仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『相棒』 Season 8:第6話「フェンスの町で」

2009-11-25 22:26:15 | ドラマ、映画
第6話: 「フェンスの町で」


<ストーリー>

郵便局で強盗事件が発生。
防犯ビデオに映る犯人の華麗な動きや緊急配備の検問を鮮やかにくぐり抜けたことなどから、近くにある基地関係者による犯行説が浮上する。
尊(及川光博)は「プロの犯罪者による犯行」というが、右京(水谷豊)は防犯ビデオから犯人がプロにあるまじきミスを犯していることを指摘。
一方で軍事訓練を受けたような身のこなしに着目し、現場近くにあるサバイバルゲームのサークルからメンバーの名簿を手に入れる。
その中から右京が目をつけたのは、なんと…!?

ゲスト:森田直幸 阪本奨悟 仁藤優子

脚本:福田健一
監督:東伸児


(以上、 「相棒」公式HP より)


犯行の動機は、町にある米軍基地への憎しみだつた。
もつとも、ドラマの中では「米軍基地」といふ名前はおろか、基地といふ言葉すら出てこない。
ただ「フェンスの向う」といふ表現が出てくるだけ。
しかし、畫面には再三、輸送機が離陸するシーンが出てくるし、アメリカ人の名前の男が出てくる。
私は東京に詳しくないが、おそらく米軍のある町といへば立川なのだらう。

中學生が爆彈を作るのは簡單なのだらうか?
一説によれば、材料さへあれば核爆彈を作るのも難しいことではないといふから、きつと出來ないことではないのだらう。
戰爭サークル(?)で挌鬪技を學べば、中學生でもきつと郵便局強盜も出來るのだらう。
しかし、中學生はやはり中學生、右京や尊の説得で共犯の友人の身を案じて、友人の居場所を白状するのであつた。
めでたし、めでたし。
私としては、中學生はやはり中學生であつて欲しい。

主犯格の少年はともあれ、共犯となつた少年の境遇に同情してしまつた。
いくら子供を育てるのに苦勞してきたからと云つて、アメリカの軍人、それも複數の相手とややこしい關係をもつとは、まだ多感な年ごろの息子を持つ母親のすることではない。
「私が何か惡いことしました?私だつて人生樂しみたいんです」だと?
何をぬかすか、このバイタめ!
息子の氣持ちを想像してみろ!

彼ら少年2人のこれからの人生に幸多かれと祈る。



右京&尊語録。

尊:「こつちです」
右京:「ほんたうにこつちで大丈夫でせうね。以前にも君は道を間違へたことがありましたからね」
尊:(「昔のことをいつまでもくどくどと」)


右京:「失禮、いまのは一人言です」
尊:「杉下さんの一人言は、音聲、意味ともに明瞭なんですね」


この2人の當てこすりの應酬は、これからも續くのだらうか?
ま、面白いからいいけどね。
でも、眞の「相棒」になる日はいつのことになるやら。




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