olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』

2018-10-07 | 読書メモ

これね、タイトルが悪いよね…
中身は良いのにねぇ。

いや、売れてるらしいから
商業的には「良いタイトル」なのかも。
私の好みではないだけなんですが。


このタイトルだと
普通なら、一瞥でスルーしてしまうところだけど、
ちょうど駐車場代の関係で
購入する一冊を焦って探していた時に
入り口付近に平置きしてあって。

少なくとも、その隣に平置きされていた
「東大に子どもを合格させる」系と比べたら、
断然こっちの方が魅力あるなーと思い、
パラパラとめくったら
意外と良いことが書いてある気がしたので勢いで購入。

家でゆっくり読んでみたら、
なるほど、と思うこと、いろいろありました。

---

この本の主な主張は、
まず、5教科至上主義は、完全に時代遅れであること。

目指すべきは、トランスナショナルな人材であること。

たとえ日本に住み続けるにしても、
優秀な留学生や移民、それにAI等の技術の進歩により、
平均値ゾーンで個性の無い人材は職を奪われる可能性が高い
それに対応するための、グローバル標準の教育をするには
子ども一人一人に合った教育をオーダーメイドできる
家庭での教育がベストであること。
(※ ホームスクーリングの話ではありません)

その家庭教育について、生活、学習、英語学習
の3カテゴリーに分けて詳しく述べられています。




★5教科至上主義で育ててはいけない
   → 課外活動の成果が重要


アメリカなど海外の大学の入学審査や
就職活動でも役立つポートフォリオを作ろう。

ポートフォリオに入れるのは、
スポーツや芸術など、自らの得意のレベルを示すアワード(賞)、
課外活動でボランティアやリーダーシップを発揮した実績、
アルバイトやインターンシップなどの職業体験、
外国語やコンピュータスキルといった特殊技能の証拠などなど。

スポーツや音楽などの芸術分野では
「何も証拠はないけど、一応、長年頑張ったよ?」
というだけでは、残念ながら認められない。
いわゆるアワード(賞)を取る必要があるのです。

(音楽なら、ある程度名の知られたコンクールとか?)

とにかく、何か勉強以外のことに取り組み、
 挑戦する経験を積むこと。


塾に時間を費やし、
たとえ模試で高い偏差値を取り、
全国1位になったとしても、
 履歴書に書くことはできないのです。
そんなことに時間をかけるのはバカバカしい。


教育費でまず削るべきは、学習塾と模試に使うお金。
それで浮いたお金と時間を有意義なことに使おう。

子ども時代こそ、スポーツや芸術の活動、
家族の活動やボランティア活動を大切に。
そして、リーダーシップがとれるような
 得意分野を育てよう!



このアワードは、大学だけでなく、企業も重視している。
なぜなら、アワードが獲れるということは
努力、情熱、忍耐を持ち続けて何事かをやり抜く力(グリット)
を持っている証拠になるから。

なんだけど、もちろんそれだけが理由ではない。
スポーツや芸術は人生を豊かにするものだから、
子どもにはぜひとも取り組んでもらいたいもの。




・・・・いろいろ、納得です。



つづく


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