
山口 恵以子 著
魔都・上海が舞台。 しかも 昭和17 ~~ 21 年。
主人公は財閥の令嬢であり、美貌の画家。
周りの男は憲兵を始め、それぞれ クセがある~~~。魅力的ってことかなぁ。でも、少しマンガチック。私の想像枠を超えるからそう思う???
一気に読めたし、かなり面白かった。
松本清張賞 受賞作。
上海の租界って 不思議なムード漂うエリアだが、この小説、そのあたりの舞台設定がグーッ。
最後に 「元気じゃないと、おばさんは務まらないのよ」って、台詞を入れ込んである。
これは 現代の言い回しで作者自身の身を語った言葉と、思うが~~~、財閥令嬢は遣わない表現だし、お互い、おばさん自身が 「おばさん」と蔑称するの止めません??! (笑)(笑)
より取り見取りの男を
侍らせて、小説書くのって楽しそう~~~~~。