■自らの古巣である国民民主党に物申す和歌山県・岸本周平知事
国民民主党が「年収103万円の壁」引き上げを提案したのに、財源の手当は与党に求めたことについて、岸本周平知事が7日の県議会一般質問で、改めて「古巣」を批判。「私が国民民主党に残っていれば、こんなことは絶対させなかった」と強く反論した。
質問者は、同党の県連代表を務める浦口高典議員(改新クラブ、和歌山市)。岸本知事は衆院議員時代は党の幹部だったのに、昨年11月に「103万円の壁」の協議を巡り「政党として無責任」とコメントしたことに対し「立場が変われば考えも変わる」と皮肉った。
引用元:https://www.agara.co.jp/article/470771
●「年収103万円の壁」引き上げを実現するための財源について「国民民主が与党任せにしている」と苦言
「答弁は必要ない」とされたが、岸本知事は「政党として主張するのは自由だが、財源の手当を同時に提案するのが責任政党の在るべき姿だ」と反論。「交渉の過程で、財源については知らんと、与党が考えることだという態度を取ったので、それは責任政党の体をなしていないと記者会見で申し上げた」と説明した。
財源は、税収の上振れや余った予算で賄えるとの指摘には、税収は景気に左右されるため「全く理解ができない」と批判。予算が余っているのは、予備費や国債の金利を過剰に積む予算編成をしているだけだと述べた。衆院議員時代も、各種委員会や税制調査会で、政策に伴う財源の必要性などを述べてきたとし、知事になり考えが変わったわけではないことを強調。浦口議員に対し「先頭になり、まっとうな責任政党に戻っていただくようにぜひご尽力いただきたい」と付け加えた。
引用元:https://www.agara.co.jp/article/470771
国民民主党とは全く関係ない来歴の知事かと思ったら元国民民主党衆議の岸本氏🫨
— ぽっぽ(poppo) Lv.70 (@D5zBghbsMSxIVzY) November 25, 2024
岸本氏がこれを言うって結構重いのでは🤔
和歌山知事が国民民主党を批判 年収の壁巡り「無責任」 https://t.co/qcWY5EvVW3 pic.twitter.com/HkVhEamp2n
和歌山知事が「古巣」国民県連代表の質問に猛反論、年収の壁巡り。
— 気まぐれな梟 (@MinervaStrix2) March 7, 2025
岸本知事は「国民民主は交渉の過程で『財源については知らない』という態度を取った。私が今も国民民主党に残っていれば、こんなことは絶対させませんでした」と気色ばんだ。
この国民民主党批判は当然。https://t.co/73xLOPRZml
●国民民主党出身で現在は和歌山県知事を務める岸本氏
岸本 周平(きしもと しゅうへい )
日本の政治家、大蔵・財務官僚。和歌山県知事(公選第22代)。無所属。
内閣府大臣政務官・経済産業大臣政務官(野田第3次改造内閣)、衆議院議員(5期)、国民民主党選挙対策委員長、国民民主党幹事長代行、旧国民民主党選挙対策委員長を歴任。妻はNHK記者の飯田香織。
▼「年収の壁」引き上げに伴い失われる財源について、国民民主党は与党側に丸投げ
今後、国民民主と自公は補正予算と税制を分けて協議を進めていく。国民民主が求めた補正予算での災害対策について、自民側は「補正を詰める中でしっかりと検討していく」と回答し、公明も前向きな受け止めだったという。
争点は税制だ。国民民主は基礎控除と給与所得控除を合わせた非課税枠を現行の103万から178万円に引き上げるよう訴えている。政府は引き上げた場合、国と地方を合わせて約7兆6千億円の減収になると見込んでおり、政府・与党側からは財源について疑問視する声が上がる。
だが、国民民主の玉木雄一郎代表は7日、必要な財源について「7兆円かかるなら、7兆円をどこかから削るのは政府・与党側の責任だ。われわれはとにかく103万を178万円にしてくれと要請していく」と与党側に対応を求めた。
引用元:https://www.sankei.com/article/20241108-AZ2UZCKJENPB5JPOTKUDPYFQLU/
●玉木雄一郎代表は必要な財源については「政府と与党側の責任」と述べただけ
番組では、視聴者に「国民民主党は103万円の壁引き上げの恒久財源を示すべきか」と問い、その結果「示すべき」73%、「示す必要はない」22%、「どちらとも言えない」5%だった。
この結果に玉木氏は「われわれは(財源をどうするかを与党に)丸投げするつもりはなくて、歳出歳入両面での見直しがこの際、私は不可欠だと思っています」と言い、近年の税収の上振れに言及。「4、5年連続で過去最高の税収をあげて、しかも平均すると4、5兆円単位で税収を外すのは、歳入面でさすがに低く見過ぎだと思います。だから歳出歳入両面できちんと精緻な議論をして、果たして(178万円に引き上げた場合)7兆円の減収になるのか。予算って110兆以上組むんですけど決算してみたら11兆円いりませんでした、7兆円いりませんでしたみたいな話なので、われわれどうしても予算に目が行きますけど決算をもう少しきちんと見て、それで本当にできないのかということを議論すべき」と自身の考えを述べたが、財源には触れなかった。
引用元:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/12/01/kiji/20241201s00041000108000c.html
●古川禎久税調会長も「政府と与党が責任を持って考えてほしい」と丸投げ
「年収103万円の壁」の見直しをめぐって、政府は、国民民主党の主張に合わせて所得税の控除額を178万円に引き上げた場合、国と地方で7兆円から8兆円の減収が見込まれるとしています。
これについて国民民主党の古川税制調査会長は、17日のフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」で「財源をどうするのかは、政府・与党が責任を持って考えてほしい。われわれは協議を否定するわけではなく、財源も含めてどうするのか、提案があれば当然考える」と述べました。
引用元:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014641131000.html
▼国民の期待を集めていると言われているが…三党協議で露呈した交渉力の欠如
●三党協議で自ら席を立ってしまった国民民主党
国民民主党の古川税調会長は、「103万円の壁」の見直しをめぐる自民・公明との協議を打ち切った理由について、「結論も結果も出ないような協議をいつまで続けても、仕方がない」と述べました。
いわゆる年収「103万円の壁」引き上げをめぐる自民・公明と国民民主党の協議で、古川税調会長は与党側から新たな提案がなかったとして開始から10分で協議を打ち切りました。
国民民主党 古川税調会長
「結論も結果も出ないような、そういう協議をいつまで続けても、仕方がありませんので、もうこれでこちらとしては、止めさせていただきますということで今日、席を立った」
引用元:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1623271?display=1
与党が国民民主に示した案は年収850万円を上限に、4段階に分けて基礎控除の特例を設けるとの内容だ。税収減を懸念する自民と、あくまで178万円への引き上げを主張する国民民主が折り合わない中、公明党が示した仲裁案だった。
だが、国民民主は納得しなかった。年収制限が複数ある仕組みは、国民民主が最も重視する現役世代に恩恵が届きにくいためだ。榛葉賀津也幹事長は「壁をなくそうという話だったはずなのに、壁ばかりつくって、まるで『壁職人』だ」と周囲に漏らしていた。
引用元:https://www.sankei.com/article/20250226-UXO6HOEA6NNLFPI46YCNO3QSKI/
●ネットでも「交渉力が足りない」と残念がる声が寄せられている
国民民主党贔屓しすぎ。
— べまるてーる (@be9_reteru) March 12, 2025
交渉力がなく、結局負けたあと後出しばっかり言い始め、関係ない所に攻撃し始める。
こんなのが野党第一党では駄目だ。 https://t.co/NSioxcXhBI
玉木んが「公約を実現するために議席が必要です!」って言うけど、必要なのは交渉力だぞ。
— パトラッシュ (@hetallica_ap_1) March 1, 2025
あれほど譲歩させた三党協議で何も実績残せないなら、いくら議席を与えても無駄やん。
政党助成金と政党交付金が欲しいだけやん。
手取りが増えるのは国民じゃなくて、玉木および国民民主党議員だけやん。 https://t.co/vjOEmPQArh
国民民主党は、交渉力と、党内の団結力を50レベルくらい上げて出直してきてほしい
— 今日も吹いてるよ風ちゃん (@dokofukukazze) February 27, 2025
それに玉木さん役職停止中とはいえ、幹部・党員・支持者の制御をできてるんか怪しく見える
ちょっとほんと任せるん普通に怖い
逢坂さんの仰る通り。
— haruan✨ (@hikarin804) February 26, 2025
国民民主党は国民へのアピールは上手で素晴らしいと思いますが、政党として交渉力が無さ過ぎです。また、その力不足を他党のせいに責任転嫁する有り様が非常に情けなく醜く感じます。 https://t.co/WZA1wJO14B
まともな野党として国民から注目を集める国民民主党だが、昨今は交渉力のなさなどのボロが目立ち始めている。
自分たちの至らなさに真摯に向き合わなければ、参院選を前に足元を掬われることになるだろう。
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