■Amazonからの引用です。
商品の説明
コンピュータが計算機と呼ばれた時代
国産コンピュータの発展の軌跡を146点もの画像資料とともに振り返った、解説付きの写真集。1952年に電気試験所が開発したリレー式計算機「ETL Mark I」、1956年に富士写真フイルムが開発した真空管式計算機「FUJIC」など、研究機関や企業が所蔵する貴重なマシンを紹介している。
海外のコンピュータ発展史を扱った写真集としては、これまでにも『コンピュータ 写真で見る歴史』(タッシェン・ジャパン)など、いくつかのタイトルが刊行されている。しかし本書のように、国産機を扱った写真集はまれだ。
■なかでも、国産の論理素子「パラメトロン」を使った日本独特のコンピュータを扱った章は、米国発の技術に席巻された国内IT産業の現状と比較する上で興味深い。その写真を56点も掲載した本は他にないだろう。パラメトロンは東京大学の大学院生だった後藤英一氏が1954年に発明。同大のほか日本電気(NEC)、日本電信電話公社(現NTT)、富士通信機製造(現、富士通)、日立製作所が競い合い、独自の発展を遂げた。
■無骨な金属筐体や、フェルトの織物のように絡み重なり合ったケーブル。写真の1枚1枚から、当時の技術者の奮闘ぶりが伝わってくる。
■(日経コンピュータ 2005/12/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
■出版社/著者からの内容紹介
1956年に日本最初の電子計算機が誕生してから50年が経つ。日本オリジナルのコンピュータはどのように開発されたのか、どんな姿をしていたのか。半世紀前の開発秘話が豊富な写真で蘇る。