初めてちゃんと視たということで始まったがもうそんなことは関係ないシリーズ。
シン・一輝と瞬、後編です。
- 前編、中編はこちら
- そもそもの第一回から読む
- まとめ読みするならこちら。カテゴリー『聖闘士星矢』。下に行くほど古い記事です。
一輝と瞬、前回のキャラレビューのリンクも貼ります。つながってないので読まなくて大丈夫です。
やはり瞬は一輝に対してだけ発動する謎のスイッチなんだろうな。しかし何故弟なんだろう。妹や恋人じゃダメだったのか。
写真AC
兄弟で検索したら出てきた画像。かぁええ
エスメラルダというのも考えてみれば謎の存在だ。容姿が瞬と瓜二つでなければならない物語上の合理的な理由がない。間違われてトラブルに巻き込まれるとかの展開もなく無意味にただ顔だけ似ている。
これはもう単純に、瞬は一輝の深層では心の恋人か母親なんだで説明がついてしまう(知ってた)というかそれ以外に解釈のしようがない(知ってた)。血のつながりがない異性だったら何の問題もなく結ばれることができる(知ってた)。
これびーえるとか関係なしにですよ。いや、関係ないわけないけどさ。
結局なんだかんだ言って聖闘士星矢の世界というのは基本男尊女卑の世界観なんだと思いますよ。んー、一概にそうとも言えないけど、男社会であることは間違いない。
本来星矢たちより強いはずの魔鈴さんやシャイナさんは、いくら味方であってもファミリーの内側には入ってこないからね。良い悪いの問題じゃなくてですよ。
仮面を付けてるのは女を捨てるためとか言ってますが、あんなの人権はく奪じゃん。(-"-)
『聖闘士星矢の男のピンク(戦隊もの的な意味で)』とかどこかで呼ばれてたのを見かけましたけど、瞬がアテナのそばにいるためには仮面を付けるか(ピー)を生やすしかなかった、てことだと思います。
だからリメイクで瞬を女の子にしようという人がいたのは分かるしある意味正論だ思うんだけど、それ絶対やっちゃダメなやつだったのな。ヽ(^o^)丿
十二宮編後の話になるが、アーレス(サガ)もやがて一輝と同じ道を歩むことになる。一度死んで復活し、星矢たちと距離を置きながら見守ってる。
これは聖闘士星矢だけの話じゃなくて、敵として登場したキャラクターが味方になっていくってジャンプのマンガによく見られるパターンだ。キン肉マン('79)とかドラゴンボール('84)とか(相変わらず昭和マンガしか出てこないけど)。アニメじゃなくてマンガの開始年です。
要するに、敵を倒すことは読者である男の子たちが父性を取り込んで大人になることの暗喩だと思う。
思えば紫龍ですら最初は星矢の敵として登場した。敵を倒して味方にさせるというのはこの世界観を成り立たせるための必須条件なのだ。
この時、父性を倒すことと母性を後援につけることの両輪が必要になってくる。十二宮編まではこのバランスがいいんだと思うが海皇編以降はこれが上手くいかなくなっていく。
と言うのは、海皇ポセイドンも冥王ハーデスも、倒してもアテナの味方になってくれるわけじゃないからだ。CP が NP にならないのである。
※軽く解説しておくと CP = 厳しい親、NP = 優しい親、です。
ただ、ポセイドンはハーデス編でちょっとアテナを手伝ってくれるらしい。覚えてないけど。
というわけで、徐々に人気は低迷していくのだな。なんだか悲しい結論になってしまった。
堀川りょう 2021/06/05
一度夜中に途中まで拝見して危うく声を上げて号泣しそうになり、近所迷惑なのでそのまま動画を止め、そこから先を未だに視ていないのだが。
視れないよー、視たいけどー。うわーん。
大丈夫です。自分が大分キモいという自覚はあります。大丈夫です(二度言う)。
次回こそ、なるか、最終テーマ (全く信用できない)。聖衣と小宇宙の話をします。
聖衣と小宇宙の話は延期します 。十二宮編の感想を書きました。