仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

5月2日 : 飛騨國分寺

2007-05-04 11:45:40 | 仙丈放浪記
飛騨國分寺。


食事を終へて、上三之町を出たところにある工藝館に入つた。
燒き物や春慶塗や木工製品をひととおり見てから、中にある喫茶室に入つた。
コーヒー1杯でねばる。
私は讀み殘してゐた恩田陸「禁じられた楽園」のラスト30ページを讀み了へた。
タバコを吸ひ、トイレにも行き、ねばりにねばる。
それでも、ここでつぶせたのは1時間足らず。

喫茶店を出て、驛方面に向かつて歩く。
途中でいくつかの店をひやかして歩いてゆくと、飛騨國分寺が現はれた。
何度も來てゐる飛騨高山だが、飛騨國分寺へ來たのは初めてのこと。
これも何かの縁といふものだらう。



門を入ると、正面にとてつもなく大きな木が見えた。



近づいてみたら、イチョウの木だつた。
なんだか由緒のある木であるらしい。



イチョウの木のウロになつたところに小さな佛さまが2つ。
赤い帽子?をかぶつてゐるが、何だらう?
佛さまに疎い私にはわからない。



本堂。
もちろん創建當時のものではない。



均整のとれた三重塔。
これも、もちろん創建當時のものではない。
文政年間に建てられたとか書かれてゐたやうな氣がする。



もみぢの若葉が綺麗。



苔蒸した燈籠。
歴史を感じさせられた。



國分寺猫。
由緒ある寺に住み着いてゐるだけあつて、生まじめな顏をしてゐた。
このあと、からだを振るはせて、えづき始めた。
毛玉でも吐き出したのかもしれない。




<使用カメラ> :「 Nikon D80 」
<使用レンズ> :「 AF-S DX VR Zoom Nikkor ED18~200mm F3.5-5.6G (IF) 」



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