節分。

小さい頃

♪おにわそとー
　うちはうちー♪

と歌っていました。onDです。


５歳くらいまで思ってました。


当　た　り　前　や　ん　！

と思いながら。
本当に可愛くないガキです。



お庭、外
家は、家


外じゃない庭とかありますかと。

家は家であって公園でも保育園でもありませんよと。

何を言っとるんだと。

んなこた分かっとるわと。

幼児なめてんのかと。



しかし
後ほど

鬼はこっそり逃げて行くんですよね。

そこは「鬼」と認識されているのです。
何故か。


私の中で
元から鬼は外にいる事になっているので
(だって知らない人だから)

鬼は外
と言われましても
それは

お庭外
並に当たり前の事ですし。
(だって怖いもん)



だがしかーし！

年中さんだか年長さんだかの時に
驚愕の事実が発覚します。



福　は　内　…だと？！



鬼は外で
福は内に入れちゃって良いの？



でもよく考えて！


福も知らない人だよ！


その人、もしかしたら
新聞取るまで帰ってくれないかも知れないよ！



って感じで

「福はイイやつやから大丈夫」と説得されても

何だか釈然としない幼少期を送りました。



しかし数年後、
小学生の頃に見たニュースか何かで

どこだかの地方では
「鬼は～内！
　福も～内！」

って言いながら豆をまくっていうのをやっていて



そ、それだー！

と思った事を鮮明に覚えています。

福も入れちゃうなら
鬼も入れちゃいなよ！
もしかすると案外イイやつかも知れないよ！


みたいな。


で、その年は
母上に進言して
「鬼は内」投法で豆まきしました。


しかし、その翌年にはすっかり忘れて
「鬼は外」に戻っていたことに


数え年で28粒もの豆を
口の中がパッサパサになりながらも必死で食べている最中にふと気付いた

今年の２月３日の夜でした。