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without a trace

ヤマザキ、フリーターを撃て!

上京物語

2015-02-07 00:22:58 | 駄文

 忙しくて更新できなかった。学校を卒業して資格を取り就職をして早1年近く経つ。実家を出て一人で暮らしつつ働いている。こたつ、カーテン、冷蔵庫、炊飯器、棚と全部友人からもらいうけ、ふとんだけ買って始めた一人暮らし。相変わらず貯金などできず、常にカツカツな生活を送っている。計画性などゼロに近くて中古車を購入してしまったものでひどいと給料前は食費が一日300円とかの生活だ。仕事も覚えられず、毎日いびられながら肩身を狭くしながらなんとか生きている。家賃は4万ちょっとの安アパート。それでもクレジットカードに就職先を書いたら簡単にゴールドカードになる。おれは何も変わってないのになんなんだろう社会って。結局は波に乗れているかじゃないかと思ってしまう。

 

 住んでいるのはつげ義春が育った葛飾の下町。葛飾といっても亀有などの常磐線や総武線の新小岩でなく京成線沿いである。つげ義春の漫画に出てきたこの街を見たかった。親が死んで葬式代も出せないために死体を中川に流していた少女の話など印象深い話が多い。この辺りは今でも下町らしさを色濃く残していて面白い。朝から酒を飲んでいる人など日常的だし、スーパーですら酒を飲んで過ごせるというどうしようもなさ。というかこの町は子供を連れて居酒屋に行くという文化に驚いた。人間もすこぶる面白く、たとえば駐車場を借りようと地元の不動産屋に行くと社長の身の上話から始まり、しまいには車なんて要らないよと言われる始末。マクドナルドが撤退するなどなにがなんだかわからない町である。まあラーメン屋で酒盛りしている町だしな。葛飾は23区で最も高齢化が進んでおり、崩れたようなボロ家も多い。隣の江戸川区は逆に区の平均年齢は最も若いらしくニューファミリーに大人気でありこの落差がすさまじい。つげ義春が去り、今では亀田一家が暮らしている。あとおれ。女性がてめーこの野郎なんて言っているのにも少し慣れました。

 

 おれは医療関係者であるためにつらい現実に直面することがある。同い年の人が死に、奥さんが赤ちゃんを抱えながら無言で泣いている。何を言えばいいのかまったくわからない。つらい時にはスカイツリーを見ながら酒を飲んでいる。上京して一年近く。新たな地で友人もできず、彼女もできない。ドライブしたりジムに通ったり酒を飲んだりしてひたすらスカイツリーや中川を見ている生活。中川はどこから見ても本当に美しい。

 

 


自分戻しと自分失いの旅

2013-08-14 05:45:40 | 駄文

 最近は週2のバイトに加えて奨学金もある。ストレスがたまって散在中。金子眼鏡のメイドインジャパンのめがねを買い、服はみんなが行くようなマルイとかへ行き、ペーパードライバー克服のためにカーシェアで友人と乗ってあちこち行っている。こういった生活は楽しいんだけども、これは表向きの生活というか、女性社会へ入っていく自分のために社会性を培っていく再活動にすぎない。こういったことをしないと相応の対応しか受けないというのが残酷だけどもかなり味わったから。この業界の男が結婚早いと聞くけど、ストレスからなんだろなと嫌ってほどに理解できる。9割女性に囲まれてるのが日常と化してるストレスは半端ない。まず心を許せないし、本音を言わないほうがうまくいくんだとわかってくる。ここまでくるのにどれだけの葛藤や辱めに酒の量があったことやら。葛藤に苦しめられる日常を常に送っていた。なんでおれこんなことやってんだろみたいな。

 

 でも一方で本当の自分というのがいる。京都の寺とか回りたい自分。というわけで最後の学年だし、友人と二人で大阪・京都・滋賀旅行を企画していくことにする。大阪は西成に泊まってそこらを中心に回り、京都の寺、比叡山や安土城跡を見て回る。こっちが本来の偽りないおれのやりたいことであり、あいりん行ってから嵐山みたいな計画を立ててしまう。18切符を使って鈍行で関西まで行く。楽しみでしょうがなく、こういった生活が本来のおれなんだろう。最近はずっと表向きのおれの生活ばかりで疲れていた。自分探しでなく、自分戻しの旅へ出ることにする。表向きの生活がおそらく自分探しでなく、自分失いの旅なんだろう。


夏ばて

2013-08-10 08:52:14 | 駄文

 今年も鈴鹿まで8耐を見に行ってきた。去年ほどもめたレースではなく、安心してみることができた。最後に雨が降ってきたりとハプニングもあったが楽しめた。ちょっとしたお祭りというか。レーサーたちは命がけで戦ってるというのにおれはレースクイーンの写真を撮っているというこのどうしようもなさ。トライアルバイクの紹介やってて見たけど目の前でジャックナイフとか1メートル以上ある壁を登る光景に唖然としてしまった。鈴鹿にはバイクでくる人が多くて圧巻だ。毎週夜勤バイトでそこそこで貯まったのでこの夏に中免とろうかと思ってる。就職したらそこそこもらえるようなので車も買ってあちこち遊びに行こうかなと思ってる。今年は学生最後の夏休みということで友人と関西旅行に行く予定。行くなら京都と大阪に滋賀かな。西成に泊まってじっくりとみたいなと思ってる。

 

 私生活ではなんだかいろいろあって疲れた。就職も決まり安定していくにつれておれの人生こうなのかなって。失恋を繰り返し、祖母は死に、母も衰えており、なんともいえないことが多い。そして女性社会での信用できない関係性。突き止めると自分しか考えてないひとたちとの関係をどう保つか。本当に疲れてしまう。だから男の友達とペーパー克服でドライブ行ったりして楽しんでる。男同士が一番楽しいな。

 


ジャック・ニコルソン 終わらない自分探し

2007-02-03 03:53:15 | 駄文
 ジャック・ニコルソンのドキュメンタリー番組を見る。どんな育ちをしたらあんな男ができるのかと興味があった。彼はニュージャージーで年の離れた末っ子として育つ。両親は仲が悪く幼い頃に離婚したので彼は母親と姉二人に囲まれた生活だ。母子家庭で母は美容院を経営して儲けてたとかで話がうまかったんだろう。末っ子で甘やかされてたので人を笑わしたり好かれる事が得意になったとか。楽しいがキレやすくて高校時代はバスケ部を追い出されている。

 高校出てから俳優になるために姉のいたロスへ。姉も女優を目指してたけどダメだったらしい。彼は演技学校でロジャー・コーマンなどと知り合う。友達を大事にする男だからみんなで助け合ってコーマン映画に出演していたが売れない。下積みが10年くらいあって30過ぎまで売れず。最初は映画会社のアニメ部門で雑用してたりと、俳優だけでなく映画作家になりたかったらしくゴダールやフェリーニの研究をしてた。そんな間にも母はガンで死んでしまう。ジャックと言いながら死んでしまう。

 最初の奥さんと結婚するも売れないので当時は合法だったLSDセラピーにはまる。そのトリップ体験なんかを映画化したりとヒッピー化。そんなんで「イージーライダー」で有名に。これが有名なのは映画中に本当に麻薬をみんなやってること。そして「ファイブ・イージー・ピーセス」。家を捨てた男が父親に会いに行く映画で彼の人生の投影でもあるとか。「スティング」を蹴って「さらば冬のかもめ」に出演。理由は「面白い映画に出たかったから」。社会派な人間なんだと驚いたね。

 姉もガンで死んでしまって落胆する。それを振り払うかのように仕事に没頭してなんと脚本を一日16時間も書いてたらしい。そのために離婚。しかもマスコミが彼の生い立ちを調べると実は母だと思ってたのが祖母で、姉が母だったことが判明。10代の時に妊娠した本当の母が隠れて生んで姉になり、祖母がジャックを育てていた。時代を考えると仕方の無いことなのかもしれない。二人が死んでから知ったために凄まじいショックを受けて今でもその影をひきずってるという。彼は自分自身が必要のない子だったのかもしれないという意識。それを勝手に調べるマスコミに対してなんて思ったのだろう。

 「チャイナタウン」でヒューストン親子と知り合う。父のいないジャックはジョン・ヒューストンを敬愛し娘と同棲。ジョンが死んだ時にも凄まじいショックだったという。存在しなかったのかもしれない母性を求めてプレイボーイ生活。そして出たのが精神病院が舞台の大傑作「カッコーの巣の上で」。社会から隔離される人々が押し込められる場所。そこはわざと入ってる社会不適合者やら色んなのがいるのだ。こういう映画群を見てもいかに彼が社会派かがわかる。そんな感じで続く。「カッコー~」で婦長役やってた人が言うにはなぜ人を惹きつけるかというと怖い外見とは裏腹に明るく優しいのと、彼に漂う影。誰にも入り込めないような影。

 アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、トム・クルーズ、ジョニー・デップなどハリウッドの大スターでもみんなそれぞれに家族やコンプレックスの問題を抱えて育ったのだなとわかる。ほとんど幸せに育った人間などいない。幸せに育った人間が何かを作りたいと思うか?との言葉を思い出す。フィクションとは自分探しなのか。

5円ゲットー

2006-11-18 04:38:18 | 駄文
 ひさしぶりに日記からこっちへ。それでまあブログにアフィリがついたわけなんだけど、どんなもんかなと見てみる。ページの表示回数450回、クリック数1、クリック率0.222%、収益額5円。そのクリックおれだからw しかも記事の下に広告があるために最後まで読まれない場合は気づかれもしないという感じ。表示回数はおそらく審査のためにあちこちロボットが回ったって事だろう。

 ちょいちょいとブログ書いて放置してれば金貰えるんだから楽そうだなと思うわけ。まるでエロビデオ屋じゃないかと。実際にエロビデオ屋行ってみて、商品は頻繁に入れ替えないといけないわ、在庫があまっては邪魔だわ、わけわかんないのがくるわで意外と大変な面もある。アフィリエイトと微妙に似てる。それでこの業界がどうなってるかというと問屋がメーカーを乗っ取ってる。ソフトがあまりに多く出るので小売は頻繁に入れ替えるのが難しい。それで消費者側も何がなんだかわからない。店の方も多すぎてわからないw 問屋が幅を利かせてるという珍しい業界だと思う。何が言いたいかというと、ブログ書く人間を小売として読む人がお客さん、メーカーを広告会社としたら問屋が必要ではないかと。コンテンツもってこいと。これはつまりメーカー(広告)が提供する物は店(ブログ書く人)にとって一定だ。だから差をつけるには店側(ブログ書く側)が何かで差をつけないといけない。一言だと「めんどくさい」。


 映画「ふたりにクギづけ」。監督はファレリー兄弟。シャム双生児のコメディー。リアル知的障害者を出してバカにするなど平然とやってしまう監督。マット・デイモンは弟で奥手のもてない男でパニック発作持ち。兄は逆でやりまくり。くっついてるから兄がセックスしてるのを横で寂しそうに一人待ってるデイモンw やはりマット・デイモンはもてない田舎の男が似合う。ギルバート・オサリバンなんて流れちゃって嫌いになれない。