旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

オマーン・ドバイ・アブダビ視察⑥

2020-02-13 13:39:39 | オマーン・UAE2019

こんにちは!

スペースワールドの桜井です

 

この日はある意味で、ひとつのイベント、「国境越え」がありますよ~!

陸路で国境を越えたことがないという方も少なからずいるかと思いますし、ヨーロッパの国境越えとも違う

独特な緊張感をお楽しみください(笑)

 

★★★ バハラ ★★★

『ニズワ』を出発したあとは、『バハラ』を目指します。

ここにも城塞があり、出発して40分ほどで『バハラフォート(城塞)』のフォトストップです♪

気持ちの良いお天気で、景色も抜群です。

ちなみに遠目にそびえる山脈を『ジャバル シャムス』と言い、中東の「グランドキャニオン」と呼ばれる

ほど壮大な景色がご覧頂けるスポットです♪こちらもアレンジ可能ですよ。

 

そしてフォートから15分ほどで『ジャブリン城』へ。

この『ジャブリン城』、オマーンのことを調べていても、中々事前にイメージしにくいスポットですが、

感想としては大変面白かったです

そんなに大きくない敷地のはずですが、まるで迷路のようにとても入り組んでいます。

敵の侵入を妨げるための構造を兼ね、気を抜いていた私は本当に迷子になってしまい、焦りました

そして驚きますのは、なんと日本語のオーディオガイドがあるということです!

これがとても丁寧な説明で、非常にわかりやすい!

城内はこれを持って、自由に散策が可能というわけです。(ガイドさんは別行動)

この『ジャブリン城』はオマーンのイバディ派イマーム(指導者)である、ビララブ ビン スルタン により

1600年末に建造されました。

彼の父親は サイフ ビン スルタン と言い、それまでのポルトガルからの占領を解放した英雄として、また

オマーンに繁栄をもたらした賢者として、オマーン国民に浸透している存在です

つまりこの宮殿は、城塞と異なり、平和の時代に建設された宮殿です。

そのため芸術性に富み、美しい内装が今に残されているという訳です

部屋数は多く、3階建て、塔が2つ、多数の大部屋、ゲストルーム、貯蔵庫、ダイニング、会議室、法廷、

図書室、教室等を有します。

いかがでしょうか?

清潔で、居住エリアとしての控えめさもあり、とてもおしゃれです。

インテリアデザインには、装飾が施された窓や、木製のバルコニー、刻まれたアラビア書道のアーチが

あり、その中でもっとも素晴らしいのが「天井画」と言われます。

 

『マスカット』で訪れた「マトラスーク」はこちらがモチーフになっているようですね。

緻密なデザインと鮮やかな色彩がお部屋を一層彩りますね。

↑右の写真は「神は見ている」という意図をもった「目」のデザインということのようでした。

ちなみに私が一番素敵と思ったお部屋はこちら↑

こんなお部屋に住みたい・・・と思いました(笑)

 

塔では、面白いものがひとつ。

帆船の絵、これは実は「ラクガキ」なんだそうです。上手!(笑)

学者が描いたのか・・・小さな王子様が描いたのか・・・そんな想像が膨らみますね

外を見ると、城壁と手入れされた木々、荒野の風景が、アラジンの世界みたい?なんて思いました。

広大な景色ですね!はためく国旗がまた素敵でした。

 

そしてお城を堪能した後は、出口へ向かうと、

・・・おや?

お姫様が現れました!

男の子も女の子も、み~んなかわいいですね  おしゃれさんばっかり

社会科見学にお城を訪れていたのでしょうか、見慣れない日本人に興味深々でした

ちなみに、オマーン人は全体的にパリッと清潔な雰囲気の人が多く、男の人であっても帽子などで

ファッションを楽しんでいる印象がありました。

女性も全身を覆うアバヤをまとっていますが、良い生地やスタイリッシュなカットのものを用いて

演出している人がけっこういます

ちなみに中東女子の、アバヤの中身は、超!!派手だったりします(笑)

 

★★★ 国境越え ★★★

お城を出たあとは、UAEの国境へ向かいます!

オマーン側は『ブライミ』、UAE側は『アル アイン』という町になります。

『バハラ』からブライミの間は、ひたすら荒野が続くというエリアになりますので、車はスピードを

上げて進んでいきます

所要時間は約3時間、まずは『ブライミ』にてオマーンの出国審査へ!

駐車場に車を止めて、ガイドさんがパスポートを回収し、出国管理官に提出します。

中にはATMとおトイレがありましたが、免税店や売店のようなものは一切なく、カウンターがぽつんと

あり、動いているのは1~2名でとても事務的でした。

待つ人が少なかったので所要時間は10~15分ほどで済みましたが「仕事は遅い」です。

とはいえスムーズに出国スタンプをゲット♪

再び車に乗り込んで、車でボーダーを越えます。ボーダー上には両国の旗が立つゲートがありました。

楽しかったオマーンに、ここでサヨナラです ばいば~い!

 

数分走って、UEAの入国審査へ!

こちらでももう一度言いますが・・基本的に「仕事は遅い」です。所要時間は20~25分ほど。

アジア・中東・アフリカ地域は多くの場合、陸路の国境越えはこうした傾向があり、防衛の観点からも

空路以上に入国に対し厳しい印象があります。

そして絶対量が少なく、特別早く仕事をする必要がないために「効率化」されていないという・・・

 

が、いろいろ言いましたが、この国境は決して管理官の感じは悪くなく、物々しい雰囲気はまったく

ありませんのでご安心を

観光客に対してはまったく厳しくありませんでしたし、ガイドさんから「日本人で観光目的だよ」と

一言伝えてもらったのみで、私たちへの直接の質問すらなかったです。

「あまりやる気が感じられない普通の事務所」という感じです(笑)

所要が約1時間というのはごく標準ですし、むしろ予想よりもスムーズでした。

両国の関係が良好であるということの証明にもなりますので、この点は何よりでした

 

★★★ アルアイン オアシス ★★★

さて国境を後にして、目指すはUAE唯一の世界遺産『アルアイン オアシス』です。

この世界遺産の登録内容としては『アルアイン』に点在する考古遺跡、オアシス、灌漑施設の17点を

含めたものになります。

今回は時間の都合上、オアシスと灌漑システムのみ見学しました。

なんでしょう・・・ほのぼのします。

とてもきれいに整備された空間で、散策が気持ちよかったですが、誰もいませんでした(笑)

団体ツアーがメインで、個人で訪れる方はあまりいらっしゃらいのかもしれません・・・

とは言え、この世界遺産『アルアイン』は、アラビア語で『泉=オアシス』を意味し、

ドバイを訪れただけでは決してわからない、砂漠文化や歴史の保存としての価値が大いにあります。

お時間が許す場合はぜひともお立ち寄り頂ければ、アラブ文化をより理解して頂けるかと思いますよ

 

『アルアイン』の後は、『ドバイ』を目指しました。

そして、所要時間2時間、夕日に『ドバイ』の摩天楼が見えてきましたよ・・・!

 

今回はここまでです♪

最後までお読み頂き有り難うございます!

次回ドバイ編、お楽しみに

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※2020年1月現在、オマーンのツアー掲載は準備中でございますが、

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