olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

この世の中でたくましく生きるには

2019-03-01 | 教育よもやま話

学校で、理不尽な社会を生き延びる準備をしている
という話(学校の先生② 理不尽な教師)と

何となく関連しているのですが、

息子に関して言われたこと、
嬉しかったので記しておきます。


---


先日、国際交流のコーディネートをなさっている
Aさんが仰ったこと。
Aさんの交流会には、息子も参加させて頂き、
お世話になっています。


「息子さん、普通の公立に行くと聞いて
 安心しました。
 いや実はね、この子は普通の公立がいいのにな

 って思ってたんですよ。

 
 というのはね、
 息子さんは、将来、留学でも仕事でもいいんですが、
 外国に出たらいいと思うんです。
 国際交流にとても向いていると思うのでね。

 語学にも強いはずだけど、語学は単なる手段で、
 それ以上の天性の強みを彼は持っていますよね。

 彼、相手が言葉の通じない外国人でも
 臆せず自分から積極的に関わっていくし、
 明るくてオープンだから
 外国人に大変好かれますよね。
 彼には何かを発信する力というものがある。
 だから向いていると思うんです。」


確かに、交流会のような場では、息子は重宝されます。
外国人からもすぐに覚えられるし、
褒められるし、好かれる。

学校では必ずしも歓迎されるとは言えない
彼の特性ですが、
国際交流の場は、それを「完全なる長所」に変えてくれる
魔法の場でもあるのです。



「でもね、いざ外国に行くと、
 日本人の常識では考えられない
 いろーんな人がいるし、いろんなことが起こります。
 実際、大変です!
 そういうものに対応して、何とか渡り歩いていくには
 人間力を鍛えるしかないんですよね。

 お勉強が出来る子をセレクトした学校で、
 自分と似たような子の中で
 決められた勉強にひたすら打ち込むなんてことは
 高校からで十分ですよ。
 中学校では、彼には人間力を鍛えてほしい。

 そのためには、いろんな背景を持つ子がいる
 地元の公立中学で社会を学ぶのが一番だと思いますよ。
 そして高校あたりで1年くらい留学したら良いと思います。

 すみませんねぇ、私、こんなこと勝手に考えてたんですよー(^▽^)」


嬉しいです^^

国際交流や留学を数多く手がけてきて、
成功に必要な資質を(逆に、失敗する要素も)
よくご存じでいらっしゃるAさんのような方に、
こんな風に評価していただくのは、
ほんと、嬉しいことです。


(この本の主張を思い出します。
 『成功する子 失敗する子』(1) 学校に行く意味



でも、そこでハタと気付きました。

あれ?
私、Aさんの勧めるコースを歩んできたかも。

公立中(一応、不良みたいな輩もいた)から
私立高(幼稚園から大学まである学校の高等部)に行き、
一応ちょろっと外国にも行った・・・・・・。

でも、期待される学びは得られなかったな。
それは多分、私の性格のせい。

どんな集団であろうと傍観者的な立ち位置
落ち着いてしまうタイプだから、せっかくの機会を

無難にサラーッと流してしまったのでしょうね。

あー、残念。



「どんなことでも自ら手を上げて前に出て、
最後の最後までガッツリ楽しむ

を旨とする息子を見ると、
同じ環境を与えられたとしても、
私とは得るものが全然違うだろうな、と思う。

こんな風に人生楽しめる性格が羨ましい。
親としては、ちょっと大変だけど。

でも、こうして親として彼の人生に関わることで、
私は、自分が逃してきた何かを
間接的に経験させてもらっている、とも言えるかな。

ありがとう。息子。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。