たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

パトリシアのお家にお呼ばれした日

2012年01月14日 | 日記
この日はパトリシアに呼ばれて彼女のお家にいくとこになっていた。

しかし私以上にBeatがそわそわしていた。
なぜならBeatがその間ちびちゃんの面倒をみることになっていて
私が行くまでの間に仕事とお昼寝と趣味のランニングを終わらせなきゃと必死になっていたから。

仕事はよしとしても他は無理してやらなくてもと思うんだけど
本人にとっては一大事だった。

最終的に時間内に全部終わらせたBeat。
ほんとは私が列車で行く予定だったんだけど
私がスイスの複雑な列車とチケットの買い方をあまり理解してなくて
一人で行かせるのが心配だったらしく
結局現地まで車で送ってくれることになった。
彼女のお家は大きな湖をはさんだ向こう側にあって
ここからだと列車を乗り継いで一時間はかかちゃう。

ちびちゃんも連れてでかけたんだけど
なぜか橋の上の事故のおかげで
渋滞に巻き込まれ、
最終的に2時間近くもかかって到着した。

遅れてごめんねとパトリシアに言ったんだけど
スイス人ってみんな時間にルーズだから大丈夫とにっこり言われた。
6時というとだいたい始まるのが7時か8時になるらしい。
なるほど。

その日は他にも彼女のボーイフレンドとその友達がいて
他にNZの学校で一緒だったタティアーナ(スイスの女の子)とアヤ(日本人の女の子)とそのボーイフレンドも来ることになっていた。
ちなみにその彼はフランス人でこっちで一緒に暮らしているらしかった。

そしてみんなが来て
(なんと1時間送れた私が2番目に到着だった)
日本でいう焼肉パーティみたいなものが始まった。
やっぱりこっちの人っておもてなしがすごく上手。
飲み物も何を飲みたいかってすぐに聞いてくれるし
お料理もテーブルいっぱい並べてくれて
足りなくなったりするとすぐに出してくれる。

焼肉とはちょっと違うんだけど
ホットプレートのようなものに羊や豚とか牛とか(子牛まで)のお肉を焼いて
その下にチーズを熱するプレートを置く場所があって
ポテトの上に溶かしたチーズをかけて食べたりした。

スイスの伝統的な家族料理らしい。
うちはBeatが脂っこいものがあまり好きではないので
そういう伝統料理ってあまりしなくて
私もはじめて味わうものだった。

初対面のスイス人やフランス人の友達も話しやすくて
すごく楽しかった。
なんだか面白い。
珍しくワインいっぱい飲んじゃった。
久しぶりに日本人の友達とも話せてすごく嬉しかった。

帰りはBeatとちびちゃんが待っているのでみんなより早めに帰ったんだけど
チケットを買うのに戸惑って
予定の列車より一本遅くなっちゃった。
そして心配したBeatが結局途中のチューリッヒの駅まで迎えにきてくれることになった。
ちゃんと後ろのシートにぐっすり寝ているちびちゃんを連れてきていた。

ちびちゃんを任せた上に長距離ドライブまでさせちゃって悪かったなと思ったんだけど
心配してきてくれたのがすごくうれしかった。

家に帰ったら何か調理したらしくお皿とかフライパンがキッチンに散乱していた。
頼んでた洗濯物も地下室の洗濯機から持ってきてくれてた。

さらに私のいない間にこっそり(?)ネットで新しいランニングシューズを注文したらしく
1週間後に届くはずだと嬉しそうに言った。

友達もいいけれど
家族っていいな。