ようこそ スマイルパートナーのブログへ。
10月に入り、朝晩が涼しくなり、9月までは半袖シャツでよかったものが、
最近では長袖の衣類を着用しています。
しかし、昼間は暑いためやはり半袖の衣類が・・・・・。
なかなか難しいものですね。
本日はご紹介するのは、杖をつきながら来店された80代女性の事例です。
◆概要
・来店時、お茶を飲んでいただきながらご要望などをお伺いすると
①背中~肩が重い
②左膝内側が痛く、歩行時は杖が必要になった。
・足腰を維持するためにプールで水中歩行などの教室に参加しているが
足が悪化してしまった。
・膝痛を治し、杖が不要な状態になりたい。
◆体を診させていただくと
<下半身>
・お年寄り特有の姿勢(腰曲がり、上半身前傾、膝曲がり)です。
・下半身(太腿、ふくらはぎ、すね)の筋肉が固くなり、柔軟性が低下しています。
このような状態では、足が重く、動かしづらくなってしまいます。
・恥骨から膝内側周辺にある内転筋、恥骨筋などが縮んで固くなっており
両足が左右に開く範囲が非常に狭まっていました。
・また、太腿外側にある大腿筋膜張筋も非常に強い張りが出ています。
・膝関節を触診してみましたが異常はないようでした。
★足の筋肉の拘縮により膝痛、足全体の重だるさが起こったようです。
<上半身>
・腰椎(腰の骨)下部が左方向に歪み、背骨全体がS字状に歪んでいます。
・背骨両サイドにある脊柱起立筋が固く、コリコリ状態となっています。
・お腹側の筋肉である腹直筋(腹筋)、大胸筋、小胸筋などが縮み、指で
押すと強い痛みを感じるほどになっていました。
★背骨の歪みによる筋肉の張り、お腹・胸部の筋肉の縮みによる
背中側の筋肉の張り、脊柱起立筋の縮みによって、背中の重だるさ
が起こったようです。
◆改善施術
・下半身全体の筋肉を2段階で緩めます。
①施術用枕を使った筋肉の緩め。 → (全体的な緩め)
②前腕などによる筋肉の緩め。 → (個別の筋肉の緩め)
★約1時間をかけ下半身の筋肉を緩めた後、立上り歩行していただくと、
「足が軽い。 足が楽に動き、杖なしで歩けます。」と大喜びでした。
また、両足が左右に大きく開くようになりました。
・上半身全体の筋肉を緩めます。
①お腹、胸部の筋肉を緩めます。
→ 腰曲がり姿勢&背中の筋肉のハリの改善
②腰~背中の筋肉(脊柱起立筋)を緩めます。
③骨盤、背骨の歪みを整えます。
★施術を終え、立ち上がっていただくと、
「腰が伸びて立ち姿勢が楽です。」
「背中の重さがなくなりとても楽です。」と大変なお喜び。
◆お帰りの際、玄関でお見送りすると
来るときは、杖をついてきたが、
帰りは体が軽く、杖が不要になって帰れる。
と本当に嬉しそうにされていました。