olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

面白くなくちゃ

2019-09-05 | おっとっと語学学習
先週のこと。
机の上に置いてあった
息子の英語日記(宿題)を見ると・・・


I woke up at 7:00 and I ate breakfast. 
It was nice.
Then I went to school because it was Wednesday.
I had PE class. It was nice. and I went home.


・・・・・なにこれ(-_-*)

ちょっと来なさい。
書き直して。


「えーー、せっかく書いたのに!
 ひとの日記に文句言わないでよー(怒)
 間違ってても、
 Jさんが直してくれるからいいんだよっ!」
文句ブーブーの息子。


あのね。
文法が間違ってるとか
言いたいんじゃないの。

これ、何を伝えたいわけ?

(棒読みで)
「起きました。食べました。美味しかったです。
体育しました。いっと わず ないす。
帰りました。」

これは「伝える気のない文章」だよ。
人に見せる文章には
伝えたいことを書くんだよ!

英語は初心者でも
頭の中身は中1なんだから、
それ相応の、読んで楽しい文章を書いてよね。


最初はぶーたれてた息子も、
日本語で読まれたら
その稚拙さに気付いたらしく、
いそいそと書き直していました。


I woke up at 7:00.
My breakfast was Edamame-nuggets.
I think Edamame-nuggets were
the nicest nuggets I ever ate in my life.
I went to school.
I had pool class.
Last year I swam 106 m, but this time I swam 108 m....


ほら。
たとえ初心者英語でも、
「伝えたいことがある」
と思いながら書くと、違ってくる。



それで思い出した、昔聞いた話。

普段から漫才的な会話のやりとりを好む
お喋りな人が、
仕事で英語圏に行った時のことです。

この人、英語が苦手でした。
仕事は無理矢理何とかするとしても、
言葉が苦手だと
くだけたスモールトークでは黙しがち。

でも、彼は、いつもの調子で
うまいジョークを思いついてしまったらしい。

言いたい。
英語、分かんないけど。

柄にも無く大人しくしていた彼も、
言いたくて言いたくて
黙っていられなくなった。
だいたい、黙っているなんて性に合わない。

で、知っている限りの単語を駆使し、
ネタを披露。
そうして自分から発信し始めると、
周りから「面白いヤツだ」と認められ、
会話が増える。
またウケそうなネタを思いついて・・・

言葉の上達、早かったでしょうね。


イギリスの語学学校では、先生が
「イタリア人は上達が早い。
文法的に間違っていようが気にせず
たくさん喋るからね。」
と言っていました。


普段、母国語で喋りまくっている人
外国語がうまく喋れなくても、
頭の中には「これ、言いたい!」
渦巻いているはず。

それに、目の前に人がいたら、
言葉がどうであろうと
コミュニケーションをとらずにはいられない性分。

その場を盛り上げて楽しく過ごすために
メチャクチャでも、とにかく喋りはじめる。
正しさより、楽しさが優先される。


・・・息子もそのタイプだと思う。

書き言葉でも同じだよ。
読んでくれる人との
コミュニケーションなんだから。

息子にそう伝えると、

「そうか!
日本語の時と同じ事を
英語で言えばいいんだ。
そしたら、ぼくの魅力が伝わるね
今も好かれてるけどさ。
そうなったら、ぼく、最強だねー!」


がんばれー。


(おまけ)


通りすがりの犬同士のコミュニケーション。
大犬、アプローチ過多(笑)
(撮影・息子)


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