olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

中学校が心配

2018-12-17 | 6年生
少し前のことですが、
息子が中学校生活に対する不安を
口にしたことがあります。



「僕、中学校が心配なんだよねー」


「小学校に入ったとき、
 ぼく、嫌われてたと思うんだよ。
 低学年の頃は、きもいとか、ウザイとか、
 よく言われたから。
 3年生でちょっとマシになったけど、
 4年生は女子が最っ悪だったし。
 それが、5年生になったら最高になったんだよ!
 もう、学年で、僕のこと嫌いな人は1人もいないと思うよ。
 6年生だけじゃなくて、
 たぶん、学校の人みーんな僕のことが好きなはずよ♪」


すごいな。

幻想を見ているにしても、
こんな風に言い切れちゃうなんて・・・。




でも、うん、たしかに
周りからの息子の評価は、5年生でグンと変わった。
担任の先生のおかげだと思う。

枠におさまりきらない息子を、
叱るのではなく、
良さを認めてくれた先生でした。

息子だけでなく、
ちょっと枠からはみ出る
個性的な子の言動を面白がって
良しとしてくれる
ので、
クラス全体に「認め合う雰囲気」がありました。

だから、みんな安心して自分を出せたようで、
ガラリと雰囲気の変わった子もいました。

4年生のときは
クラスには居ても一切授業に参加せず、
一言も口をきかず、
授業中はノートにマンガ描いたり
「死ぬ死ぬ死にたい死ね・・・」など物騒な言葉を書き連ね、
暗い雰囲気で、
授業参観などで見るたびに心配していた子が、
5年生になると驚くほど良い笑顔を見せるようになりました。
表情が全く違うから、同じ子だとは思えなくて
二度見したうえ、子どもに名前を確認しちゃったもの。
それくらい、変わった。
グループ発表のリーダーやったり
皆の前に出て踊るメンバーになったり
周りの子にも優しくなって・・・

人の子ながら、本当に良かったと
涙が出そうになったものです。



4年生の時は「出来ない」烙印を押され、
担任からも軽く無視されたり邪魔者扱いされたりして
萎縮していた小さな男の子だって、
5年生になると、
先生がきっとその子の良いところを
認めてくれたのでしょう、
見違えるように生き生きとしてきました。
目立ちたがりの定番男子メンバー(含・息子)に混じって
ステージに立ったり、お笑いネタをピンで披露したり。

人の子ながら、本当に・・・(以下省略)



とにかく、オープンで明るく、
仲の良いクラスでしたね。


先生の力、絶大!



「ま、先生のおかげってのもあるんだけどさー、
 やっぱり僕の魅力に気付くには、
 5年くらいかかる
んじゃないかと思うんだよねー。
 一度気付いたら、もう僕の虜になること請け合いなんだけどさ!
 時間がかかるわけ。」


「だから、中学校が心配なんだよ~。
 3年しかなかったら、
 みんなが僕の魅力に気付く前に卒業しちゃうじゃん!」



・・・。



どこからどうツッコんだらいいんだか。



この子、大丈夫なんかな。




***




受験の前日、
普段、ほとんど接点の無いヤンチャな子が、

「おまえの頭の良さは、普通の学校じゃ
 もったいないよ。
 受かったらいいな。頑張れよ」

と言ってくれたり、
とっても賢いのに野球部の無い学校の受験を拒否して
地元中学に行く予定の子が、

「おまえがいなかったらつまらんから、
 試験、わざと間違えて、おれらと同じ学校に来いよ。」

と言ってくれたりしたそうです。


みんな、優しいね。



受験組は、みんなで「頑張ってね」「頑張ろうね」
と言い合って、お互いに面接の練習をしたり
ワイワイやってたらしいです。


そして受験が終わったら、
「よっしゃ!みんなで○○中(地元中学)で頑張ろう!
 席次1番目指そうな!」
と、楽しそうにじゃれ合いながら出てきました。
(試験、難しかったらしい・笑)



友達関係がうまくいっていると
全てが楽しくなるよね。
そういう雰囲気で小学校生活を終えられて
良かったな、と思います。
(いや、まだ終わってないけど)


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