SUN PATIO

My Collections, My Thoughts and Ideas

年末のご挨拶

2008-12-31 | 身辺雑記帳
当ブログをご覧いただいた方々、本年は誠にありがとうございました。 どうか良い年をお迎えくださいますように。 〔写真〕伊勢神宮を流れる五十鈴川の清流 . . . 本文を読む

S&W M4506(マルゼン)後編

2008-12-21 | トイガン耽美系
このM4506も、芦屋時代の暮らしの記憶と 分かち難く結びついている。殊にあの震災の日、 激甚を極めた大地の鳴動にも全く無傷であった、 程良い輝度の硬質感漂うメッキ加工の秀麗さは、 あのMGCのM645と同等かそれ以上である と云ったら褒め過ぎだろうか? アスリートのように固く引き締まったボディ。 そこに彫り込まれたS&Wの刻印は、何者をも 憚らず、何者にも媚びず、清々しくさえある。 若干幅 . . . 本文を読む

S&W M4506(マルゼン)前編

2008-12-21 | トイガン耽美系
これは神戸在住の頃のことである。 港町の瀟洒なショッピング街の一画。 羅針盤をモチーフにした喫茶店の看板。 街路を点綴するハイカラな装いの婦人方。 南の方角から潮風を伝って谺す汽笛の残響。 そんな立地に贔屓にしていたショップが在った。 この種の店に有りがちな極端に間口の狭い造り。 客はみな窮屈な一方通行を強いられたものだが、 不思議と客足が途絶えることはなかった。 映画監督の市川崑を想わせる風貌の . . . 本文を読む

神功皇后をめぐって

2008-12-14 | 歴史、考古学
先ほどクローゼットを整理していたら、 古い紙幣が一枚出てきた。奇妙なことに 二十代の頃に愛用していた和英辞典に挟まれて。 はて・・・かくも面妖なものが何故ここに? と、記憶を遡るうち、ふと思い当たって膝を打つ。 そうだ、私はこの紙幣を素材にしてアート作品を 創ろうとしていたのだ。辞書なんぞに挟んだのは、 折り目の皺を伸ばそうとしたからであった。 ところが当初の構想が変わり作品のテーマを変更。 紙幣 . . . 本文を読む

漂泊する古代の神

2008-12-07 | 神話、民俗学
キリスト教発祥以前、北欧には固有の民族宗教が 存在し、ヴァイキングに信仰されるとともに 周辺の諸民族に強い感化を与えたという。 北欧神話の最高神とされるオーディンは、 イングランドではウォーデン、ドイツにあっては ヴォータンという名で伝わっている。 欧州全体のキリスト教化以降に消息不明となった この古色蒼然たる神の名が、1936年になって C・G・ユングの論文に唐突に出現している。 曰く、ナチス台 . . . 本文を読む