olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

『トップ1%〜』得意はブルーオーシャンで探そう

2018-10-10 | 読書メモ

『世界のトップ1%に育てるための親の習慣ベスト45』
覚え書き第3弾。



★得意はブルーオーシャンで探す
 相撲は勝てる土俵で取れ!


5教科以外に得意なことを見つけよう、
という話の続き。

しかし、ポートフォリオに使えるアワード(賞)を
手に入れるには、
他の子と勝負しなければならないのです。

日々の地道な努力 + コンクール前の最大瞬間風速的努力 + 本番に強い度胸
が必要ってことで…。
そりゃあ大変です。

10万時間を費やし、アワードを手に入れることを考えたら
やはりライバルは少ない方が良いのです。



この本では、競争相手が多い分野をレッドオーシャン、
競争相手が少ない分野をブルーオーシャン
と言っています。
(元々は経済用語で、意味合いもちょっと違う)


息子がやっている習い事を例にすると…


器楽分野では、ピアノは完全なレッドオーシャン
裾野が広く、頂点は高い。
その中で抜きん出るのは大変!

対してチェロはブルーオーシャン
例えばファゴットに比べたら多いだろうとは思いますが、
ピアノと比べたら、どう考えてもブルーです。


バレエ。
男の子はかなりのブルーオーシャンですね。
でも、コンクールは男女別ではないから関係ないんだなー。
ははは。残念!

とはいえ、舞台に立てる確率、
ソロを踊る確率となると、
当然ながら女の子よりも高くなる。



スポーツだと野球やサッカーなどの

メジャーどころはレッドオーシャン。

花形競技には、抜群に運動能力の高い子が集まりやすい。


たとえ好きな競技の部活に入っても、
競争相手に勝てなかったらレギュラーを取れず、
ずーーっと補欠や裏方で終わりかねない。

裏方仕事も万年補欠の経験も
無駄ではないけれど、

裏方として自己犠牲を強いられるような分野を
あえて選ぶのではなく、
自分がリーダーシップを示せる分野を見つけ、
人間性を高めて社会で役立つ存在になり、
 ポートフォリオも充実させましょう
ということです。




そういえば、随分前だけど、JALの機内誌か何かに
海外で成功しているビジネスパーソンの
インタビューが載っていました。
学生時代にボート部のキャプテンをしたことで
リーダーシップの何たるかを知り、
仕事に役立っているという話から、

「もし野球やサッカーなどの人気スポーツ部に入っていたら
 自分はキャプテンはおろか、
 レギュラーにも入れなかったかもしれない。
 ボート部を選んで良かった。」

というようなことが書かれていました。
なるほどね、と思った記憶がよみがえる。

ここで書かれているのも、そういうことです。




★一つに集中せず、多様なスキルセットを

この考え方にも、賛成!

「1万時間の法則」を考えると
一つに集中させた方が効率が良い(他のことする時間、ない!)
と思ってしまうけれど、それは危険。

(一つに集中させることの危険性は
 この辺りに書いています。)

「ぼくから野球をとったら何も残りません」
(野球の部分は、ピアノ、バレエ等々、何でも当てはまります)では、
プロへの道を進めるほんの一握りに入れなかった時、
怪我をしたとき…つぶしがきかず次に進めなくなる。
心も折れ易い。

前回書いたバレエの先生の話ともつながりますね)

教育的観点からは「バランスの取れた教育」、
経済用語ではリスクヘッジということになるのかな。
私は教育的観点からの説明が好きですが、
まあ、そういうことです。



そして勉強については…

もちろん勉強もしなくちゃいけないんだけど、
「勉強しかしていません」は困りもの。


これからの時代、5教科ができることは一芸でしかない


それ以外の得意分野が育っていなければ
将来の道が狭まる可能性がある。
(人生の豊かさという点でも問題だしね)


—-


とにかく、
子どもには、いろいろなことに興味をもち、
時間をうまく使って、
挑戦し、深めていってほしい。

そう考えると、ほんと時間が足りません。

…ではどうするか。

そう、まず削るべきは学習塾と模試の時間です。


つづく


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