仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

読書録 2024年6月中旬

2024-06-21 08:42:00 | 読書録(備忘)


6月12日
『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ 
2018年2月

初読。長篇。
2019年の本屋大賞受賞作って知らなかった。
先に映画のCATV放送を観てしまったので、本書を読んでもキャストが目に浮かんでしまい、困った。
「明日が二つになる」か…親になるってそういうことかもしれないな。
こういう作品を読むと、ぼくに娘がいたらなあって思う。
ぼくはもう誰にもバトンを渡せないようだ。

6月17日
『四月になれば彼女は』 川村元気
2016年11月

初読。長篇。
精神科医の藤代俊。
藤代の婚約者・坂本弥生、その妹の純。
そして、学生時代の恋人、ハルこと伊予田春。
愛を失う、喪失の物語。
またいつか読み直したいと思わせる、不思議な作品。

6月18日
『怪盗紳士ルパン』 モーリス・ルブラン 平岡敦訳
1907年(第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」1905年発表)

初読。連作短篇集。
10歳の頃、少年少女向けの「ルパンシリーズ」を読んで以来、半世紀ぶり。
この本はシリーズ第一作で、あの当時読んだ作品はこの本には出てこなかった。
「ルパン対ホームズ」「奇巌城」「813の謎」「虎の牙」なんかをまた読んでみたい。 
 
 
 


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