旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

スリランカ視察② <シーギリヤ~ポロンナルワ>

2017-02-28 19:13:10 | スリランカ2016

こんにちは
旅行会社スペースワールド桜井です

≪ シーギリヤ ≫



さあ、やってまいりました、世界遺産シーギリヤです
ご紹介が遅れましたが、モデルはわたくし桜井ではなく、弊社スタッフ佐藤(友紀)です。
「手乗りシーギリヤ~!」と言っていますが、乗り切れていませんね!
いつも頼もしい佐藤さんです。

今回シーギリヤへは、朝6時にホテルを出発しました。
スケジュール上の都合もありましたが、暑い時間帯を避ける グループを避けるという
意味でも非常にスマートなプランでした。
お客様からもそのようなリクエストが可能で、ガイドからもご提案する場合があります
ので、気軽に相談なさって下さいね
早く観光が終わって、夕方にはホテルでくつろぐ時間がもてるのも、暑いスリランカ
では体の負担を軽減するのに良いアイディアです。
プール付き・スパ付きの場合は、ホテルも満喫できますので更に良いかもしれません



そんなわけで、ホテルから用意してもらった朝食ボックスを持ち、シーギリヤを登ります!
頂上を目指して意気揚々です。
しかし。
出だしからの階段がハードです・・・
とはいえ階段の幅が狭いので、特に男性はトレッキングシューズのような大きいものではなく、
軽くスリムなスニーカーがオススメです。
シーギリヤの階段は、地面⇒中腹(壁画ポイント)⇒中腹(ライオンのゲート)⇒頂上という
ように段階があります。

運動不足の私たちは壁画ポイント時点で、すでにヘロヘロでした
でも、この、地面⇒中腹(壁画ポイント)がすべての行程の中で、一番ハードです。
ここまで行けてしまえば、あとは頑張れますよ



そして有名な壁画「シーギリヤ・レディ」ですが、2016年現在撮影禁止になっていました。
近年観光客が多くなり、フラッシュ撮影による劣化への懸念ということで、とても残念です
が、その代わり目に焼き付けてきました(笑)
その優しい微笑み、鮮やかなデザインが、1500年も前に描かれたものとは信じられません。
ずっと見ていると動き出しそうな、そんな不思議な魅力があります。
ただ、ところどころ作画のミスが見られて(残っています)、古代の職人に、ふと人間味が
帯びてきて、面白くも思いました。
ぜひ美しい実物の18人の乙女をご覧くださいね



壁画から更に登ると、ライオンのゲートへたどり着きます。
勘のよい方にはすぐにイメージが湧くかなと思いますが、現在は階段の脇にライオンの
足が残るのみですが、もともとは訪問者がライオンの口の中へ入っていくような造りでした。
とてつもなく、怖いですね
これはここの王様が威圧的になる必要があったということです。
シーギリヤの歴史は、それはつまり王族同士の争いの歴史です。
477~495年、わずか18年の王朝が要塞化した岩上の王宮と、それを取り囲む水路、庭園、
貯蔵施設などの都市遺構を造り上げました。
平民と王族、父王と母、兄弟、そして争いといった要素からなる、まさしく物語のような
ストーリーですが、それが歴史上に「本当にあったこと」として受け止めるに、説得力の
ある遺跡です。



足ぷるっぷる になりつつも、どうにか頂上までたどり着きました
まさに天空の城シーギリヤです
この時点でまだ9時前で、他の旅行客も少なかったため、静かに景色を堪能できました
ひとしきり写真を撮って、朝食タイムです
朝食ボックスの内容は、ホテルにより異なりますが、サンドイッチ、フルーツ、ジュースと
いった、みなさんが抵抗なく口にできるメニューであることが多いです。
スリランカの豊かな森がどこまでも広がり、吹き抜ける風が本当に気持ちよかったです。



シーギリヤでの所要時間は、お客様によって大きく変わってきます。
ガイドは状況に合わせてご案内し、それぞれのペースにあわせてゆっくり登っていき
ますので、安心して任せてくださいね

告白しますと、実は今回、私たちの朝食はガイドが背負ってくれました
ヨーロッパ的な考え方をしますと、これはガイド+ポーターと2人分のお仕事で、ふつう
ガイドがここまですることはありません。
もちろん人によりますので一概に言えませんが、仏教国ならではの優しさ、余裕、
そして気遣いかな、となにか感動の思いでした



食べた後、じりじりと暑くなってきた頃に下っていきます。
降りるのは、サクサクッと、それはあっという間でした!

と、ここでスリランカのチップについてご案内します
私自身チップを渡すのは苦手で、スマートに渡すのはとても難しいな・・・
と海外に行く度に思っていますが、ここスリランカのサービス業では、チップはイギリス
時代からの習慣として根付いている背景があります。
お寺で靴を預ける際や、ホテルでのポーター、ルームキーパー、スパやアーユルヴェーダ
のマッサージ師、サリーの着付け係、サファリのジープドライバーに対してなど、様々な
シーンでチップが必要になってきます。
これは日本人の感覚から申しますと、正直に言って、本当に手間です!(笑)
ただ、一定のサービスを受けるにあたっては、現地スリランカ人も同様にしていますので、
この点もスリランカの一部として受け止めていただけたら幸いだと思っています。
小額紙幣はいつもポケットに、といった対処法がオススメです
日本語ガイドに対するチップはお手間のないよう通常ツアー代金に含まれていますが、
対応がとても親切だな、期待以上だなと思われた場合は、最終日にあくまでお気持ちの
範囲で追加チップをお渡しいただくと、ガイドは仕事の評価と受け止めて喜びます
よろしければ、頭のすみに置いておいて下さいね
(私たちは朝食ボックスの件で、チップを少し多めにすることにしました笑)


≪ ポロンナルワ ≫



シーギリヤのあとは、世界遺産ポロンナルワ
シンハラ王朝が、先日のアヌラーダプラのあとに遷都したのが、ここポロンナルワです。
こちらも広い範囲に遺跡が点在しています。
代表的な遺跡として「ポロンナルワ王宮」「ワタダーゲ」は緻密な建築や、レリーフが
素敵です。スリランカの考古学上で特に重要な史跡とされています。
「ランカティラカ」には立像が見られ、上半身が朽ちていますが、少しずつ崩れていく
様子が、盛者必衰だなあ・・・という感じがしました




見どころとしては、「ガル・ヴィハーラ」の涅槃仏がよく知られています
石のマーブル模様がそのまま仏像になっていて、とても綺麗です。
仏像は座像2体、立像、涅槃像の4体があり、それぞれ穏やかな表情をしています。
スリランカの仏像は全体的に丸みがあって、涼やかな表情が多く、素敵ですよ

シーギリヤとポロンナルワの仏教都市遺跡は、同じ国にありながら雰囲気のまったく
異なるもので、充実の観光となりました



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