仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

読書録 2024年4月中旬

2024-04-21 08:51:00 | 読書録(備忘)
『明治文学小説大全』 (全50篇)4月14日明治31年(1898年)『小説不如帰』 徳冨蘆花初読。長篇。愛する二人が引き裂かれ、病いで亡くなる悲劇。メロドラマのはしりとも云うべきか。ベストセラーとなったのもむべなるかな。「ほととぎす」だとばかり思っていたが、のちに徳冨蘆花自ら「ふじょき」と書いているのを知った。擬古文なのに現代仮名遣なのが、名文であるだけに、違和感はなはだしい。障子に映る猫の影 . . . 本文を読む
コメント