goo blog サービス終了のお知らせ 

半月のこころ

月にたとえると、半月です。三日月もいいな、満月もいいな、って思っちゃう。

手作りは快感。

2007年04月02日 | 笑いドノ毛布
先週の金曜日は年度最後のウェークディでした。
退職する同僚のお別れ会がありました。
昨日送るのは3人いて、
特にうち2人はほとんど同期で、2年8ヶ月一緒でした。

彼女らは、ほんと精神的にも健康なひとつみっつ年下のお嬢です。
私なんかはこんなふうに心のうちうちでごちゃごちゃモンモンと考えたりしてるけど
彼女らはそんな風には物事を見てなくて、視界はすっきりしているほうで、とても満月なひとたちです。
それだけに、ほんとにいろんな感覚を教えてもらったなって思います。

中でも、だれかの誕生日のお祝いとか、お餞別に「ひと手間かける」という習慣は、私にとって新鮮で、影響受けました。
だれだれが誕生日だ、さて何買う?ではなく、何つくる??とかいう発想なんです。
今まで作ったものはたくさんあって、それぞれのコに得意分野があるので
相談して今回はコレにして、コレコレは~ちゃんが作ってな~ とか分担します。
ミシン操れるコ、手芸得意なコ、料理得意なコ、パソコンが得意なコ、など。
私は似顔絵の最初の原画というほどのもんじゃないけど、それを起こして、
それぞれ各自フェルトを切り縫いしてコースターつくったりしました。

写真を色んな寸劇みたいなショットで撮って(笑)落書きしてアルバムにして、またデコレーションしてオリジナル写真集作りました。

その人のネタを盛り込んでミスチルの歌の替え歌作って、カラオケでみんなでテープで録音して、MDに落としてプレゼントしました。(かなりハードスケジュールだった・・笑)
↑この回は、私たちのビュ~ネ君的おとこのこが辞める時だったので豪勢だった。実はメイワクだったかも!?笑

私の誕生日のときは、厚手のお買い物マイバック大中小サイズを縫ってくれた^^
ヒラヒラレースがすきなコには、ヒラヒラレースのピンクのエプロンとか。。


今までもそういうアイディアは、今回辞める彼女2人がだいたい企画して、
で、やっと みんなが動くって感じでした^^
私も含め、普段は余裕のある仕事なので、できたことなんですけど。

今回は、その2人は送られる側で、とっても私はアセりましたw
今回辞めるコを除けば、私が次に古株なので、私が呼びかけないとって感じでした。
で、何度かみんなで相談して、やっぱ手作りでしょ!?ってなって、
彼女らがやってくれたように、
ユザワヤのエスカレーターを何回も上がったり降りたりして布や手芸品を買って
(たぶん彼女らは慣れているのでもっと要領よく買い物できてたと思うケド)
ダイソーで飾りつけの素材を買って、家でためていたラッピングに付いてるかわいいリボンとかを出してきて・・・

何を作ったかというと、全部手作りアルバムです。
アルバムも、コピー用紙のダンボールをA5サイズぐらいに切って、表紙に窓を作る。
その窓の裏から、30日最後の送別鉄板焼き大会のみんなの写真を撮ってマッハで出力して貼る!!表紙にみんなの最後の写真が表紙の窓からのぞくっていうかんじ!

・・・まず ほんとに思ったようにできるんだろうか、と胃痛・・汗
でもやるぞ。 びっくりして喜ぶ顔を見るぞ。

買ってきたパッチワーク用の布切れを貼ってフェルトやレース、スパンコール、ダイソーで買ってきた造花で飾り付けして、
中身は、A1サイズくらいのいらないカレンダーをある切り方をすると、本のように、綴りものになるんけど、それを使い、タダです^^
それにさらに色紙を貼って、切り込みをいれ、サンカクの溝に写真をはさんでアルバム風に!それから さらに さらにデコレーション。余白にコメント。豪華。

それを作るために、仕事時間終わってから残って作業。
私は夜なべしました 笑

でもできました。おもった以上の出来です。ギリギリまで粘りました。
みんなの写真、ダッシュで出力して切って貼りました。

3人の渾身の作。
もぅ事務室がぐちゃぐちゃ!

ほんとに力を出し切りました。
そして とても喜んでくれたみたいです。

こんな風にがんばれたのは、やっぱ彼女たちが教えてくれたカンカクのおかげだと思います。
手作りなんて、よっぽど相手と密接じゃないとできないけど、
「大切なだれかのために何かする」っていうのはとても快感であります。

彼女たちからも やはり手作りの品が送られました。
趣味の陶芸で焼いた淡い緑のクローバーの飾りがついた、手作りクッキー詰め合わせ。
手づくりネーム入り携帯ストラップ。私はデジカメにつけました。



彼女たちが送別会の挨拶で、「ほんとこの職場にきて幸せでした」って言ってた。
私も彼女たちを追うように6月で退職するけど、
おんなじふうに思う。
この職場にいた3年間は、"お勉強じゃない、お勉強"、"お仕事じゃない、お仕事"の要素がいっぱい詰まった、幸せな期間だったなって思います。

はぁ  終わってからは もっと痛感するんだろうなぁ。

Color of Spring

2007年03月28日 | 笑いドノ毛布
昨日だったか、深夜に 友達からメールがありました。

「あなたの春は、何色ですか?」と。(シラフだとは思うのだけど 笑)

用事の続きのメールの返しが深夜になったんだけど、その延長で。

私は
「淡夢色です」って答えました。

さぁて、どんな色だろう?

やっぱり らいす君のくちびる色かな。
(↑ここでらいす君かよーーっ!!)


淡夢 が 泡夢 となって パチっと消えたりしませんように。
アーメン。
(↑欧米か!?)

ポニョ

2007年03月28日 | 笑いドノ毛布
昨日、NHKの「プロフェッショナル」の1時間スペシャルで、
宮崎駿監督が特集されていました。

来年夏??だったっけ、新作の!!
「崖の上のポニョ」の映画製作の立ち上げ段階を密着してました。

たぁ~のしみですねぇ~
次は 海 が舞台だそうです!

冒頭は、海の中から!!!
ポニョが巨大くらげの背中にのって。
ポニョは、金魚姫。人魚でなく。カワイイ。
宗助という5歳の男の子と出会う。
津波にのってポニョと宗助が再会する。
海に沈んだ街へと船を出す・・・。


唐突だけど、「千と千尋の」の、リンのセリフ
「雨がふりゃ 海ぐらいできるさぁ」
ってのが 好きです。
正確なセリフは忘れましたが。。

あと!
海の水につかった線路を電車が走るシーン。
もぅ、ぞわぁぁ!!って衝撃だった!
テレビでみても、ドキドキする。
なんなんだろ、すんごい懐かしいとも思えるシーン。
元々電車って浪漫があってスキです。


ナウシカ、ラピュタ、トトロは当たり前のように好きです。
小学校の頃、本当にメーヴェ(ナウシカが乗ってる凧)が欲しいと思っていました。
もののけも最高です。

もののけでは、
こだま(カリカリカリィィ~って首振ってる妖精)が木にいっぱいとまってるのを見て
アシタカが、
「この木はおまえたちの親なのかい?」
こだま「カリカリカリィィ~」(Yes!!!)
っていうシーンがあるんだけど、

ダイビングで、
ブツブツサンゴ系に、デバスズメダイなどが群れているところ。

心のなかで「このサンゴが 君たちの親なのかい?」って言います。言ってます。
私たちが近づくと シャッと
サンゴに入っちゃうことで デバスズメたちは、私のアシタカからパクった問いに
答えてくれます。


ナウシカは、原作(漫画)のほうが好きです。
漫画は全7巻、読み応えがあります。ボキャブラリーがこれで増えたような気がします。
映画は最初の2巻までの内容に似ていますが、登場人物もスケールも断然漫画のほうがスゴイです。
中学のときに全巻そろえたけど、最近mixiのナウシカ関連のコミュニティの書き込みで
「え!!そうやったん!?」っていまさらながら自分の読解力のなさを感じ、
またファンの人々の頭の良さに感嘆してしまいます。
原作が大学での研究課題になってたりするくらい多方面から読解できるみたいです。(みたいって・・^^;)「ナウシカ読解」ていう真面目な本もあったかな。
めっちゃ哲学で、ほんと難しいと思いますわ。
絵も、素朴な線で、ちゃんと 線が像を結んでる ってかんじでスキです。


ポニョ・ポニョ・ポニョ・ポニョ・ポニョ・ポニョ・ポニョ・ポニョ・ポニョ

来年の公開が楽しみだな。 でもそのころ私見れる環境にあるかな??

KIMONO

2007年03月28日 | 笑いドノ毛布
4月に立て続けにある友達の結婚式で、着物を着ます

どうしても着物が着たいと、この際だから安いのを買っちゃおうか、思うくらいでした。
もぅ、あの定番のカッコはしたくないっと思っていました。
結婚式出席のお決まりのカッコ=ちょっと豪華なノースリーブワンピ と はおりもの。

ヤダーー!!もうやだ、、ってそんなに着てないけど、
とってもジブンらしくない、と思っていました。
同僚に話したら、
「え~ 私は毎日こんなかっこしたい~」って言ってました


着物を着よう。
でも、振袖はいやでした。独身だけど。
成人式のときも着ませんでした。
フアフアの毛を巻いたりして、またみ~んな一緒。
それぞれにみたら、どれもこれもおしゃれでかわいいんだけども。
あの、お人形さんみたいにされて、それ以外の用途がないっていうか・・
用途ってなんだよ、ってかんじだけど、あの重っちゃるいものをきて、
チ~ンと座っとけってゆーんかっっ みたいな気持ちになります。
気分が「たのし~うれし~キャピ~」ってなるより、
しゃきっとなるような着物が着たいなぁと
全然着物と関わる生活をしてないくせに、そういう考えになってしまうのです



そういえば・・・
おかんが私の小学校の入学式にきれいな着物を着ていた写真を思い出しました。
桐の収納を開けると、今までみたこともない綺麗でおしゃれな着物がたくさんありました。

訪問着、これまたお洒落な色の、何着か。
それから、ちょっと普段着仕立てのかわいい着物。
帯も豪華な袋帯、名古屋帯、それから普段着着物に合わせる用の、
ダリアやキキョウの花が大きく咲いたモダンなのもあって、
かなりコウフンしました。


私のおばあちゃんが娘であるおかんに贈ったものでした。
一緒に古びたおばあちゃんからおかんに宛てた手紙もでてきました。

これを私が着ていいものなのか、迷いました。
でも着てもいいよといわれているような気もしたので(都合良すぎ!?)
着ることにしました。
本当にかわいいし。

後で姉に聞いたら
「昔私(姉)が着ようかなぁ~って言ったら、あか~んって(おかんに)言われたよ」
って言われました・・。
えっ っていうカオをしていたら
「まぁ今はいいんちゃう?」
ってフォローされました。


ほんとにいいのかな?

着ていいですか。

着たら よろこんでもらえますか。

しっぽの痛み

2007年03月23日 | 笑いドノ毛布
先日、某所で思いっっきりシリモチをついてしまいました。

自分の足の裏が濡れたまま気を抜いて階段を降りたら、
おしりが私の足の長さ分・・・80㎝くらい? きれ~にフリーフォールしました。
ディズニーシーだったら、タワー オブ テラー!!

ドシンって落ちて、しばらく痛くて うぅぅぅうう・・・
っとうずくまってしまいました。

その日ほんとはお風呂入っちゃいけないだろうけど、
とにかく体が冷えてしまったのでいつもより熱いお風呂に強行で入りました。

次の日起きたら仰向けになってる姿勢が痛くて、でも青くも腫れてもなかったので
とりあえずホッとしたけど、お布団を上げるのとか、ズボンや靴を履く姿勢とかが辛くて、腰痛にもほとんどなったことがなかったし、
あぁ、おじいちゃんやおばあちゃんはこんな感じなんだ・・って思いました。
(もちろんおじいちゃんおばあちゃんだけではなく腰痛持ちの方も)
出勤するバスが、ノンステップバスだったらいいな、と思ったのは初めてでした。
2人掛けの座席にひとりで座ってると、ダウンを着たおっきいおばさんがとなりに座って キュウキュウになって体がよじれて ちょっと痛かったかも・・ だってよりによってダウン着てるんだもん・・・


でも普通に歩けているし、腫れてもないのに病院に行くのはどんなもんだろう、って最後まで悩んだけど、とりあえず半休をとってしまったので 職場の近くの病院へ。
行きしの坂道がすごくて、なんか余計なことをしているような気がしてきましたが
とりあえずきめたし、行ってみました。ゼイゼイ

自分のレントゲン写真をみました。
ちょうどおしりの割れ目のすぐ上部、尾骨。
横から見た尾骨は、くるりん ってまるまってました。
わぁぁ~尾骨やぁ~ しっぽや~!!私のしっぽやぁ~!!って ちょっとうれしくなりました。
らいす君にはしっぽがないので、自慢してやろうと思いました。
(らいす君にも尾骨はあるやろうけど、なんとなく)

言うまでもありませんが骨には異常ありませんでした。

お医者さんに
「歩ける?」
「あ、ぜんぜん大丈夫です」
「仕事できる?」
「ハイ大丈夫です」

って質問されているうちに、
「私なんで病院きちゃったんだろう?」ってすっごく心許なくなり、
さらに
どうして
男前の若いにーさんに
(たまたまその日の整形外科外来担当のお医者さんがこんな人でした)
我がお尻のワレメをみせなければならなかったのか?
と、自問を繰り返しながら
出勤したのでした。

病院~職場も徒歩で、これまたすごい坂道を登らなければならず、
ホネがなんかなってたら、こんな坂道登れるはずがない。。
と思ってしまい、この日の午前中の行いにちょっとゲンナリしてしまいました。

その日ちょうど、アフター5に職場のバトミントン大会?があったのですが、
私は myしっぽ が痛むので、やめておきました。
それはさすがにできない 笑

ま、異常がなかったのでヨカッタです。
もらった湿布で冷やしていますが、熱いお風呂にも入っています。

レアな再会 part2

2007年03月16日 | 笑いドノ毛布
これも2月の終わりの話になるけども、
タイトルのように、レアな再会がありました。

大学のサークルの先輩たち+私たちの代とその下数人、約30人が京都集まったのです。

関西在住の人はもちろん、東京からも、新潟からも大集合でした。

サークルというのは、劇団でした。
現代芝居をやっていました。

とても思い出深くって、めちゃめちゃ緊張した。
だってレアな先輩たちに会うんだもん。

実際再会したら、当時とあまり変わってなかった。
先輩たちは、今も個性的な仕事についてがんばってるみたい。
けどがんばってる感じっていのをあまり表に出さない感じ。
きっと制作活動したり、ハイセンスな環境にいることが「自然なこと」なんだと思う。
あんまり「平ヘイ凡ボン」ってかんじがしない。

時を経て まぁるくなってた、っていう人はいなかった。結婚してる人でも。
なんかとても「三日月」なひとたち。

先輩同士でも、いわゆる「仲良し集団」ではなかったと思う。
一公演終わった後の総括がこわい雰囲気だった・・汗
クールでタフで、不器用なひとたち。
こういう人たちが、集合するってのは、「なかなかないよね~」
って集まったご本人たちもおどろいてた。


私にとっては魅力的すぎて、ちょっと距離をおいてしまう。まぶしいよ。
なんかどきどきしちゃうよ。

30人ぐらいきてて、こっちはクラクラした。なんだか胸がいっぱいで目の前の居酒屋料理はほとんど食べれなかった。
でも、全員としゃべろうって決心して、同じ代の友達が引っ張っててくれて
話したい人と話すことができた 全然面識のないかなり上の代の、パン屋さんやってる先輩以外(←残念・・)とは喋れた~

話してイチバン最初に言われること
「おかもんちゃん(こうは呼ばれてない)痩せたね~!!」
ってばっかり。

ほんとにこれは、高校から大学にかけての時代の友達によく言われる。

12月に、花嫁と共通の友達で、幼稚園から知っててここ数年はあってなかった友達に再会したときも、
「痩せたなーー!!」って一言。「痩せたな」のみ。

それってどうよ??笑

この会では
ほんとどうしようってくらい褒められてしまいました。
(うっすら"自慢"と捉えられる可能性もあるので、ムカつくひとは読まないで

女の先輩のひとりに、
「私おかもん(とは言われてない)昔から好きだったんだよね~」って
言われ、
それに乗っかる男(この人実は部外者^^;)
「俺も好きでした!!」
その女の先輩に言われるほうが 普通にドキドキした。
便乗して発言したひとは「うそくさキャラ」なので、笑(あくまでキャラ。素は気を使いすぎる人だと思う)スルーしといた。
彼は十分モテてるらしいので、ほおっておこう。
ちなみに「うそくさキャラ」はもうひとりいる。キャラかぶってる。

たま~に、私のことを予想外に 好きだ といってくれる女の子がいます。
ラテン系のお国の女の方にも言われたことあるんですわ。
いっときますが、女の子以外にもいましたよ、、苦笑

酔っ払った同輩男が焼酎片手に、褒め称えてくれた。
またまたいっときますが、決して口説かれているのではないっす
あんた1年に4回くらいは会うやん。

とにかく、(いい方向に)変わっただのなんだのってたくさん言われた。
それで有頂天になることもなかったんだけど、
うれしかったな。
たしかに大学を卒業してから、いろんな頭打ちがあって
マシになった部分もあって、外見もすごく変わった。
どんだけぶさいくやってん っていう話だけど、ほんとにねぇ。
ここ1、2年で知り合った人は、そんなん知らんよね。



意外と!?盛り上がった宴会。
気づいたらすでに私は家に帰れない時間になっていた。
同席していた大阪の友達のうちでも終電の時間だった。


その日から、19歳~22歳くらいまでのことをたくさん思い出した。
あーだったな こーだったな って。

その次の次の日、前の日記に書いた曽我部さんのライブで、さらに
その頃の感触を思い出した。
家にも帰れなくて、なんとなく過去の世界に行ったままだった。


いちばん「はっ!!」っと思い出したこと。

ある日、京大までバスで公演のビラを貼りに行った。
A号館ってとこ周辺。

さぁ帰ろうかって建物からでたら、雨がしとしと降っていた。
私たちは傘を持ってなくって、バス停まで走った。
でもどんどん雨が激しくなっていって、走ってもムダな感じがしてきた。
あせって走るのをやめた。
で、私何を思ったのか、顔を空にむけて、思いっきり全身で雨を受けた。
「わ~~~っ」って。
一緒にいた連れも
「わ~~~ぁっ」ってうれしそうにノってきて、一緒に雨にぬれた。
そんときの横顔・・・思い出した。ヤギみたいだった。笑

ずぶぬれできたない学生だったけど、そんときのmindっていうのが
ものすごくよみがえって来た。

曽我部さんの音楽も、スピッツも劇団時代に、客いれとか客だし、劇中にも使われていたことがあって好きになった。

サークルのBOXは、防空壕のように薄暗く、湿っぽい。天井が階段でナナメになってた。
70年代には、学生運動のとき立てこもってた基地だったらしい・・
ぼろぼろになった公演のポスターがたくさん貼られてて、時代を感じる。
一種のゲイジュツ!?というべき落書きとか・・奥には古い音響器材。
虫がでてきそうなソファ、公演でいつか作ったテーブルとか。拾ってきたと思われる個人ロッカー。あとレアな漫画が全巻そろってたり。
「なんでこんなもんが!?」っていうものがたくさんあった。
よくあんなところにいたなぁ・・。
今は建物自体が改装されて、その場所はもうない。



この2月終わりの出来事で、気づいたこと。

私は、変わったねって言われたけど、ちっとも変わってなくて、
大学を卒業してから、
自分の心の中では色んなものが
建築されて、
で、崩壊して、
また建築して
また崩壊した。
たぶんそれの繰り返し。

だから、結局 紙1枚くらいしか変わってなくて。
雨に打たれたときから変わってなくて。

最近私のまわりでは、みんなきれいな蝶々になって お花にたどりつく。

私はまだ青虫で、さなぎにもなれず。

雨の中飛び跳ねたいってまだ思ってる。

でも あわよくば、もう雨になんてうたれたくないって思ってて。あわよくば。
で、予想外にだれかが近づいてきたら、理解されたくってたまんなくなる。

たまんないけど、結局自分の我欲なんだと思う。

人間関係なんだから、どれもこれも。
我欲に走らないように、気をつけよう。

いさぎよく雨にうたれよう。
羽はえてなんだから。
せっかく紙一枚増えたんだから・・・

そこはかとなく日暮し・・・

2007年03月16日 | 笑いドノ毛布
今日はなんだかくだらないことでピリピリしたり、むなしくなったり。

とりあえず仕事 落ち着きました。

愛着があるよな業務ぢゃないんだけど、しんどくて早く終わらせたかったけど、
終わってなんだか虚無感・・・^^;

イイィィイイ~ってなってしまった~
私は普段北側の個室で仕事してるので、
自分の感情が仕事中でもデコボコとでてきてしまう。
・・まぁ そういうのがクセになってくる。。

ひとしれず「もぅやだ」ってなる。

友達にグチったとき、「それはないものねだりでしょ」って言われた。
そう、そうです。
こんなおいしい職場はなかったよ。
でも、性格上、なんかむなしくなっちゃう、このフレキシブルさ・・。


今日郵便局にいって郵送物を出してきた。

きれ~に包めた!と思ってたのに、
「ココにもテープはってくださいねー」
って郵便局員が。
「あ、自分でします・・・」って言ったのに小さい声で聞こえなかったようで
表にベッタリきたなく貼るわ(ヨレてるだろーが、紙がっ!)、切手も変な位置に貼るわで、
しょうもないことだけど かなりやるせない気持ちになった。
せっかく慎重に折り込めて満足だったのに、そんな適当に貼られても。
私の繊細さ返してよ。
わかってない。
わかってない!!

またピリ心になる。空も、午前中は晴れてたのに、曇ってる。寒い。
曇ってるのに、大阪湾の向こうのほうまでみえた。ためいきをつく。
帰り道、ふと見たら、ミノムシを久しぶりに発見。
昔はしょっちゅうぶら下がってたのに、最近は見なくなったような気がする。


自分の事務室に帰って、やっぱりやるせなかったので、
遠い彼方に住む親友の一人にメール。
わざわざそのことを報告。笑
それから山積みになった原稿とか 登録を待っている本の山を片す。
・・・ちょっと浮上

帰り同僚とちょっと話して、心が柔らかくなった。
聞き手がいいからだね。



今日電車を降りてふと思った言葉。

・強くなるってことは、優しくなるってこと。

・許せる人は、つよい人。
許すって すんごいエネルギーがいると思う。

・自分を救えない人が、誰を救えるっていうの? ←美輪明宏談。

・赤信号は、止まれのサイン。


言葉思い出して、すこしまた浮上した。
もらったキャベツで、キャベツポタージュスープを作りました。
(ベジ出汁、キャベツ、ジャガイモ、豆乳、塩コショウ)
なかなか好評でした。

赤提灯をさがして

2007年03月14日 | 笑いドノ毛布
2月の終わりに、曽我部恵一BANDのライブに行きました。@梅田Shangri-la

<"爽"と言える日本人vol.1>というCRJ-west(学生が運営している音楽団体)のイベントに出演するってことで。

体調も悪く予約したものの、料金は会場払いだったので、行くかどうか最後まで迷ったけど、行きました。
一緒に行く友達は、その日がライブだったこともスッカリ忘れていたようです。

でもですね、
いや~~~行ってヨカッタ!!!!!! も~ビックリマークいくつもつけちゃう!

最高でした。
ほんま、こんな楽しいライブは初めてでした。
スピッツのライブより実は楽しかった・・あ~ウワキでなくてホンキになってきた~。

会場は、梅田スカイビルに抜ける地下道を通るとすぐの赤い感じのライブハウス?
こういう小さいライブハウスに行くのは2回目。
1回目はジャズ?バンドをやっている職場の同僚M氏のライブで、神戸のビックアップルでした。


ひとりライブハウスに付いた私は、携帯の充電も切れてしまい、忘れてた友達がちゃんとシャングリラにたどり着けるか心配しながら、先にお酒飲んで待っていました。

へ~ みんな若いのね。この時間に集まれるのはきっと学生くらいで、
私は時間有給をわざわざとって社会人なのに余裕で着いてしまったよ。

サニーディがはやった時期だったら私くらいから少し上の年代くらいが多いのかと思っていました。
わっか~い。このあと●○ちゃんちで鍋パーティーだよ とか言ってる!
学生は春休みだもんねー
私は普通に明日仕事やんねけど。

ひとりで来ている女の人のとなりに座って、お酒も入ってぼーっとする(1杯でこうなる安上がりなやつです)
そして友達が来てホッする。(こういう環境は慣れていないので)

最初の2バンドは、CDとかも出しているらしい。
1つめのバンドの時、ナナメまえの女の子が、すんごい全身でノってんのが
気になって、友達に言ったら「あぁ 冷めるわ ほんま」とか言ってた。
その出演バンドのひとと「友達の友達」っていうのが、後から2通り発覚しました。
どこも世間せまいね。


で、次が曽我部さんの出番ってとき、というか、ほとんど曽我部さんが目当てで、
人がすごく増えて、後ろを振り返るとすごい人だかり!
遅れてきた社会人組、ネクタイ絞めてる姿もちらほら。

照明が落ちてスタンバイが始まっている。
あ、曽我部サンだ!ってやや興奮する。
転換のでかかってる曲もいいかんじ。
で、イキな演出がっ 
あま~いお香を焚きだした! バニラ??イランイラン??よくわからんけど
なんかのせくしぃ~なあま~い香りが♪


はじまった!
新しいアルバムの最初の曲からスタート。

サニーディサービス時代の名曲 スロウライダーとか・・・シルバースターとか・・
うれしい曲ばっかり!
もちろんソロになってからの曲も、ほんっと楽しくて最高だった。

音が、全然違うし、熱気がすごいし、バンドそのものの、なんか分厚さっていうか。
心っていうか、魂っていうか。内蔵っていうか。
ぜんぶってかんじ。

曽我部さんのなかの、一貫してて 愛があってあふれる音楽の世界。

曲の前に、曽我部さんがファって語るんです。
曲のプロローグ。
ものがたりの始まり。
例えば「テレフォン・ラブ」。

夜、ねむれない、あなたに電話したくなる・・
どうしようかぁやめようかなぁ やっぱねてるよなぁ・・・って思うけどぉ!
やっぱり発信ボタンを・・・押して、し ま う ん だ!!
みたいな 書いてしまうとちょっと歯が浮くようなこと。

曽我部さんが言うと、ほんと世界に引き込まれちゃう。
筋が通ってる。だから誘いに思いっきり乗ってしまう。
ちょっと中年太りしてるけどね、いいんだ、これがまた。

曲が始まると、もぅ最高☆☆☆


いちばん圧巻だったのが、ライブ終盤の、ドラムのセッションでした。
「魔法」っていう リズムがかっこいい・・・どういったらいいんだろ、
リズム主体の?曲があって、ドラムのとなりにあるドラムのセットに照明があたって曽我部さん移動して、
ドラム同士で 大大大セッション!!
ほんと、なんかほとばしるものを感じた。
びっくりした。ほんとびっくりして圧倒されちゃった。

も~これが人生さいごのロック!っていうすがたを見せてもらった。
両サイドのベースとギターの人、ドラムの人も・・・
19時から始まって、前座のバンドが約1時間くらい?
で、曽我部さん始まって、終わったの、23時。
でもこれ、たった2000円のイベントライブ。

まじで1万円払ってもいい。なんじゃこら~!!

興奮して、Tシャツ買うのに色迷って、時間とって
ライブの後はラーメンしかない!って探したけど無かった。
私はもぅ梅田にいる時点で23時過ぎていることに気付かなかった。
で、その日は(厳密にいうと「も」)私はうちへ帰れなかった。。

電車では空腹と疲れで寝てしまってて
友達のうちの最寄り駅について「あ~お腹減った」って電車を降りた。
友達が「あ!ラーメン屋あいてるで!赤提灯見えたもん!!」って言った。
「ほんま?どこどこ?」って私は言った。

「赤提灯さがす」っていつの時代やねん、
「アナゴく~ん、もう一軒いこうよぉ・・」と誘う
へべれけのマスオさんみたいって頭の片隅で思った。



次の週職場で、例のバンドやってるM氏に
「曽我部さん最高やってん!!なんか音が他のと違った」って言ったら
M氏が、
「やってることに 確信 があるからじゃねーの」
ってさらっと、そしてシュールに、
ひとこと言ったのが印象的、だったのでした。。