仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

李登輝氏、戦死の兄思い靖国参拝希望

2007-05-31 09:23:25 | 日々雜感
前臺灣總統の 李登輝氏 が、大東亞戰爭で亡くなつた兄を追悼するために、靖國神社への參拜を希望してゐるといふ。
亡兄の李登欽氏は、「岩里武則」の日本名で靖國神社に祀られてゐるのださうだ。

日清戰爭後の1895年から、敗戰した1945年までの50年間、臺灣は 日本が統治してゐた
清帝國が滅んで、中國に中華民國が成立しても、臺灣は日本が統治してゐたのであつた。
そして、臺灣の住人は「日本人」として、衆議院議員にも立候補することが出來た。
大東亞戰爭の戰局惡化に伴ひ、日本本土と同樣、臺灣でも徴兵が行なはれ、多くの人が亡くなつてゐる。
さうした戰歿者は當然のことながら、靖國神社に祀られてゐるのだ。
さうした中に、李登輝氏の亡兄、李登欽氏が含まれてゐるといふわけだ。

今囘の李登輝氏の來日は、私人の立場としてのもの。
日本については複雜な思ひもあらうとは思ふが、兄上のために、ぜひ參拜されたい。
なんの、中國共産黨に遠慮する必要はございませんよ。

ちなみに、李登輝氏ご自身も、京都帝國大學農學部に在籍中に學徒出陣されてゐる。
戰後、京都大學をご卒業されたのかどうかは、私は知らないのだが、彼にとつても日本には思ひ出深いものがあるだらう。
今囘は、奧の細道を探訪されるとのこと。
どうか、ゆつくりとなさって頂きたい。



李登輝氏来日 靖国「参拝したい」(産経新聞) - goo ニュース



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