
カンタベリー滞在最後の日、やはりこれを見ずしてこの地を後にすることはできません。そう、カンタベリー大聖堂。高校で世界史を選択した人なら知らない人はいないでしょう。英国国教会の総本山。
ホテルをチェックアウトしてスーツケースをフロントに預けて徒歩で向かいました。この地で最大の観光スポットだけあって、10時半でも結構な人だかり。聖堂はかなり大きく、中のに入るとその広さに圧倒されます。周りの人の会話を聞くと、英語ではない人が多い。欧州諸国からやって来てる人が多いのでしょう。そういえば泊まっていたホテルもイギリス人ではない人が多かった。
聖堂を見て中庭を歩いていると遠足か何かの集団の子供たちが昼食をとっていました。前を通り過ぎると一人の少年が「ハロー」と声をかけて来ました。おやと思い「どこから来たの?」と返すとなんだかもじもじして返答はない。「遠足?僕らは日本からだよ」と言うと、仲間でなにやら話した後「フレンチ」と一言。どうもフランスから遠足に来てるよう。そうか、ここはドーバーのトンネルを渡ればすぐフランスだった。東京-京都より近い距離だもんね。
大聖堂を見た後、商店街でサンドイッチを食べ、数店のショップなどを見た後カンタベリー博物館に。ここは大聖堂とは違い人がほとんどいませんでした。午後3時のロンドン行き列車に乗ろうと思っていたので、ホテルに戻りCanterbury West St.に移動。白地に黄色いラインの列車が到着に乗り込み、カンタベリーを後にしました。
さて、次の滞在ホテルは地下鉄ハイストリートケンジントン駅にあります。どの駅から”Underground”に乗り換えるのが便利か、検札に来た女性の車掌さんに聞いてみました。なにやらハンディタイプのPDAのようなもので調べてくれて、このままチャリングクロスに行きエンバンクメントからサークルラインに乗るのが良いだろうと提案してくれました。
チャリングクロスで降りて、地下鉄の駅に向かう道はイギリスに着いた最初の日のホテルへ向かう道と同じ。慣れた道を再度歩き、サークルラインのエンバンクメント駅から地下鉄に乗り込みました。
さて、イギリスでの最後の宿泊はあのダイアナ妃が住んでいたというケンジントンパレス近くのコプソーン・タラと言うホテル。ここは今まで泊まった旧い建物ではなく、現代的な普通の建物。ホテルに着くと、ここは結構日本人客が宿泊してるようで、日本語で話してる人とすれ違いました。またなにやら制服を着た東洋人の男女のご一行が。胸には”JAL”と銘記されたバッジに日本語で名前が。日航機のクルーの方々でした。
部屋に荷物をおいた後、直ぐにケンジントンガーデンに向かいました。夕方6時とは言えまだまだ明るい。ケンジントン宮殿、湖を見て、ハイドパークの方に歩いていくと何と野リスや野ウサギが!人に慣れているようで、リスは餌をねだって近付いて来ます。
2時間ほどかけて公園を散歩しホテルに戻ったものの、歩きつかれて夕食を食べに再度出かける気にもならず、ルームサービスを取ることに。ここのホテルにはマレーシアフードレストランとか言うのがあるのでメニューを見ると中華料理系のものが。疲れて大して食欲も無かったので、エッグライスとビーフ&ベジタブルとか英語で書いてあるのを頼んだらチャーハンと牛肉のピーマン炒めでした。ワンタンスープはそのまま"Wantan soup"書いてあったのだけど、他のものは材料と加工方法で記載してるのでイメージわかない。でもまあまあ美味しい中華でした。