ルパン三世、主に次元大介について。三部作 最終回です。
ここで一旦思い描いていただきたいんですが。もし仮にですよ、菱形が自立してたらバランスとりづらそうですよね。
星形はどうでしょう。菱形よりはバランス取りやすそうじゃありませんか。
レギュラーメンバー4人て、バランスとりづらかっただろうなぁと思うんですよね。そこで必要になったのがトリッキーなしんがりである5人目の男、石川五右ェ門さんです。
五右ェ門を得たことによって、チームとしてのバランスが格段によくなったルパンファミリー。5人でチームを組んでるアニメって、ガッチャマン、ゴレンジャー(特撮)に始まって、枚挙にいとまがないですが。まぁ、作りやすいんでしょうね。
今、最後に出てきた人、と言う意味で、殿:しんがりという言葉を遣いましたが、調べてみたら正に五右ェ門のためにあるような言葉だった。へー。
本隊の後退行動の際に敵に本隊の背後を暴露せざるをえないという戦術的に劣勢な状況において、殿は敵の追撃を阻止し、本隊の後退を掩護することが目的である。そのため本隊から支援や援軍を受けることもできず、限られた戦力で敵の追撃を食い止めなければならない最も危険な任務であった。このため古来より武芸・人格に優れた武将が務める大役とされてきた。
引用元:殿 (軍事用語) - Wikipedia
最初はルパンと敵対していた。つまりルパンの外から来て味方に加わったキャラクターだから、内側で生まれた次元とは出自が違う。でも求められて誕生したキャラクターだなぁと思うわけです。
さて…、大分以前にネットのどっかで拝見したのですが。次元の帽子について、えーとあの、あれはせいてきふのうを暗喩しているとの見解がありまして。
いや、ありうると思いますね、真面目な話し。
流石にふのうだとは思いませんが、4人の男性メンバーの中で不二子とのそういう関係が明確に否定されているのって次元だけなんですよ(part6)。
俺がお前と? こりゃ傑作だ。天地がひっくり返ってもあり得ねぇ。最高のジョークだ。
俺には向かねぇだけだ。おめーがいい女ってことは、分かる。
だそうです。
これも個人的にですが、次元というキャラクターはルパンの陰だという頸木から逃れられないからだと私は思ってます。バランスが崩れるからね。
帽子をかぶる=眼を隠すことによって本心を消してる。ルパンの内側から現れたキャラクターだから、ルパンがさせたくないことは本質的にできない。のではないか。
逆に(スピンオフとは言え)ストーリー内で明々白々に絡んでるのは、意外なようだが銭形ひとり…(峰不二子という女)。♂×♀
ルパンは元カレ元カレと何度も連呼してるし(part5、等)。
五右ェ門は初登場時に不二子のことを臆面もなくガールフレンドと呼んでるし(1st)、恋慕を募らせてる描写もあるし(峰不二子という女)。
あくまでプラトニックなもので、フィジカルな意味では指一本触れてない、らしいですが。でも人前でべたべたはしてた。触れてるじゃん
今現在ソフトなどが手元にあるわけではないので(録画が残ってた分を除いて)全部記憶とネット情報頼りです。
大野雄二 / YUJI OHNO 2021/10/09
トルネイド <次元大介のテーマ> - Yuji Ohno & Lupintic Sixteen | Live from ルパン三世のテーマ30周年コンサート2007 10:27
眼に沁みるぜ…。
みんな、自分にとっての相棒、次元大介のような存在がほしいんじゃないのかな。それが彼がここまで愛された所以かもしれません。
まとまりもないですが、この辺でルパンに関する個人的見解はお開きにします。
ありがとうございました。
お開きにならなかった。第4話