職員室から覗いた風景2

上海リビングストンアメリカンスクール・日本部の職員が管理するブログです。

合理性を憎む日本

2019-10-10 23:40:00 | ノンジャンル
日本の生産性が低いのは、我々が「合理性」を憎んでいるからだった

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64021


という記事。


教育業界でも合理性を憎む風潮はあります。

いや、むしろその最先端をいっているかもしれません。


子どものために惜しみなくパワーを使う。


それは間違っていません。

ただ非合理的な伝統や習慣により、本来集中して使うべきパワーをそこに発揮出来ない現状があります。


例えば幼稚園でいうと、お便りは手書きで、壁面装飾は手作りで、など。

また事務作業では、連絡事項は全て会議で、保護者との連絡は連絡網(電話)で、など。


もちろん、これらが全て無意味なものでないことは理解しています。

しかし、幼稚園でいうと最もパワーを伝うべきところは「保育」です。

あまりにもこれら付随するものに時間と労力を費やしているのであれば、限られた残りのパワーで保育をしなければならなくなります。


また、

効率化≒愛情がない

と捉えられてしまうこともあります。


例えば、先にあげた壁面装飾。

先生が夜なべして(古いか)作った壁面装飾には愛情がこもっているでしょう。

しかし、壁面装飾の意味は

・季節を感じること

・身近な芸術に触れること

・(誕生表など)情報を得ること

・楽しい環境で過ごすこと

など、色々あるでしょう。

であれば、夜なべしなくても工夫により目的を達成することが出来るのではないでしょうか。

例えデジタルなものであったとしても、先生が子どもたちのことを思って準備したのであれば愛情がないとは私は思いません。


この考えとは異なる意見をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

しかしSLAS日本部では、今後も合理化すべきところはどんどん行っていきます。

何より先生たちが多くのパワーを保育や指導に費やせるように。。。



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