olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

中学受験には不向きな精神的幼さ

2018-11-13 | お勉強(小学生)

受験まであと1ヶ月を切りました。

実のところ、2ヶ月前は
中学受験の準備期間は短くても、
効率良く、最短距離で習得すれば
けっこう何とかなるんじゃないかと思っていました。

もちろん、6月から無駄な塾に行かせず
全て私が見ていたら
楽なスケジュールで出来たのになあ
とは思いましたが、
受験するのは難関校ではないし、
勉強しなきゃいけないのは
算数と算数的理科だけなので、
何とか間に合うかな?と。


この子はアホではない。
むしろ知的には高い部分もある。(分野によるけど)

息子の理解力と、必要な学習範囲を考えて
「これをこうやればいける」という見通しが
私の頭の中にはあったのですが・・・



私は甘く見ていました。

息子の性格を。


なにしろ「効率よく最短距離で」ができない
これが、彼の最も大きな特徴です。

 

彼には遊びが必須要素。
たとえ受験勉強でも。

まだまだ「お母さん大好き」なので、
私の言ったことは(最終的には)やるんだけど、
常に興味が拡散するので、
あっちやり、こっちやり、別の本を開き…
算数やってたはずなのに、
いつの間にか国語辞典や社会科資料集に
夢中になっている。

元に戻そうとすると、

かわいいバージョンでは

「じゃあお母さん、ずーっと隣に座ってて♡
一緒に算数、仲良く楽しくやろうぜ〜♪」。


かわいくないバージョンでは
「わかってるっしゃー(わかってるし)(※巻き舌)!ちっ」
とケンカ腰で、算数そっちのけで
お母さんに反抗することに力点が置かれる。

そんなことやってる場合じゃないだろう(怒)
この危機感の無さよ。



そんな彼の「一生懸命」は
世間の基準から言えば、ほんわかレベル

いや、もともとそうだし、分かっていたんですが、
いくらなんでも1,2ヶ月前になったら
焦って必死になるだろうと思っていたんです。
だって、普通、そうでしょ。

ところが、息子は見事に焦らない。
相変わらず、楽しくほんわか勉強してる。
普通じゃないかったよ、おい・・・。


ま、それくらい幼いんです。


受験をするにあたって、
子どもがそれに向くか向かないかを
考えることは大事だと思います。

もともとの頭の善し悪しもさることながら、
小学校高学年のこの時点で
どれだけ精神的に成長しているか
決定的な要素になるんじゃないかな。

・・・と、今、痛感しています。


いわゆる「しっかりしている子」は
「自分で目標を定め、計画を立て、遂行する」
ことができるんですよね。

「言われたからやる」ではなく。
そういう子は受験向きだと思います。

そこまで成長していなくても、
何でも大人の言う通りにする素直さがある子なら
何とかなるかもしれないけど、
これは徹底的に受け身になれちゃう子ってことなので、
別の意味で心配かも。


***


受験を経験することで
少しは成長するかな、と期待したのですが…


なんかもう、疲れたな。

そうだ。そもそもダメなんだわ。

この子はそこまで育っていないんだから、
今、即席で育てようとしても無理なんだ。


そう確信したところで、
私の中で、吹っ切れたものがありました。



つづく



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