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フランス語読解教室 II

 多様なフランス語の文章を通して、フランス語を読む楽しさを味わってみて下さい。

Lecon 141 についてのお知らせ

2008年04月03日 | Weblog
 Chers amis,
 念のためにお知らせしておきますが,今回扱うのは、先日お送りしたテキストの p.78 << ...avec les immigre's et leurs enfants... >> までです。
 smarcel


6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Lecon 141 (ウィル)
2008-04-06 20:02:55
ウィルです。あまり時間が無かったので、さっと、訳して終わりにしてしまいました。
ところで、私のインドについてのブログを読んでくださった方々、楽しんでいただければ幸いです。
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移民は「国家の同一性」を脅かすか?
2005年の暴動、失業、犯罪行為...移民とその子供をフランス社会に溶け込ませることは、多くの困難にぶつかる。しかし、フランスの移民は、他の場所より、むしろより溶け込もうとしている。この過程の失敗は、特に、彼らに関しての差別の重大さによって説明される。
フランスは、今後、「移民及び国家同一性省」を持つ。目的:移民の進行という事実によって、有名な「国家の同一性」が冒すであろう危険を限定すること。ヴィシー体制以後前例がなく、他に類を見ない措置である。しかし、この有名な「国家の同一性」を今日、もっとも脅かすものは、特に、啓蒙時代以来、その基礎となっているはずの平等と博愛についての普遍主義者たちの議論と、移民とその子供たちとの関係においてフランス社会をかなりしばしば特徴付けている人種差別主義者や不平等主義者の行動の間で深まってきた乖離の大きさである。
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Lecon 141 (misayo)
2008-04-07 10:20:06

 こんにちは、みさよです。前回の訳はまたまた思い込みで前提を取り違えていました。まずは素直に読まなければいけませんね。ウィルさんのブログ楽しく読ませてもらいました。フランス語以外も勉強されていてびっくりです。

移民は「国家のアイデンティティ」を脅かすか。
 2005年の暴動、失業、軽犯罪… 移民とその子供たちのフランス社会への同化は多くの困難にぶつかっている。それにもかかわらずフランスの移民たちは他の国の移民以上に同化することを望んでいると指摘されている。これまでの不幸な経過は、主に彼らに対する差別の広がりによって説明される。
フランスはその後「移民および国家のアイデンティティ担当省」を設置した。目的――移民の増大を理由とするこの話題になっている「国家のアイデンティティ」が危険を犯すのを制限すること。ヴィシー政権以来、先例がなく、他国にも例を見ない発想だ。しかしながら今日この話題になっている「国家のアイデンティティ」を最も脅かすものは、何よりも啓蒙の世紀(18世紀)から正当と見なされている友愛と平等に関する普遍的論証に対して、移民とその子供たちに関してフランス社会をしばしば特徴づける不平等な人種差別主義的やり方との間に広がる違いの大きさなのだ。
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Leçon141 (雅代)
2008-04-07 16:42:09
先生、みなさま、こんにちは。雅代です。identite' nationale と、2箇所のcette fameuse 、それぞれの訳で悩みました。
Mozeさんのブログ、私も楽しく拝見しました。インド旅行はなかなか厳しいものがありますね。それでも旅行先として人気はかなりあるようですから、それ以上の魅力があるのでしょうね。また時々読ませていただきます。

移民は《国民性の認知》を脅かすか?
 2005年の暴動、失業、犯罪...。移民とその子供たちがフランス社会に同化しようとすると幾多の困難にぶつかる。それにもかかわらず、フランスへの移民は、他国への移民以上に同化を望んでいるようだ。同化の過程での落伍者たちは、むしろその点について差別の広がりを物語っている。

 フランスは今や《移住と国民認知省》を設置している。目的:移住の進展にかかわるこの《国民性の認知》が 冒すであろう危険を制限すること。ヴィシー政権以来前例がなく、類似ののものなかった提案であった。しかし今日、この名高い《国民性の認知》をもっともおびやかしていること、それは、啓蒙主義の世紀に根付いた平等と博愛についての普遍主義者的言論と、フランス社会において移民やその子供たちとの関係においてしばしばみられる人種差別的で不平等な行動との間にひろがる溝の大きさである。
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Unknown (雅代)
2008-04-07 21:42:12
ウィルさん、Mozeさんたいへん失礼しました。お名前を間違えて書いてしまいました。申し訳ありませんでした。ウィルさんのブログを拝見しました。
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Lecon141 (yumika) (yumika)
2008-04-07 22:30:59
皆さま、こんにちは。今回の課題文は、私も単語1つ
1つにどういう日本語をつければいいのかがけっこう迷いました。よろしくお願いします。


移民は「ナショナル・アイデンティティー」を脅かされているか?

2005年の暴動、失業、非行問題……、フランス社会への移民とその子供たちの同化は多くの困難にぶつかっている。しかしながら、フランスの移民は他の国の移民よりも同化することに意欲的である。同化の難しさは、特に移民に対する差別の広がりが大きいためである。

いまやフランスには「移民・ナショナル・アイデンティティー省」がある。その目的とは、移民の増加に伴い、あの「ナショナル・アイデンティティー」によって侵される危険を制限すること。ヴィシー政権以来、前例のないこの率先措置は他の国でも例にないことである。しかしながら、今日あの「ナショナル・アイデンティティー」を最も脅かしているものは、特に、啓蒙時代からフランスを築いてきたとみなされている平等と博愛についての普遍主義的議論と、移民とその子供たちとの関係においてフランス社会をあまりにも頻繁に特徴づけている人種差別と不平等主義の実行との間に広がった溝の深さである。
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Unknown (shoko)
2008-04-09 06:09:45
なかなか投稿できずにいましたが、今回は間に合ってよかったです。先生のパリ便りも興味深く読ませて頂きました。これからもよろしくお願いします。
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移民は国家のアイデンティティの脅威になるのか?

2005年の暴動、失業、非行…。移民たちやその子供たちは多くの問題に直面している。とは言いながらも、フランスに暮らす移民たちは、むしろ同化することしか望んでいないという態度を見せている。この方法がうまくいっていないことは、移民たちに対する差別がむしろ増大していることで説明がつく。
現在のフランスには「移民・国家アイデンティティ担当省」が置かれている。この機関の目的は次のようなものである。移民が増加することで、崇高なるフランス国家のアイデンティティが対応していくリスクを制限すること。ヴィシー政権以降には前例がなく、比類するものがない行為である。しかしながら、この崇高なる国家のアイデンティティを今日最も脅かしているものは、これを確立したとみなされている啓蒙の世紀である18世紀以降の自由と博愛に関する普遍主義者たちの議論と、人種差別と不平等の現実における隔たりである。この現実問題はしばしば移民とその子供たちとの関係の中にあるフランス社会を特徴付けている。



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