「やっぱり来てくれたんだね」
……肝心のおとうさんスイッチの本物を視たことがないのでこれであってるのか分からない。
初めてちゃんと視たということで始まったがもうそんなことは関係ないシリーズ。
シン・一輝と瞬、中編です。
- 前編はこちら
- そもそもの第一回から読む
- まとめ読みするならこちら。カテゴリー『聖闘士星矢』。下に行くほど古い記事です。
一輝と瞬、前回のキャラレビューのリンクも貼ります。つながってないので読まなくて大丈夫ですが、微妙に小ネタがつながってるかも。
一輝は一度はお墓をたてたところまで退場しかかりましたが、謎の復活を遂げて以来味方になります。文字通り生まれ変わったのかもしれん。
しかし完全に他の4人と同化することもできず、やや離れたところから見守る道を選ぶわけです。同化できなかったのは彼が子どもではなく父親の立場にいたからだと思います。
以前、瞬は特に変わったことしてくれない、と書いたんですがなんとなく理由が分かった気がする。瞬は一輝に不足した母性を補う役割をしてるんだと思う。戦士としての役割を期待されてないんじゃないのか。
思えば白銀聖闘士編以前は、瞬が単独で敵と戦ったのって銀河戦争のユニコーン邪武 と殺生谷 の暗黒アンドロメダしか印象に残ってない。他誰かいましたか。いや、私は瞬ちゃんは好きですよもちろん。
まぁ、聖闘士星矢の見せ場って流血したりマーマだったり憎めだったりするから、見せ場なんてない方がいいのかもしれないっていうか、考えてみればブラコンだけでお腹いっぱいだぞ。 だから瞬ちゃんは好きですってば。
うーん、母性を補う、というか一輝の父性の中の母性、優しさを引き出すためのトリガーの役割なんじゃないかな。エゴグラムで言う処の CP を NP にスイッチングさせるというか(説明は めんどくさい 私より専門家に聞いた方がいいので各自でググってください)。
瞬が星矢たちに対して母親的かというとそれはないと思う。天秤宮とかでそういう役割をする場面もあるけど。どっちかっていうとお母さん枠は紫龍の方が多く担当してる気がする。
沙織が担当してるというか担当できる母性は精神面に偏ってるので、実務面は主に紫龍が担うことになるんだろうな。沙織さんが実務で母親をやったのって ND の冒頭で星矢の看病してた時くらいよな。
一輝が自由人な父ちゃんで、紫龍が苦労性の長男、時に長女(小母、ちゃいかぁ)と考えればすっきりする。
主人公の星矢を中心に語るなら、母性は美穂ちゃん♀、魔鈴さん♀、イマジナリー(想い出の中の)姉さん♀で事足りてるし、途中から沙織さんとシャイナさんまで加わるから、わざわざ男の子♂である瞬にまでそれをしてもらう必要がない。つくづく♀には不自由しない人生ですね。
やはり瞬は一輝に対してだけ発動する謎のスイッチなんだろうな。しかし何故弟なんだろう。妹や恋人じゃダメだったのか。
シン・一輝と瞬 後編に続く 明日 14日18時予約投稿予定