【1981年】(2囘生)
スギモトの下宿(スギモト生きてた)
サボリ
月曜日。
スギモトは高校の同級生で、現役で合格してゐたので、この時既に3囘生。
スギモトの姿を見掛けなくなつて、同じ高校から来た仲間うちで、あいつ生きてゐるんだらうかなどと半分面白がりながら、それでも半分心配する聲があがつてゐた。
私もその噂を聞いてゐたので、ヒマにあかせてスギモトの下宿を覗いてみた。
部屋の前で聲をかける。
「おーい、スギモト、ゐるか?」
ごそごそ音がしてから聲が返つて來た。
「お、仙丈か。ちよつと待つてくれ」
待つことしばし。
「いいぞ」といふ聲とともに扉を開けたら・・・
女の子が私と入れ替りに出て行つた。
ああ、アホらし。
心配して損した。
スギモトの下宿(スギモト生きてた)
サボリ
月曜日。
スギモトは高校の同級生で、現役で合格してゐたので、この時既に3囘生。
スギモトの姿を見掛けなくなつて、同じ高校から来た仲間うちで、あいつ生きてゐるんだらうかなどと半分面白がりながら、それでも半分心配する聲があがつてゐた。
私もその噂を聞いてゐたので、ヒマにあかせてスギモトの下宿を覗いてみた。
部屋の前で聲をかける。
「おーい、スギモト、ゐるか?」
ごそごそ音がしてから聲が返つて來た。
「お、仙丈か。ちよつと待つてくれ」
待つことしばし。
「いいぞ」といふ聲とともに扉を開けたら・・・
女の子が私と入れ替りに出て行つた。
ああ、アホらし。
心配して損した。
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