olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

深窓の violin

2019-05-11 | チェロ
ところで息子は
そろそろフルサイズ楽器でもいいかな?
という身長になりました。
 
フルサイズ楽器、
近々買わなくてはならないってことです。
フルサイズとなると、
それなりのお値段がするはず・・・
 
今回、修理をお願いした工房の方に
恐る恐る初心者向けの(←強調)
フルサイズ楽器・スタンダードラインのお値段を聞いてみると、
「ピンキリですが、
お買い得セットで25万~45万くらい。
45万のものなら、当面買い換えなくても大丈夫ですよ」。
 
 
 
・・・・ですよねーーー。
 
 
楽器って、そういうお値段よねーーー。(遠い目)
 
 
 
 
分かっていたはずなのに、直面すると目眩が。
 
資金調達はいかに・・・
 
頭を巡らせて思いついたのが
使っていない私の楽器。
 
 
 
購入したのは遙か昔のことなので
詳細覚えていないのだけど、
50万くらいしたはず。
弓も高かったな。20万くらいだっけ?
 
ヴァイオリンとしては普通の値段なんだろうけど、
お小遣いを自力で稼ぐ庶民の大学生(しかも初心者)
にしたら清水の舞台です!
 
 
 
当時お世話してくださったのは
京芸の先生。
先生が、楽器店で予め数点を選び出し、
「この中から好きなのを選べ」と仰ったのです。
値段はどれも似たり寄ったりでした。

このラインの楽器を買っておけば
(素人が演奏を楽しむぶんには)
一生買い換える必要はない、
という先生の言葉を
「そうか!」と素直に受け止めて、
1年間バイトして貯めたお金を
あっさり全部吐き出しました。
 
若さ故の素直さ、思い切りの良さですね。
 
 
ラベルはありません。
(100万以下のヴァイオリンは無いのが普通、
あっても信用できない・・・らしいです)
 
お店の人と先生の話では、イタリア産。
・・・だったかな?
 
年代は、なんか言ってたけど
・・・150年前だとか100年前だとか・・・
あやふやな記憶しかない。
 
とりあえず、ヨーロッパ産のちょい古めのヴァイオリンです。
(ざっくり)
 

 
おぼろげな記憶しかない
出自不詳の楽器だけど、
後々、お会いしたヴァイオリンの先生方からは
好評を得ることが多かったので、
それなりに良い楽器なのだと思います。
 
 
 
これ・・・・売る?!
 
 
 
使っていない。
この先も、使わない可能性は高い。
だったら、これを売って
チェロ資金に回すのも手じゃない?
 
と思ったんだけど。
 
 
 
でもなあ。
 
いざ売るとなると、
とりあえず手元に置いておきたい
という非生産的な執着が出てきたりして。
ああ、私も捨てられない人の仲間入りだ・・・。
 
 
 
売らない言い訳をつけるため、また無理矢理習うとか?
 
でもねえ。
自分でやるのは難があるから
子どもにやらせて辻褄合わせようと思ったのが
そもそもの始まりなんだよねー。
今更・・・。
 
 
 
 
悩むなあ。


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