without a trace

ヤマザキ、フリーターを撃て!

なま夏

2009-08-24 04:09:36 | おっぱいなし映画
 映画「なま夏」見る。監督は「机のなかみ」が良かった吉田恵輔。主演は蒼井そら。この映画を見ると主演は蒼井そらではなくてストーカーおっさん役の三島ゆたか。三島ゆたかプロモーションビデオ、三島ゆたかのなかみと言ってもいいくらい彼が輝きすぎている。彼のためにあった脚本で蒼井そらの方が後から決まったというのも納得。まず始まって3秒でオ○ニーシーン。そして電車の中で女子高生の蒼井そらに熱い視線を送る電車男。蒼井が見返すと何もなかったフリ。そしてまた熱視線という繰り返し。会社ではもちろん窓際。「あの~、在庫確認お願いできますか?」「いきなり言うんじゃねえよ」とたぶん年下社員に言われる。営業車で蒼井の学校もマーク。実家住まいでパンツ一丁で手は常にパンツの中。そんな日常。

 だが彼の妹はまともで彼氏と同性するために出て行くことに。彼氏が挨拶に来るが目線もあわさずに会話もなく。彼氏が部屋に入ってしまって部屋中に張られている蒼井そらの写真。ストーカーバレバレである。お兄ちゃんはいつだってそう。だから友達も恋人もいないのよ。頭にきて人形に盗聴器を仕込んで蒼井宅に設置。公園で盗聴ライフ。大丈夫なんすかこの映画という展開。でもそんなこと言われてリアル電車男も告白しようと思いたつ。

 以下ネタバレ


 蒼井と友達が二人で歩いてるのに盗聴器仕込んだプレゼントと手紙。やはりトイレで盗み聞き。マジでキモい!捨ててよという会話。傷心の三島さんは段々おかしくなってきて家では彼女のために買った制服を自分で着ている。トビー・フーパーが褒めたのはこういう視点だろう。フーパーは「悪魔のいけにえ」で実際のエド・ゲインから着想を得てる。ゲインがどういう事をしてたか言うのもあれなんだけど近い狂気がある。

 会社に行ったら机の上には花とお供え物ですよ。無断欠勤したから死んだと思ってたという優しいお言葉。花瓶の水を口にふくんで同僚女性にぶっかけプレイ。そして会社を去っていくというかっこよさ。それでナイフ片手に蒼井に電車で痴漢ですよ。そしたら後ろの男が押してきてナイフ刺さっちゃった。あんた違うもん刺してどうすんだよと。夢中で逃げるしかない。リアル電車男の恐怖。刺すつもりなんてなかったのにとロープで首くくってサヨナラ。だが助かってしまって入院するはめに。すると隣には蒼井そらがいるのだった。

 顔はばれちゃまずいとひたすら隠す。蒼井の彼氏が来て痴漢されたってあそこを直に触られたのかそうじゃないのかについてしつこく聞いている。10代丸出しですねという痴話喧嘩を聞かされる。刺されたのにまったく心配してない彼氏もまたすごい。それで隣同士で顔もわからないし励ましたり物々交換で仲良くなってしまう。女子高生に我狼伝の漫画を貸すおっさんというかっこよさ。蒼井は優しい隣人に興味を持ち始めるが顔はひた隠し。彼氏がしつこく来て夜中に何かやってる。おっさんは除き見てどうしようととりあえずオ○ニー。だがついにぶち切れ(2回目)。無表情の女子高生の制服を着たおっさんが二人の前に立つのだった。

 ラストシーンが面白くて下から写されてる。これは処刑の視点じゃないかなと思った。三島さんはとっくに自殺していて蒼井は助かったのかもわからない。彼女の願望のような処刑の視点。なんじゃこりゃという間に終わってしまう。

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