うちの家族になりたい と立候補しているやつがいるんですわ・・
※写真は、いつもブログに載っているネコとは違うねこです。似てるけど・・
ことの発端は、となりの田んぼ。
田んぼは近所のおっちゃんのもので、毎日田んぼの世話や菜園の世話をしていて、農具入れの小屋もあります。小さい冷蔵庫もあっておっちゃんは快適そうです。
そのおっちゃんがよく顔を出すノラ猫ちゃんをてなづけちゃった。
というか、平たく言えば、えさあげちゃってたんですな!
ノラちゃんはたぶん生まれて1年未満の若いオスでキジ猫ちゃん。
近頃 ノラちゃんが増えてタイヘンなことになってる地域もあるってのを耳にするし、「餌をあげないでください!」っていう看板も神戸の海側の町へ行けば目にします。
ので、今現在の常識的にはやっちゃだめ、という認識がみんなにあると思うのですが、
おっちゃん、思いっきり自分ちの猫のキャットフードあげてるしっ
うちの周りはまぁ、のらねこ被害(ごみあさり、うんちなど)なんて無いのでそこまで問題意識は高くないはずですが。
その猫、アイソがよい。
かわいい・・・
美青年である・・・・
で、ちょうど甥っ子家族がうちに来てるときに、
甥っ子1号とこっそりあげちゃった!
猫は古代エジプトの時代から2000年以上、人間と一緒に暮らすっていう生き残り戦略を選んだわけで。んでもってこの戦略、
かなり種としての生存としては成功しているわけで。
(個々としては、人間との生活のために、たくさんの不幸な猫もいるので一概には成功とは言えない)
どのように人間の心をつかんだのか、
わかるわ・・・・
わしづかみやわ・・・・
甥っ子1号が名前をつけました。
甥っ子1号の好きな食べ物の名前つけたら~?ということで、
名前は、Choco 。
チョコちゃんと名付けました。
甥っ子2号は、ラムネやから らむねちゃんは~?
て言ってたけど、兄の独断で チョコちゃんにしました。
その日から、ちょこちゃんと私は急接近し、
私がガレージで寝転がると、胸の上に乗ってきて ねっころがって
ごろにゃ~ん ってかんじでゴロゴロごろごろ。
前足を踏みふみして ネコ手マッサージしてくれるし・・・ヨダレ
でも 私 悩みました。
やはり、ノラとはいえ、 いや、 ノラだからこそ、
去勢する必要があるのでは、、と。
この行為、彼の子孫を残す手段を絶つわけですから
なんて 人間の勝手 なんだろう って思って・・・
でも、もし子猫が増えたら、その子猫たちが成長してまた猫が増えて、
【保健所行き→殺処分】のコが増えるだけ、という事実。
その事実を「考えない」ことにして 避ける 甘さ、偽善。
友達に相談したり mixiのネコこみゅを見たりしたら
やはり、去勢したほうがいいと。。
で、ネットで見つけたところ。
神戸 六甲
アニマルレスキューシステム基金
電話して、まず捕獲ケージを借りにいきました。
チョコ、すぐつかまりました。というかウインナー置いたら、てくてく中に入って行って、お尻押して 完全に入ったこところを
ロックイン!
閉じ込められたらすんごい声で鳴いて、あばれてて、
私もくるしかった。。
Okay, it's not your fault at all...Sorry・・
(と連呼してしまい 動物に話すときはなぜか英語)
ともかく山越えをし、六甲のアニマルレスキューに連れて行きました。
嫌われてしまったかもと思ったし、次の日引取りだったけど
心配で夢にまで出てきてしまった。。
引き取りに行ったら おとなしく、スタッフのひとにも、
ひとなつこいですね~なんていわれて、ケージの中から、
さわってぇ~ ってオーラを出してました・・
ちなみに 去勢の費用は5000円。
任意ですが、ワクチンとノミ対策をしてもらいましたので
8300円、しました。
それから、去勢や避妊したネコの耳は、さきっぽが V にカットされています。
チョコも V されてました。
帰ってきてケージから出してやると、 そろそろっとでてきて、
私と距離をおいて、
ウチの菜園のほうで、土をひっかいて、
何回か用をたしているチョコちゃん・・・
となりのじーさんはちょっと反省していたようで
餌あげるってことは 一見楽しいし優しいようなかんじだけど、そんなにカンタンではないってことをちゃんと受け止めたかな?
しばらくしたら、 またあまあまのチョコに戻って、
ごろにゃ~ん ってかんじで、
前よりももっとスィートになってしまって、
自ら お膝に乗って 仰向けになったりぐるぐる回って
かわいさ満点になってしまいました。
ほっとした・・。(嫌われてなかった)
それから、チョコは夕方私が帰る頃になると、どこからともなくやってきて、ごはん~って 台所の勝手口 をのぞきにきます。
となりのジーさんにもらったキャットフードをあげてます。
たまにねこまんましてあげる。
ウチは鳥さんがいるし
父が 家を汚したくない!っと超反対しているので
家に入れてあげるのは無理だけど。
ごはん食べた後も、おうちに入れて~って外でねばってるけど
無視してたら おとなしくどっか行ってるか、庭で丸くなってます。
おひざでだっこしてあげると、
ほんとうに、至福のカオをしてるので、
やっぱり 孤独なノラだけど、
なにかしら生きていくうえで、affection (愛情)って必要な栄養素なんだろうなって 思ってしまいます。
お母さんと過ごしたあたたかい日々とか、思い出してるんじゃないかな。
・・・・なんか切ないな。
ちょこちゃんのお母さんかお父さんはだれかに捨てられた猫の子供かもしれない。
私は、すべての猫を救えない、これも事実。
でも出来ることから・・・!
Better than nothing.
なにもしないよりかは。
救えないと嘆いてもなんにもならない。