SUN PATIO

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伝承と神話の間(2)

2008-08-31 | 神話、民俗学
佐倉惣五郎の伝説のもとになった事件は 今から約350年前に起きたと思われる。 その後、嘉永四年(1851年)の時点で既に 彼を主人公とする歌舞伎『東山桜荘子』が 中村座により上演されたという記録があり、 事件から約200年後には、彼にまつわる物語が 少なくとも一つ存在した事実が確認できる。 明治以降にも惣五郎歌舞伎は上演され、 自由民権運動時代や戦後の混乱期にも 惣五郎の物語は様々に編まれてきた。 . . . 本文を読む

伝承と神話の間(1)

2008-08-30 | 神話、民俗学
先週の『知るを楽しむ』(NHK教育)で、 江戸初期の義民・佐倉惣五郎にまつわる話を 取り上げていて、大そう興味をそそられた。 佐倉惣五郎をご存知でない方も居られようが、 百姓一揆の指導者で、自らの生命を犠牲に 重税に耐えかねる農民を救った英雄として、 講談や芝居の題材にもなってきた人物だ。 番組では、民俗学者の小松和彦氏が 佐倉惣五郎の実像を調査しようと、 伝承の舞台である千葉県成田市に赴く。 . . . 本文を読む

LPレコードのデジタル化

2008-08-24 | 身辺雑記帳
先週、オークションで懐かしいレコードを落札した。 ペドロ&カプリシャスの『サン・パティオ』。 ブログのタイトルはここから採っている。 ジャケットの褪色といった劣化も殆ど見られず、 盤質も含めてすこぶる良好な状態である。 1983年4月のリリース。四半世紀も昔だ。 当時、私は高校生。地元の行きつけのレコード店で 偶然にもこれを見つけて迷わず購入したのは、 それはご覧のジャケットの絵に一目惚れしたか . . . 本文を読む
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逆さに見た極東アジア

2008-08-10 | 歴史、考古学
日本列島もこうして南北逆転させて眺めてみると、 随分と印象が変わってくるものだ。 そういえば横溝正史の探偵小説で、 金田一耕助が推理を練り上げるときに しばしば逆立ちをしていたが、まぁ、あれと同じ。 当時の大陸・半島の住人にとって、日本列島とは いかなる土地として映ったのか? それを とことん彼らに同一化して想像してみる。 再び地図に眼を転じる・・・どんな事を感じるか? 約九十度に湾曲した日本列 . . . 本文を読む

海が育む文化圏

2008-08-03 | 歴史、考古学
不思議な小島が日本海に浮かんでいる。 位置は能登半島の北方、約50キロ沖。 舳倉島と呼ばれる。周囲約5キロメートル。 じつはこの島には定住者がほとんど居ない。 毎年の夏、本土から移住者がやってくるのだ。 その際、諸々の施設も一緒に移動するという。 つまり分校や派出所などが臨時に設置され、 シーズン限定の島暮らしが始まる。 大人達は漁に精を出し、子供らは学校に通う。 そして秋に入れば、全員が一斉に . . . 本文を読む