「死神の精度」伊坂幸太郎さん📖

ダブルカバーでした。裏。

<ストーリー>
こんな人物が現れたら死神かもしれません。
①CDショップに入りびたる。
②苗字が町や市の名前と同じ。
③会話の受け答えが微妙にズレてる。
④素手で他人に触ろうとしない。
1週間対象者を調査し、その人間の死に可否(可もしくは見送り)の判断をくだし、8日目には死が実行される。
ただ判断基準は個人の裁量に任せられていて、よほどのことがない限りどの死神も「可」を出す。
クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。
伊坂幸太郎さんの作品は「ゴールデンスランバー」だけ。
死神を主役にし、しかも誰もが想像する死神の姿(骸骨で長いマントで大きな鎌を持つ)では無く、人間の姿で近づくという独特な物語。
でも淡々と飄々とした死神・千葉と人間たちのやり取りが、どこかズレてて面白い!
死神・千葉は雨男で、彼が地上にいる時はいつも雨☔️
「人の死には意味はなく、誰がいつ死のうと関係ない」とバッサリしてて情に流されたりはしない。
音楽を偏愛していて、仕事中も音楽のことばかり考えていて、CDショップに行くと仲間に会うとか、天使は図書館にいるとか、変だけど面白い!
短編6作品なので、読みやすいです😄💡
うちは奇妙な死神・千葉、結構好きです。
来られたら困るけど、会ってみたいような、そんな死神です。
10年以上前に金城武さん主演で映画化されています。
気になった方は読んでみてください😉📖
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