隠しきれない

足の具合が芳しくない状態が2週間も続くと、やはり隠しきれないものです。
駅に行くまでの5分間に、いろいろ顔見知りがいるわけなのですが
なるべく会わないように・・・と気を付けていました。

一番の難所がたばこ屋さん。
山登りが大好きなおばさんです。
絶対叱られると思うから、そこを通過するときは
痛くないふりをして、なるべく素早く通り過ぎていました。
今朝はおばさんが、お店の外でなにやらお片づけ。
これは逃げ切れない、と覚悟を決めておはようございま～す。

『足、どうしたの？また痛めたの？
この間は杖を二本使っていたじゃあないの』

『ああ、あれ、1本は傘ですよ～』

『いや、杖にしてたわ！あれは！』

やはり見ていないようで見ていらっしゃいますわ、みなさん。
隠せるものではありません。
山登りの好きなこのたばこ屋のおばさんも実は足を痛めています。
『整形の先生にどうして歩くのが好きな人ばかり足を悪くするんでしょうと
言ってしまいましたよ。』と、本当に悔しそう。
バレたついでに杖の付き方を教わりました。
痛めた方の足に持つ方がいいのかどうか、という質問には
痛めていない方の手に持つのが良いそうです。
本当は普通の杖の方が楽だそうですが
『かっこ悪いから山登り用使っています』というと
『私もそうよ』と二人で大笑い。
これで堂々と杖付いて駅まで歩けますわ。