神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.169 山の写真:木曽駒ケ岳

2024-05-14 05:35:14 | 追憶
(1)探していた山の写真が出てきましたので紹介します。
 まあ、ざっと30年前のことです。

(2)上った目的は、木曽駒一帯の旧御料地の概観を得るためです。
 伊那市から登山口の桂小場までタクシーを利用し、そこから上がりました。およその所要時間は次の通りです。
 桂小場から2時間ー大樽小屋から2時間-西駒山荘から2時間-頂上山荘(泊)

 次の写真は、途中の西駒山荘付近で見た山です。きれいな山で、「行者岳」といったように思いますが、手元の地図では見つかりません。「茶臼山」というのがありますから、この山かもしれません。円錐状のきれいな山でした。
    
 
(3)頂上附近です。手だけで失礼することにしました。
 「少年老い易く・・・」
    

(4)「頂上小屋」附近から見た宝剣岳・空木岳方面のようです。右左の遠方が旧御料地になります。
 ここは、宝剣岳の上を通過してしまえば、あとは、向こうの空木岳の直下にある「木曽殿小屋」まで平坦なハイキングコースです。
    

(5)南アルプスの眺望
 途中で、前年に縦走した南アルプスが朝焼けの雲海の上に見えました。
    

(6)御嶽山の眺望
 それから、反対側に御嶽山が雄大な姿を見せました。
 御岳山は、この時よりずっと前に、木曽福島から開田村へバス旅行した際に、地蔵峠から見たことがありますが、その時の雄大さが忘れられません。
 確か、この感動を恩師の宇佐美誠次郎先生にお話ししたときに、先生もその経験があるとお話しされていたと思います。
 ただ、残念ながら登ろうとすると噴火があったりして、まだその希望は叶えられていません。
    

(7)空木岳
 空木岳の手前の直下に「木曽殿小屋」があります。ここの水場で水を汲んでいると、下の大鹿村の方から上がってきた人が見えました。
 「見たことがあるな」と思いながら見ると、なんと南アルプスの「高山裏小屋」から赤石岳手前の「荒川小屋」まで一緒に歩いた人でした。あちらも気が付き、「やってますねえ!」と喜び合いました。  
 山で会う人は、どの人もたいがい一期一会なものです。こういうことは稀有なことなので、互いに再会を喜び、挨拶をしました。
 あちらは湯沢市の人で、
 「鳥海山もいい山だから来てください」
 といって、木曽駒の方へ向かいました。
 その感慨のあとに上ったのが空木岳でした。花崗岩の崩壊と急斜面で登りづらい山でした。
   

(8)越百岳
 2泊目は、南駒ヶ岳の東側の尾根にある「摺鉢窪避難小屋」に泊まりました。キャンプ地も含めて20人くらいの人がいて、かなりの人がいると思いました。
 3日目は、さらに南下して、崩壊の激しい仙厓嶺を滑るように下り、越百岳に到着しました。 
 写真は、看板だけと思っていたところ、南駒ヶ岳でしょうか、後ろに残っていました。
    
 
(9)飯島へ
 ここから、木曽側と伊那側のどちらに降りるか、まだ決めていませんでしたが、結局、降りるまでの行程の長さと、降りてからの都合を考えて、一緒になった人たちと相談して伊那側の飯島に向かうことにしました。
 写真は、下山途中で振り返って見上げた景色です。
    

 最後に、途中で見た滝です。残念ながら、少し焦点がぼけています。
    

 では、今日はここで。
 

 

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