olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

オヤジギャグは言葉の壁を越える

2020-11-10 | おっとっと語学学習
息子は言葉遊びが好きです。
たいていは音が似ている言葉を
組み合わせただけの、
安直なダジャレ、要はオヤジギャグです。

毎日、そういう超絶くだらないダジャレを
思いついては披露して、
「ね、面白いでしょ?面白い?」
と笑ってもらいたがります。

一日何度も。

まあ、たいてい大して面白くないのですが(笑)、
そんなくだらないことで
すっごく楽しそうに喜んでいる息子が面白くて
笑ってしまいます。


この傾向は、言語が変わっても
同じなようです。


つまり、英語でも、
しょっちゅうダジャレを思いつき、
で、
自分的には「めっちゃ面白い」と思うらしく、
J先生にせっせと披露しています。

(そういうモチベーションがあるから
言葉の習得が早いんだろうなぁ。
毎度、肩の力が抜けるくだらなさなんだけど・笑)


こないだは
She saw seesaws!
She sees seashells in the sea!
とか繰り返し言ってましたね。

(そしたら、先生が
She sells seashells on the seashore.
という定番早口言葉を教えてくれた。
合体させたら、長い早口言葉に。
もしかして、ネイティブのダジャレセンスも
似たようなもの?!笑)


新語創出もやります。

単純に間違えた言葉を、
間違いと認めず
新しい言葉として押し通してみる
という無理矢理な感じなんですが、
たまに、ひょうたんから駒
みたいなことにもなります。

たとえば、
息子が、単なる理解不足から
mathやpianoなど
本来は名詞である単語を
動詞として使ったら、
そうそう、カジュアルな表現として
動詞で使うこともあるよ、とか。

(I am playing a piano. → I am pianoing.)
(I studied math. → I mathed.)

(「今、ピアノってんだよね」
「昨日、数学った」…みたいな感じ?)

すると息子はさらに
自分の名前や周りの物を動詞にして
ジョーク混じりの新単語を作り、
意味づけることに
夢中になっていました。

本筋のレッスンそっちのけで。

度量の狭い私などは
「はいはい、もう分かったから、
 いい加減そろそろ本筋に…」
と思ったりするのですが、
しかし、先生は
そういう息子を遮ったりせず、
やりたいだけやらせて、
さらに、上手い具合に
学びに結びつけてくれるのです。
(さすが)


前回の「物語をつくる」宿題のお題の一つは、

Make up one word but don't define it.

でした。

自分で新しい単語を一つ作り出して
物語の中で使う。
その言葉についての説明はせずに、
読み手にその言葉の意味が分かるように書く。

(こ、高度だ…!)


そして、今回は、詩を作ってくる
という宿題が出されました。

韻(rhyme)を踏んだ詩です。

いくつかの子ども向けの詩を読み、
rhymeを自分で探せるように練習して、
よし、コツをつかんだな、
と確認してから
宿題にしたというわけです。

始まりの音を探せば良い
日本語の「しりとり」と違って、
単語の中程や後ろの音に
共通性がある単語を探すrhymeは、
初め、ちょっと難しかったみたいなのですが、
コツを掴んでしまえば
けっこうスラスラ思いついていました。

息子は、私などより
ずっと早く、たくさん思いつく。

オヤジギャグ好きの面目躍如(笑)

さあ、それを詩に昇華させることができるでしょうか?!



それにしても。

力量の高い先生って、
子どもの繰り出す「余計なこと」を面白がって、
それを使ったアクティビティや話題を
うまく考えだし、
子どもをノリノリにさせながら
楽しい授業を作るんだよね。

横道に逸れたふりして、
しっかり本道の学びを押さえているという。

J先生、
そして、小学校で出会った
数人の先生がそうだった。

尊敬します。
ほんとうに。

良い先生に出会えて良かったなあ。


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