感じたこと
2000年、20歳。まだ何も目指すことがなかった時、
ある写真集に出会い、私と同じように空を撮る人がいることを知りました。
その写真にインスパイアされて写真を始める決意をした。
今思えば運命的な出会いだったと思う。
今回空の展示ができて、原点に返ることができた。
私にとって、とても貴重な展示でした。
来て頂いたみなさん、あたたかいコメント、アンケート本当にありがとうございました。
まだまだこれからも撮り続けていきますので、
応援よろしくお願いします。
またお会いできる日を楽しみにしています。
ありがとう。
(市川 五月)

ホームページにてコメントがあります↓
http://tokyo.cool.ne.jp/may-village/9C2.html