ファーストキスはママだった

最近、優里ちゃんのそばで寝ころぶと
嬉しそうな顔で覗き込み
チューをしてくれるようになった。

しかもブチューっとかなり長くて
よだれでママの口がべろべろになるくらい激しい。
赤ちゃんのチューはなんとも可愛い。

菌が移るといけないと思いつつも
嬉しくていつもされるがままにしてしまう。

たまにほっとくとかぷっと唇をかまれるからおっかないんだけど。


この日は予防接種に行った。
最近はBeatの仕事も早くて
13時過ぎに帰ってきてお昼寝までした。

ついでにのびきった彼の髪もカットしたんだけど
今回はちょっと失敗。

だって彼が早く早くとせかすから
ほんとに鏡もたいして見ないで
チョキチョキしたらかなり短いヘアーが完成した。

Beatが「髪がなくなった」と嘆いた。
どうせ冬は帽子をかぶるし
そんなにひどくないと思うんだけど。

その後、
予約していたちびちゃんのドクターに行って予防接種を受けた。
こっちのドクターは相変わらず忙しそうにしていたけれど
日本のお医者さんよりはだんぜんよくしゃべる。
残念なことにドイツ語だったので
私はたいしてよく分からなかったけど。

パトリシアのお家にお呼ばれした日

この日はパトリシアに呼ばれて彼女のお家にいくとこになっていた。

しかし私以上にBeatがそわそわしていた。
なぜならBeatがその間ちびちゃんの面倒をみることになっていて
私が行くまでの間に仕事とお昼寝と趣味のランニングを終わらせなきゃと必死になっていたから。

仕事はよしとしても他は無理してやらなくてもと思うんだけど
本人にとっては一大事だった。

最終的に時間内に全部終わらせたBeat。
ほんとは私が列車で行く予定だったんだけど
私がスイスの複雑な列車とチケットの買い方をあまり理解してなくて
一人で行かせるのが心配だったらしく
結局現地まで車で送ってくれることになった。
彼女のお家は大きな湖をはさんだ向こう側にあって
ここからだと列車を乗り継いで一時間はかかちゃう。

ちびちゃんも連れてでかけたんだけど
なぜか橋の上の事故のおかげで
渋滞に巻き込まれ、
最終的に2時間近くもかかって到着した。

遅れてごめんねとパトリシアに言ったんだけど
スイス人ってみんな時間にルーズだから大丈夫とにっこり言われた。
6時というとだいたい始まるのが7時か8時になるらしい。
なるほど。

その日は他にも彼女のボーイフレンドとその友達がいて
他にNZの学校で一緒だったタティアーナ(スイスの女の子)とアヤ(日本人の女の子)とそのボーイフレンドも来ることになっていた。
ちなみにその彼はフランス人でこっちで一緒に暮らしているらしかった。

そしてみんなが来て
（なんと1時間送れた私が2番目に到着だった）
日本でいう焼肉パーティみたいなものが始まった。
やっぱりこっちの人っておもてなしがすごく上手。
飲み物も何を飲みたいかってすぐに聞いてくれるし
お料理もテーブルいっぱい並べてくれて
足りなくなったりするとすぐに出してくれる。

焼肉とはちょっと違うんだけど
ホットプレートのようなものに羊や豚とか牛とか(子牛まで)のお肉を焼いて
その下にチーズを熱するプレートを置く場所があって
ポテトの上に溶かしたチーズをかけて食べたりした。

スイスの伝統的な家族料理らしい。
うちはBeatが脂っこいものがあまり好きではないので
そういう伝統料理ってあまりしなくて
私もはじめて味わうものだった。

初対面のスイス人やフランス人の友達も話しやすくて
すごく楽しかった。
なんだか面白い。
珍しくワインいっぱい飲んじゃった。
久しぶりに日本人の友達とも話せてすごく嬉しかった。

帰りはBeatとちびちゃんが待っているのでみんなより早めに帰ったんだけど
チケットを買うのに戸惑って
予定の列車より一本遅くなっちゃった。
そして心配したBeatが結局途中のチューリッヒの駅まで迎えにきてくれることになった。
ちゃんと後ろのシートにぐっすり寝ているちびちゃんを連れてきていた。

ちびちゃんを任せた上に長距離ドライブまでさせちゃって悪かったなと思ったんだけど
心配してきてくれたのがすごくうれしかった。

家に帰ったら何か調理したらしくお皿とかフライパンがキッチンに散乱していた。
頼んでた洗濯物も地下室の洗濯機から持ってきてくれてた。

さらに私のいない間にこっそり(？)ネットで新しいランニングシューズを注文したらしく
1週間後に届くはずだと嬉しそうに言った。

友達もいいけれど
家族っていいな。

ちびちゃんが風邪引いた

初めてちびちゃんが風邪引いた。

食欲ないなと思ったら
37.89℃
子供にしたら微熱かな。

この時期はみんな風邪だね。
とりあえず動きは活発だけど
なんかふらふらしてるっぽい。

そのうち鼻水までだらだらでてきて
かわいそうなくらい。

日曜日だけど
めずらしく(初めて)ブラットラー家は家にとどまった。
Beatが家で長々とテレビをみてるなんてすごく珍しい。

その夜はひどくおそろしかった。

ちびちゃんは毎回寝るとき
添い寝しながら授乳して寝るんだけど
鼻がつまってるおかげで吸いながらだと息ができず
いつもと勝手が違って
ぎゃんぎゃん泣いた。

大泣きする時
ダイナミックにぐるぐると転がるので
ごつんと窓に頭をぶつけて
さらにぎゃー！！っと火がついたように泣いた。

夜中なんどもヒステリックに泣きさけび
なんとか朝を迎えた。

そして熱は下がった。
赤ちゃんの熱って大人も大変だねこりゃ。

おそばの日

友達から信州のそばが大量に届いた。
えへへ。
ちなみに運んでくれた郵便局員はこの前と同じ人。
親切そうだけどなかなか愉快な人だと思う。

さっそくお昼に食べた。
つけそば。

うちにめんつゆとわさびは常備してあるので
それにのりとしょうがも入れた。

*.;".*・;・^;・:＼(´∀｀)/:・;^・;・*.";.*:

すばらしい！
そば最高。
日本の心だね。

Beatにこのすばらしさは分かるまい。
じーっとこっちをみている優里ちゃんに向かってニタニタしてしまった。

夕方は親子三人で前いた地区のCafeに行った。
それからまた夜もおそば。
かけそば。
これもなかなかGood。

収納部屋に家具を取り付けてもらった日

何かと家のことを気にかけてくれるお義父さん。
というより何かしてないと落ち着かない人なんだけども。
いつも突然今から行くよと連絡が来て
ガールフレンドのエリカとチビちゃんの様子をみたり
家具の組み立てや移動を手伝ってくれるんだけど

今回はありがたいことに
キッチンの横にあるちょっとした収納用の小部屋に
収納家具を取り付けてくれた。
事前に専用の業者にオーダーしてくれてて
図面もあらかじめメールでもらっていた。
今日はその取り付けに業者(といっても一人)が朝から家に来た。

朝9時に来るというので
寝坊しないようにいつもよりかなり早めに起きた。
離乳食までは間に合わなかったけど。

その後すぐにお義父さんとエリカが様子を見に来た。
こんな大きな家具をどうやって一人で取り付けるんだろうと思ったけど
業者の人は段取りよく進めていた。
さらにお義父さんとエリカは見るだけでは退屈したようで
この前私とBeatが挫折した靴入れの材料を見つけて組み立てを始めた。

えへへ。
Beatも私も内心それを期待してたんだけど
やっぱりやってくれた。
ちょっと難しいなと言いながらも
私がその部屋をのぞいたころにはほとんどが完成していた。
さすが！

さらに私の方が退屈しはじめたので
ちびちゃんと散歩に出かけた。
昨日出会ったイラン人のエラへに私の番号を書いたメモを渡そうとポストボックスに入れたところ
ちょうどご主人が出てきて
「もしかして家にかな？」と声をかけてくれた。
さらに彼女を呼んでくれたりしてすごく感じがよかった。
イラン人がこんなにフレンドリーだとは思わなかった。
やっぱり国って関係ないんだね。

家に帰ったころには靴入れが完成していて
お義父さんがうれしそうに「見てこれ」と見せてくれた。
ちょっと大きめなので玄関におさまるか心配だったんだけど
置いてみたらぴったり。

夕方お義父さんとエリカが帰った後、
さっそく靴を入れてみた。
これでちびちゃんがだしっぱにしてある靴をいたずらすることもなくなる。

その後まもなく収納部屋も終了した。
なんと素敵になったことだろう。
ハンガーかけもあるし
床から天井までの棚も設置されて
ドアもちゃんとついている。
何を入れよう。
服とか書類とか本も入るね。
新しいものが出来るとなんかわくわくする。

さっそくあれこれ入れてみた。
収納スペースはいくつあってもいいね。

その後Beatが帰ってきて
さっそく整理整頓するかと思いきや
近場の湖までドライブに出かけた。