１０月７日（日）

もう、けふが始まつた。
いや、始まつてから既に２時間以上たつてゐる。
どうして毎日こんな時間になつてしまふのか、私にもわけがわからない。
ともあれ、睡眠藥を飮んで「ブラックジャック」を讀まう。
「ベッドで」眠るといふ野望は捨てた。
さういふことが出來れば僥倖だと思はう。（02:18）

３時前にＰＣを落し、座椅子で「Ｂ・Ｊ」を讀み始めた。
藥を飮み忘れてしまひ、４時に服用。
おそらく５時頃眠つてしまつたのだらう。
７時過ぎに尻の痛さで目が醒めた。
日曜とあつてか、嫁はんはまだ眠つてゐるやうだ。
そろそろ起してやらう。
天氣は快晴。
私にはどうも寒く感じられる。（07:31）

１０時から「ブラックジャック」を讀み始めた。
案の定、いつの間にか居眠りをして、起きたのは１２時過ぎだつた。
ひるめしも終はつたし、メールチェックも終へたので、また續きを讀まう。
少し頭痛がしたのでデパスを服用した。
といふことは、また居眠りする可能性が高い。 （14:05）

３時頃ぎまでは覺えてゐるのだが、４時過ぎに宅配便で起された。
そのままもう一度居眠りを決め込まうとしてゐたら、穗高が嫁はんに向つて吠えだした。
散歩のおねだりだ。
それを機に起きだして、ネットに向つた。
５時半にはもう暗くなつてゐる。
まさに「釣瓶落し」であることよ。 （17:43）

たつた今しがた、「ブラックジャック」の最終卷（１７卷）を讀み了へた。
１９７３年から１９８３年にかけて、足掛け１１年に及ぶ長期連載だ。
私が中學から大學にかけて。
今囘讀み返して、やはりかういふ名作は色褪せないのだと思つた。
たしかに、藥やオぺの手法や醫療器具などは、現在では大幅に進歩してゐることだらう。
しかし、生命の尊嚴を見つめ續ける「ブラックジャック」の嚴しくも暖かい眼差しは、いまの醫者にも受け繼がれてゐるに違ひない（と信じたい）。 （18:29）