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きみたちの未来

「私一人ぐらい…」という考えはやめよう。それを世界中の人がすれば、一発で地球はだめになる。坪田愛華ちゃんの語録から

橋本龍太郎さんの死を悼む

2006-07-03 21:31:23 | 地球環境

 昨年8月に政界を引退した橋本龍太郎元首相が、7月1日不帰の人となった。心からご冥福を祈ります。産経新聞の追悼記事には「近年、橋本龍太郎氏ほど毀誉褒貶(キヨ ホウヘン:悪口とほめ言葉)の激しかった政治家はいないだろう。」とあり、政治家 橋本龍太郎の人物評価を行っているが、彼、橋本龍太郎さんが地球温暖化防止対策に全身全霊を傾け、『京都議定書』の締結に心血を注いだ功績を風化させてはならないと思う。そこで、過去ログではあるが『橋本龍太郎さん引退』(2005.8.21)を再録して、橋本龍太郎さんの功績を讃え、追悼の言葉としたい。
『橋本龍太郎さん引退』
 元首相の橋本龍太郎さん(68)が、「体調が悪いので政界では働けない。皆さんにお世話になった」と述べ、政界引退を公式に表明した。橋本龍太郎さんは、日本歯科医師連盟からの旧橋本派への政治献金問題で昨年7月、派閥会長を辞任し派を離脱していた。
 
 今年2月16日の京都議定書発効記念行事で、橋本龍太郎さんはこんな挨拶をされた。
「平成9年12月8日、ここ国立京都国際会議場で開かれたCOP3(国連気候変動枠組条約国会議)に開催国の首相として参加した。会議は、各国の思惑や主張が交錯して進展しなかった。その上、アメリカとオーストラリアが離脱するということで眠れない夜が続いた。最終日に議長裁定で京都議定書が締結できた時は、正直ホッとした。ハラハラ、ドキドキの毎日だったが、とうとう心臓がパンクしてしまった・・・。」
と、自身の心臓病のことを交えて話をされた。きっと、水面下で各国間の意見調整に粘り強く取り組まれていたのではないかと思う。
 
 と、すれば橋本龍太郎さんなくしては京都議定書の締結と発効はあり得ず、地球温暖化防止対策も国や地域が個々バラバラに取り組むことになり、人類は取り返しができない方向に暴走することになっていたのではないだろうか。
きっと、いつか人類は地球温暖化防止へのステップ、「京都議定書」の締結に身を挺し、心を尽くして取り組んだ一人の日本人、橋本龍太郎さんのことを思い出し、きっと感謝する日が来るにちがいないと信じたい。
Save the Earth G3:橘 正弘

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