仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【 相棒 Season7 】 「超能力少年」

2009-01-28 23:03:43 | ドラマ、映画
超能力少年といへば、私などは「バビル2世」を思ひだしてしまふが、それはともかく。

銀座のクラブで起こつた殺人事件を豫知した少年とその母が右京さんに訴へかけるシーンからドラマは始まつた。
そして、その通り、事件は起こつた・・・

なんとも不思議なことよ。
ほんたうにこの少年は「超能力少年」なのだらうか?
まさか、そんな筈はないよなあ。

ドラマの途中で、私は礦石(ゲルマニウム)ラジオを思ひだした。
あれは石(金屬)が電波を受信してゐた筈だ。
もしかして、少年の耳の中にゲルマニウムの粒が入つてゐるとか。

結局、少年の治療した齒の詰物が受信機のやうな働きをしてゐることが判明。
つまり、この少年は盜聽器の會話を受信してゐる状態だつたわけだ。
科學的に説明がついたものの、いや、びつくりした。

ドラマの最初のシーンで、右京さんが少年にチョコをあげようとした時に、少年の母が云つた。
「この子はムシ齒を治したばかりなんですから」と。
なんと、こんなところで伏線が張られてゐたのだ。
これには參つた。
よく出來たドラマだよなあ、ほんたうに。



<追記>
このあと續けて「キイナ」を見た。
こちらでは、ポルターガイスト・・・
いやはや、いまどきの警察はたいへんだ。




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